【ホテルライク×一人暮らし】狭い部屋でもホテルのようなインテリアを再現するポイントを実例付きで解説

一人暮らしの部屋にホテルライクなインテリアコーディネートを取り入れると、どんな風に見えるのでしょうか。そしてそれにはどんなメリットがあるのでしょうか。

ホテルライクなインテリアの魅力はお分かりいただけたでしょうか。ここからは一人暮らしの部屋をホテル風にコーディネートするためのポイントを6つご紹介します。6つのポイントを全て網羅しなければならない訳ではないので、自分の部屋でもできそうなポイントから選んで取り入れてみましょう。

ホテル風の部屋づくりでまず重要なのは、一人暮らしの部屋の狭さをカモフラージュすること。そのため部屋が開放的に見えるよう家具をレイアウトしましょう。ここでは一人暮らし向けの間取りでよくあるワンルームと1LDK、それぞれの家具配置のポイントを解説します。

(1)背の高い家具は置かない
これにより奥まで視界が遮られず、壁の面積が大きく見えます。そうすると天井が高く、開放的に見えるような錯覚を起こすことができます。

(2)ベッドとソファの間は少し間隔をとる
大きな家具同士の距離が近いと窮屈な印象を与えてしまいます。間にサイドテーブルをはさむなどして、ゆとりを演出しましょう。

(1)LDKと寝室の仕切り戸を開けっ放しにする
2部屋が続き間である場合、常に扉を開けておくと一つの広い空間のように見せることができ、ホテルのような開放感にも繋がります。

(2)部屋の中央にベッドを置く
ホテルと言えばベッドを中央に配置した贅沢なレイアウト。間取りにもよりますが、ベッドの左右にゆとりが作れると、よりホテルライクに仕上がります。

ホテルといえば物がなくすっきりとした様子から非日常的な雰囲気が感じられます。そのため一人暮らしの部屋でも、なるべく物を隠して生活感を見せないような工夫が大切。そのためには収納を中心とした家具選びが重要になってきます。また、ホテルにあるような特徴的なデザインの家具をひとつでも取り入れると、雰囲気をがらっと変えることができるでしょう。

下側には大容量の引出収納や、その逆側には大きいアイテムを収めやすいオープンスペースも完備したベッドフレーム。

枕元がすっきり片付くヘッドボード収納を備えたベッドフレーム。こうして間接照明を置けばよりホテルライクな印象に。

幅770mmと小ぶりながら、見た目以上の大容量収納とデスクとしても使える機能性を兼ね備えており、まさに一人暮らしの部屋にぴったりのドレッサー。

デスクやドレッサーとしてはもちろん、飾り台などマルチに使えるアイテム。奥行380mmのコンパクト設計も一人暮らしの部屋に嬉しいポイント。

ベッドの脚元に置くフットベンチは、寝室にホテルのような高級感をもたらします。もちろん椅子としても使えるので、一人暮らしの部屋では汎用性が高いアイテムとしても活躍するでしょう。

スツールもホテルの客室や廊下などいたるところに置かれています。座るだけでなくミニテーブルにしたり、オブジェ風に飾ったりと、こちらも汎用性が高いアイテムと言えるでしょう。

「ホテル風」といってもインテリアやテーマはホテルごとに大きく異なります。そのためコーディネートを考える上で、参考にするホテルのイメージを明確にしておくと良いでしょう。また、以前に訪れた旅先や宿泊したことがあるホテルなど、大切な思い出を自宅で再現するのもおすすめです。

色はインテリアの統一感を大きく左右する要素。実際ホテルのインテリアでも、部屋ごとに「テーマカラー」を設定し、テーマカラーによって統一性を演出しているケースも多くあります。そして一人暮らしの部屋は狭いため、こうした統一感を演出しやすいという風にも捉えることができるでしょう。この章ではカラーコーディネートによる統一感の出し方について、具体的な方法やアイテムなどを解説します。

日本の住宅では照度の高い天井照明が設置されていることが多く、普段から明るい光に慣れてしまっています。一方ホテルでは部屋の何カ所かに間接照明が置かれており、夜になるとぼんやりした温かみのある光が優しく空間を照らします。つまり、ホテルライクなお部屋づくりには間接照明が欠かせないとも言えるのです。

ホテルは様々な年齢・性別の人々が利用するもの。誰もが心地よく過ごせるよう、客室の家具類については、実はシンプルなデザインが採用されていることが多いのです。そのためホテル特有のおしゃれな雰囲気は、インテリア雑貨などの装飾アイテムによる演出がポイントとも言えるでしょう。この章では一人暮らしの部屋にも取り入れやすい、ホテルライクな装飾アイテムをご紹介します。

ここからは実際にホテルライクなインテリアを取り入れたお部屋の実例をご紹介。ワンルームと1LDKそれぞれの間取りごとご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

6畳と狭いスペースをすっきり見せるため、コンパクトサイズの家具選びや、中央に抜けを作るようなレイアウトにこだわっています。また、ブラウンカラーで統一したり、インテリアアートを点在させるなど装飾も一工夫して、落ち着いた大人のためのホテル風に仕上げました。

南国のホテルをイメージした実例。赤やオレンジをメインカラーに設定し、インテリア装飾のカラーをすべて統一することで南国らしいトロピカルな雰囲気を演出。壁を有効利用したレイアウトで、6畳でも狭さを感じさせない仕上がりになっています。

ブルーで統一感を演出した、高級感のあるリゾートホテル風のワンルーム。8畳の空間にダブルベッドとソファを収めていますが、爽やかなライトブルーが開放的なイメージを生み出しています。また、目線が下に下がらないよう、壁一面にインテリアアートを飾ってバランスを整えるなどの工夫がされています。

オリエンタルなムードが漂うホテル風の実例。ソファやベッドなど場所を取る家具をロータイプにしたため、パープル×グレーのシックなカラーコーディネートでも開放感が感じられます。観葉植物や花モチーフのラグなどボタニカル要素をプラスして、リゾートらしい非日常的な雰囲気を演出した点もポイント。

アジアンリゾートのホテルを連想させる実例。ブラウンカラーの家具とグリーンで広範囲をカバーしつつ、そこへパープルのアクセントカラーを加えることで、アジアンらしい独特なリラックス空間を演出しています。また、中央に抜けを感じるレイアウトが、リゾートホテルらしいゆったりとしたイメージを生み出しています。

12畳の広々としたワンルームをさらに広く見せるため、家具は全てロータイプでまとめています。こうすることで天井が高く見え、縦の広がりを感じる開放的な空間に仕上がっています。カラーは深いブルーをメインにコーディネートし、モダンでスタイリッシュなホテルのイメージを表現しました。

リビングダイニングと寝室とが段差でゆるく区切られた開放的な間取り。それを活かすように家具もロータイプを多く取り入れました。家具やインテリア装飾は床や壁など内装のカラーと合わせてブラウンでまとめていますが、開放感があるため重たく見えず、落ち着きのある大人のシティホテルが表現されています。

6畳＋4.5畳のコンパクトな間取りが特徴の1DK。ブルーの色使いを中心に、部屋の境目を感じさせない一体感のあるインテリアコーディネートによって、入り口から寝室～ベランダまですっきり見える空間を実現しました。ダイニングテーブルを置かず、その分ソファやベッドをゆったりサイズにすることで、狭い中でもホテルのような贅沢な空間に仕上がっています。

カラーコーディネートによってハワイのホテルのような雰囲気を演出した実例。リビングダイニング9畳、寝室3畳というコンパクトな間取りのため、暗いカラーは控え目にしています。赤×グリーンのエスニックカラーをアクセントで取り入れることで視線を分散させ、トータルでバランスの良い空間に仕上がりました。

直線的で無駄のないフォルムの家具と、北欧らしい色使いによる落ち着いた佇まいの1LDK。ベージュやライトグレーなど淡いカラーをメインにすることで、ナチュラルで優しい雰囲気が漂います。隣接する寝室とも繋がりを持たせることで開放感も演出。ホテルのようなスタイリッシュさと住みやすさを両立した仕上がりとなっています。

リビングダイニングと寝室とを繋げて広々としたワンルーム風に使用している実例。ベッドは寝室の中央に配置して、ホテルのように贅沢なイメージを演出。こうした落ち着いた赤やパープルカラーを多めに取り入れると、オリエンタルでムードのある雰囲気が作れます。

都会のミニ戸建てを購入された一人暮らし男性の実例です。コンクリート打ちっぱなしの戸建てに、モダンなリゾート感のある家具・インテリアをコーディネート。冷たさのある落ち着いた雰囲気の中にも木の家具や、爽やかな青緑のインテリアによって、モダンリゾートの空間を実現しました。

シティホテルのようにモダンでクールな雰囲気のベッドルーム。こうした雰囲気づくりには、ベッドメイキングやインテリア装飾が欠かせません。ベッドにはベッドスプレッドと花柄のスローを掛けて、常に整った印象をキープすることが可能。また、独特なデザインが特徴のフロアランプやアートパネルが良いスパイスになっています。

海を臨む17畳の広々としたリビングダイニングを、爽やかな海辺のリゾートホテル風に仕上げた実例。風景を損なわないようローソファを取り入れて開放感を演出。L字のゆったりとしたソファも、リラックスした雰囲気を助長しています。白が中心の明るい内装を活かして爽やかなブルーや花柄をアクセントに加えた点もポイント。

LDKの中にリビングと書斎スペースを取り入れた一人暮らし女子の実例。パープルを中心に彩り、ソファカバーやラグ、照明などでこだわりの部屋を作りあげました。また、要所に取り入れた植栽やおしゃれなインテリアが、ホテルライクなムードを高めています。

シャビーシックな雰囲気の造作家具を取り入れた、ブラウンの無垢材家具やグリーンのファブリックカラーをバランスよく散りばめたリビングダイニング。ローソファをセレクトすることで、お部屋のどこにいてもタワーマンションの眺望を楽しめます。自宅で毎日ホテルライクな暮らしができる魅力的なお部屋に仕上がりました。

ホテルライクなコーディネートにしたいと思っていても、頭の中だけで具体的なイメージを膨らませるのは意外と難しいもの。そこでおすすめなのが、お部屋のインテリアを3Dで再現することのできるシミュレーションソフトの利用です。

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