実例のご紹介 〜アジアンインテリアの魅力〜
今回、実例をいただいたのは、プライベートサロンのインテリアコーディネート。利用されるお客様に心身ともにリラックスしていただけるよう、隠れ家のようなプライベートサロンにまとめました。東南アジアのリゾートをイメージしたアジアンスタイルのインテリアは、非日常的な癒しの空間の演出に向いています。
ラタン素材のソファやチェアは、アジアンインテリアらしさが感じられるアイテム。テーブルやパーテーションなど木製の家具も、ダークブラウンでまとめることで、落ち着きのある空間にしています。ソファや椅子の張地には、温かみのあるオフホワイトを用いて抜け感を出しました。また、太陽のぬくもりが感じられるオレンジをアクセントカラーに用いることで、南国の雰囲気を演出し、空間に彩りを添える観葉植物には、リゾート感のあるモンテスラなどをセレクトしました。
サロンインテリアの作り方
実際にサロンインテリアをコーディネートする際には、まず、ショップコンセプトを決めておくことが大切です。非日常感を演出することやプライベート感を大切にすることも、重視するべきポイントになります。
ショップコンセプトとインテリアの関係
数あるサロンの中から、お客様に選ばれるサロンになるためには、ショップコンセプトを決めて、他のサロンとの差別化を図っていくことが大切です。ショップコンセプトとは、「どんな人に」「どんなサービス(商品)を提供して」「どんな価値を提供するか」という概念をいいます。簡単にいえば、誰かにどんなサロンなのか聞かれたときの答えが、ショップコンセプトになります。
そして、ショップコンセプトが決定したら、サロンのメニューをはじめ、メニュー表や小物雑貨、そして、インテリアに至るまで、ショップコンセプトに沿ったものになるように決めていきます。特に、インテリアは、ショップコンセプトを具現化したものであるべきです。たとえば、「仕事を忘れて、心身ともにリフレッシュできるマッサージサロン」がショップコンセプトの場合、今回のようなリゾート感のあるアジアンインテリアでコーディネートすると、ショップコンセプトと非常にマッチします。
非日常を演出するインテリア空間作り
サロンに癒しを求めて訪れるお客様に満足いただくためには、サービスのクオリティはもとより、非日常を演出する空間作りもポイントになります。テーブルやソファ、椅子などのメインとなる家具だけではなく、照明のプランや壁面の見せ方も重視しましょう。
照明や壁面装飾を使って居心地が良い空間に
照明器具のLEDや蛍光灯の色は、空間の印象を大きく左右しますので、目的に合ったものを選ぶことが大切です。昼光色の青みがった照明は物が見えやすいため、パソコンなどの作業をするのには向いていますが、無機質な印象を与えます。メイクをする空間に向いているのは、太陽の自然の光に近い昼白色の照明です。
施術スペースなど落ち着いた空間を演出したい場合に向いているのは、オレンジに近い色味の電球色の照明が向いています。また、直接、蛍光灯や電球などの光源が見えない間接照明を取り入れると、リラックスできる雰囲気を醸し出せます。
また、白い壁ばかりでは殺風景な印象になりがちですので、アートパネルなどの壁面装飾を取り入れて、フォーカルポイントを作るのがおすすめです。入り口から正面の壁や広い壁が、フォーカルポイントを作る壁として向いています。インテリアとの調和がとれるように、素材感を合わせたり、全体のカラーコーディネートと統一感を持たせたりするようにしましょう。
プライベート感を保つ為のインテリアコーディネート
リラックスできる時間を求めてサロンを訪れるお客様の多くは、極力、ほかのお客様との接触を避けたいと考えているケースがほとんどです。インテリアを工夫することで、プライベート感が保てる空間になります。
パーテーションや観葉植物を使ってプライベートな空間に
完全に空間を仕切ってプライベートな空間を作るには、壁を設けて個室を作ることが考えられます。しかし、壁を作って待合スペースと施術スペースを仕切ったり、施術スペースを個室化したりすると、圧迫感が生じるケースが少なくありません。
そこで、パーテーションを使って空間を緩やかにゾーニングすると、空間の広がりを残したまま、視線を遮ることができます。パーテーションも、たとえば、ナチュラルなインテリアのサロンであれば木製のアイテムを選び、木の色目を揃えるなど、統一感を出すことが大切です。また、背の高い観葉植物は、空間に彩りを添えるだけではなく、目隠しとしても活用できます。
さいごに
サロンインテリアは、ショップコンセプトに沿ったものとなるように、コーディネートしていくことが大切です。今回の実例のように癒しの空間となるサロンには、アジアンスタイルのインテリアを取り入れると、心身をリフレッシュできる雰囲気が作れます。
サロンインテリアをご検討のお客様は、是非一度、a.flatにご相談下さい。