より素敵な空間を創り上げるためには、家具だけではなくインテリアアートなどの壁面装飾にもこだわりたいものです。しかし、壁面装飾をどうやって壁に掛けたら良いのか、どんな道具を使用すれば良いのか悩まれることもあるでしょう。このコラムではそんなお悩みを解消するべく、壁面装飾を壁に掛ける方法をご案内します。
壁面装飾を飾るさまざまな掛け方・飾り方
壁面装飾を壁に掛けて飾るにはさまざまな方法がありますが、一般的には「①引っ掛ける、②吊るす、③貼る ④立て掛ける」の4つに大別することができます。もちろんそれぞれにメリットとデメリットがありますし、同じ方法の中でも使用する壁掛けの種類によっても異なります。どんな壁面装飾をどのように壁に掛けて飾りたいのかによって、最適な方法をお選びいただくと良いでしょう。
①壁面装飾を壁に引っ掛けて飾る
専用の道具を使用すればコンクリート壁にも掛けて飾れる
②壁面装飾を壁に吊るして飾る
③壁面装飾を壁に貼って飾る
④壁面装飾を壁に立て掛けて飾る
収納家具の天板や床などに置いて壁に立て掛けて飾る方法です。金具やフックを使わずに飾ることができますが、飾る場所が限られてしまいます。壁に立て掛けているだけで固定していないため、落下したり倒れてキズがつく恐れがあります。
壁面装飾を壁に掛けて飾る際の注意点
安心・安全に壁面装飾を楽しむためには、いくつか注意していただく点がございます。壁面装飾や壁が破損しないよう、特に以下の2点には注意しましょう。
壁の種類に適した壁掛け用品を使用する
壁面装飾の重量を確認・壁掛け用品の耐荷重を守る
商品の落下や破損、または壁の破損を防止するために、壁掛け用品の耐荷重と壁面装飾の重量を必ず確認しましょう。壁掛け用品の耐荷重は、その商品パッケージや販売元のホームページ等に記載されています。
a.flatの壁面装飾の重さ
・ファブリックパネル:重さ0.3~0.8kg
・ウッドパネル:重さ0.6~1.3kg
・アートパネル:重さ1~3kg
・高岡銅器 on the wall:重さ2kg
・高岡銅器 on the wall mini:重さ0.kg
・壁掛け時計:重さ0.4~1kg
アートパネルの掛け方・飾り方
それでは、ここからはa.flatの壁面装飾それぞれのおすすめの掛け方についてご紹介します。まずはアートパネルの掛け方です。アートパネルはサイズが大きく、重量のあるものもありますので、しっかりと壁に掛けられる方法が良いでしょう。a.flatでは、ピンで固定するタイプの壁掛けフックとピクチャーレールをおすすめしています。
壁掛けフックを使用した掛け方で壁に飾る
壁掛けフックにはピンで固定するタイプのものを使用します。より安全性の高い、複数のピンで固定するものがおすすめです。
【必要な物】付属金具、壁掛けフック(ピン固定タイプ)、先の細いプラスドライバー、キリ、伸縮性のない紐、メジャー
ピクチャーレールを使用した掛け方で壁に飾る
ピクチャーレールはワイヤーが左右に動き長さも変えられるので、掛けた後でも位置の調整・変更ができるのが特徴です。また、壁掛けフックよりも一般的に耐荷重が高く重量のあるものを掛けることも可能です。
【必要な物】付属金具、ピクチャーレール、先の細いプラスドライバー、キリ、メジャー ※ピクチャーレールのフックが太い場合は、サイズの合う吊り金具を別途ご用意する必要がございます。
【アートパネル商品一覧】
70,510円(税込)
70,510円(税込)
56,650円(税込)
70,510円(税込)
70,510円(税込)
70,510円(税込)
70,510円(税込)
77,110円(税込)
42,933円(税込)
ファブリックパネルの掛け方・飾り方
次にファブリックパネルの掛け方をご紹介します。ファブリックパネルは最も小さいもので重量が300gとなっているため、壁に刺し込んだ押しピンに掛けて飾ることも可能です。また、ファブリックパネルは他の壁面装飾と異なり最大4枚まで連結することが可能でサイズや重量が大きくなることもあるため、しっかりと掛けられるピン固定タイプの壁掛けフックもおすすめです。
押しピンを使用した掛け方で壁に飾る
軽いものであれば押しピンに手軽に掛けられます。1枚のファブリックパネルに対して2本の押しピンを使用するため、それぞれの押しピンを水平になる位置に刺し込むのが重要です。
【必要な物】押しピン(ファブリックパネル1枚につき2本)、メジャー
壁掛けフックを使用した掛け方で壁に飾る
小さなサイズのものを除けば、やはりしっかり掛けられる壁掛けフックの使用がおすすめです。連結したファブリックパネルの場合は、その数分だけの壁掛けフックが必要となります。水平に掛けるために、水平器をお使いになるのが良いでしょう。
【必要な物】付属金具、壁掛けフック、先の細いプラスドライバー、キリ、伸縮性のない紐、メジャー
〈ファブリックパネル単品の場合の掛け方〉
〈ファブリックパネルを連結した場合の掛け方〉
他の壁面装飾と異なり、ファブリックパネルはお好きな組み合わせに連結して飾ることができます。最大4枚のファブリックパネルを連結することができ、最大重量は1.8Kgになります。
【ファブリックパネル商品一覧】
8,976円(税込)
8,976円(税込)
8,976円(税込)
8,976円(税込)
8,976円(税込)
8,976円(税込)
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ウッドパネルの掛け方・飾り方
続いてウッドパネルの掛け方をご紹介します。ウッドパネルは他の壁面装飾と異なり裏面に空間がないため金具を隠すことができません。そのため、金具などが目立ちにくい掛け方が良いでしょう。壁の強度を保てるのであれば、釘などを使用して壁に掛ける方法もございます。また、koushiは特に重量があるため耐荷重が高い道具を使用して壁に掛けます。ピクチャーレールの使用もおすすめです。
壁に打ち込んだ釘などにウッドパネルv03を掛けて飾る
ウッドパネルv03は吊るし金具をパネル裏側に隠すことができないため、壁掛けフックを使用すると非常に目立ってしまいます。釘を打つことができる壁であれば、金具が目立ちにくく掛けることができるのでおすすめです。
【必要な物】付属金具、先の細いプラスドライバー、釘、メジャー
安心・安全に壁に掛けるために、いくつかの道具を組み合わせて使用することもできます。
ここではウッドパネルに粘着テープを補助的に使用して壁に掛ける例をご紹介します。
koushiをピクチャーレールに掛けて壁に飾る
koushiはa.flatの壁面装飾の中で最も重量があります。ピクチャレールを使用すれば安全に壁面を飾ることができるでしょう。また、koushiは始めから吊るし金具が取り付けられているため、すぐに壁に掛けることができます。
【必要な物】ピクチャーレール
【ウッドパネル商品一覧】
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壁掛け時計・花器の掛け方・飾り方
最後に壁掛け時計と花器についてご紹介します。koushi同様にもともと吊るし金具が取り付けられています。壁掛け時計や花器は落下すると怪我や破損に繋がる恐れがあるため、しっかりと固定できる方法が良いでしょう。ここでは壁掛けフックを使用した掛け方をご紹介します。
壁掛けフックを使用して時計を壁に掛けて飾る
a.flatで取り扱っている高岡銅器の壁掛け時計には、銅や真鍮といった金属が使用されています。落下による破損等の防止のため、しっかりと壁に掛けられるピン固定タイプの壁掛けフックがおすすめです。
【必要な物】壁掛けフック(ピン固定タイプ)
【壁掛け時計商品一覧】
18,700円(税込)
18,700円(税込)
15,400円(税込)
壁掛けフックを使用して花器を壁に掛けて飾る
壁掛け時計と同様に、落下による破損等の防止のため、しっかりと壁に掛けられるピン固定タイプの壁掛けフックの使用をおすすめします。
【必要な物】壁掛けフック(ピン固定タイプ)
【壁掛け花器商品一覧】
33,000円(税込)
12,100円(税込)
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壁に開いた穴や跡が気になる場合は
壁に開いた穴を補修する
壁に開いた穴が気になる場合は、市販の補修材を使用して穴を埋めましょう。色を合わせれば、どこに穴が開いていたのかほとんど分からなくなることもあります。
穴の目立ちにくい、跡の残りにくいものを使用する
粘着式のフックなどを取り付けられる場合を除いて、壁にフックやピンを取り付けるにはどうしても壁に穴を開ける必要があります。しかし、お部屋の壁に穴を開けたりすることに抵抗を感じる方もいらっしゃるでしょう。特に賃貸住宅では、壁に跡が残ってしまうのは非常に気になるものです。そんな時は、少しでも穴の目立ちにくい、跡の残りにくいものをお使いになられてはいかがでしょうか。最近では、ホチキスで留めるタイプのフックやV字の形状のピンなど、穴や跡が目立ちにくくなる様々な商品が販売されています。
【参考】今回使用した道具
a.flatの壁面装飾について
最後に色彩と素材にこだわったa.flatの壁面装飾をご紹介します。a.flatの提案するスタイルカラーに合った様々なサイズとカラーをご用意しています。
アートパネル
a.flatが提案するスタイルを日本伝統の和紙と左官技術を用いて表現しています。
ファブリックパネル
ソファカバーやチェアカバーと同じファブリック生地を使用したカラーコーディネートをお楽みいただけます。
ウッドパネルv03
無垢材の部材を一つ一つ丁寧に組み上げた素材の温もりを感じる格子デザイン。
koushi
日本の伝統技術「組子」によって生まれる格子の整然とした佇まいが魅力です。
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伝統工芸「高岡銅器」の着色技術が織りなす色鮮やかな発色が堪能できる壁掛け花器です。
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まとめ
今回の特集はいかがでしたか?壁面装飾の掛け方の疑問解決に、このコラムが少しでもお役に立てますと幸いです。より豊かに毎日を過ごすために、ぜひ壁面のコーディネートをお楽しみください。