近頃では睡眠に対する意識が上がっており、より質の高い睡眠を得るために工夫をされている方が多くいらっしゃいます。人生の1/3は睡眠時間だと言いますが、より質の高い睡眠をとる事が日々の暮らしを充実させるのは間違いありません。そこで今回は、インテリア目線から見た質の高い睡眠をとる為の方法をご紹介致します。
質の高い睡眠のためのインテリア
キーワードは「リラックス」
質の高い睡眠を取るための外的要因は様々に考えられます。それはマットレスのクッション性からお部屋の環境、周囲の音や光まで様々です。そのような多くの外的要因に共通して言えるのは「自分の脳と身体をいかにリラックスした状態にできるか」という事です。それでは、どうしてリラックスした状態だと質の高い睡眠がとれるのでしょうか。
質の高い睡眠とは
リラックスできるお部屋作り
リゾート風インテリアで睡眠の質を高める
リゾートから取り入れたいリラックスポイント
①「自然」の癒しを感じる色合い
②「温もり」を感じる素材感
③「開放感」を演出して心にゆとりを生む
④「神秘性」が日常から離れた癒しを生む
「自然」を感じる色合いを使ったインテリア
海を感じるブルーでコーディネートされたリゾートスタイル
ベッドスプレッドからクッションに至るまでをブルーで統一し、静かな水面に花が漂うような情景をイメージしたインテリアコーディネートです。ローベッドならではの開放感も相まって、まるで自分の体も波に揺られているような、気持ちのいい睡眠へといざなってくれます。
海を感じるカラーコーディネートのポイント
リゾート地の色と言えば、海や空から連想できる「ブルー」を思い浮かべる人は多いと思います。しかし、自然界のブルーは、例えば海一つとっても場所や深さ、天候や波などに影響され、様々な色が存在します。お部屋にブルーを取り入れるときは、そのどこをイメージしたブルーを使うかがポイントです。例えば爽やかなブルーと砂浜を連想させる白やベージュを合わせればビーチのようなイメージになりますし、海の中をイメージして濃いブルーを使えば、お部屋は静かでシックな印象に仕上がります。
海をイメージしたお部屋作りのおすすめアイテム
ミニコラム -カラー別によるリラックス効果-
色にはそれぞれ特性があり、例えば寒々しそうにも見える「ブルー」には、気持ちを落ち着かせる鎮静作用が含まれていたりします。また、その色が「何を連想させるか」という事も重要です。同じブルーでも「海」なのか「空」なのか、どちらにより癒しを感じるかはそれぞれです。もちろん、夕日に癒しを感じる方はオレンジでもいいですし、森林を連想させる「グリーン」でも良いのです。重要なのは、お部屋のテーマカラーがあなたにとって癒し効果を持つかどうかです。
自然界を赤く染めるサンセットをイメージしたリゾートスタイル
お部屋に暖かさをもたらすサンセットをイメージし温暖色であるレッド系のカラーを使う事で、身も心も優しい夕日に照らされるような印象のインテリアコーディネートです。シーツや布団の色もレッド系と相性がいいブラウンをセレクトする事で、よりインテリアの完成度が上がっています。
サンセットを感じるカラーコーディネートのポイント
ブルー同様、サンセットの赤も決して単色ではなく、特に夕日は移ろいゆくものであり、そのグラデーションによりノスタルジックな癒しを感じさせます。単色で使えば情熱的な印象もあるレッド系は、他の色とのグラデーションにて癒し効果を発揮するため、ベッドルームのインテリアでは特にグラデーションを意識したお部屋作りをしてみてください。
サンセットを感じるお部屋作りのおすすめアイテム
ミニコラム -明るさと睡眠の関係-
質の高い睡眠は、お部屋の明るさにも影響を受けます。明るさは「ルクス」という単位で表しますが、一般的に30ルクス以上(室内がぼんやりと見える程度)の明かりだと眠りが浅くなると言われており、そのため就寝前は間接照明等の光が控えめな物を選ぶ事をお勧めします。また、直接光源が目に入るスマートフォンやタブレットは極力控えるようにしましょう。
「温もり」を感じる素材感に拘ったインテリア
無垢材とグリーンを合わせた温もりを感じるリゾートスタイル
無垢材は、見た目からも触り心地からも大変癒し効果の高い自然素材です。木の呼吸を感じる事でリラックス効果が得られるだけでなく、自律神経のバランスを整える作用もあるとされており、より質の高い睡眠を取りたい方には大変お勧めな自然素材です。
温もりを感じるお部屋作りのおすすめアイテム
ミニコラム -揺らぎがもたらすリラックス効果-
「開放感」が強い気持ちのいいインテリア
ロースタイルで抜け感と開放感を演出したリゾートスタイル
窓の外に見えるグリーンを邪魔しないように、ローベッドを使ったシンプルで開放感のあるインテリアコーディネートです。また、「湖水の華」をイメージしたクッションカバーがアクセントになり、リゾート感を強調しています。
お部屋に開放感を出すローベッド
ベッドの高さが低いとお部屋がスッキリするだけでなく、実際に寝転がった際に天井までの空間が広がり、圧迫感を軽減する効果があります。リゾートスタイルでは特に開放感や抜け感が重要なため、ロースタイルはa.flatでも人気の高いコーディネートです。
♢シンプルで普遍的なデザイン「チーク・ローベッド」
チーク・ローベッドv02
ヘッドボードの高さを上げる事で、ポケットコイル等の厚みのあるマットレスにも対応しました。v01もv02も脚を約10cmの物から8mmの低いものに替える事ができ、更に低くする事も可能です。
♢リゾート感の強いデザインと圧倒的な開放感「コト・ローベッド」
コト・ローベッドv02
上下左右に広がる羽型のフレームが特徴的なベッドフレームです。高さを抑えた事とそのデザイン性から畳のお部屋にも使いやすく、王道のリゾートスタイルがから和モダンスタイルまで使う事ができます。
開放感があるお部屋作りのおすすめアイテム
ミニコラム-開放感が癒しに繋がる理由-
非日常的な「神秘性」を感じるインテリア
パープルで統一した神秘性の強いリゾートスタイル
神秘的な印象を与えるパープル系のファブリックでカラコーディネートを行う事で、高級感のあるインテリアコディネートとなっています。ローベッドならではの開放感を味わいながら、ラグジュアリーで特別感のある安らぎをもたらしてくれます。
ベッドスプレッドに使われた「パウリナ」という生地は、アジアの雰囲気を醸し出す「菊」の花を模したデザインになっています。そのデザインに加えやわらかい肌触りとボリューム感が、神秘的なアジアの風を感じさせます。
神秘性を感じるお部屋作りのおすすめアイテム
ミニコラム -リゾート地の神秘性の根源とは-
質の高い睡眠を助けるリゾート風ベッドルームの作り方
ここまでご覧頂いた様に、ベッドルームをリゾートスタイルにてコーディネートする事は質の高い睡眠を得るために大変効果的です。しかし、いざご自宅のインテリアをリゾート風にしようとしても、何から始めれば良いか分からないという人も多いと思います。そんな時は、以下の手順を試してみてください。
開放感が欲しい人はローベッド、素材感を感じたい人は無垢材のベッドなど、テーマに沿ったベッドフレームを選びましょう。また、他の家具はベッドと同じ色合いやデザインの物を選ぶ事での統一感が増し、落ち着いたお部屋に仕上がります。
テーマに合わせて、またはテーマを引き立たせるようなカラーコーディネートを行いましょう。スプレッドやベッドスロー、可能であればカーテン等もしっかりと色合いを考慮して決めていければ、よりお部屋の完成度が上がります。
リゾート感を強調するインテリアを用いる事で、お部屋のテーマを強調しつつリゾートスタイルとしての完成度を高めましょう。また、間接照明等にも拘る事で心からリラックスできる空間を作る事で、質の高い睡眠を得られやすくなります。