魅力的な紫のインテリアで差をつけるテクニック集～相性の良い紫×グレーのインテリアも紹介～

英語ではパープル、日本では紫の名で親しまれてきた色は、エネルギッシュで活動的な「赤」、落ち着いた冷静な「青」が混ざりできた色合いです。お互いの色が持つ相反するイメージが、紫に二面性を持たせ、ミステリアスで神秘的な大人の雰囲気を作り出しています。また優雅で上品、高級感のあるイメージを作り出す色です。

紫のインテリアは、非日常感がある特別な色として、多くの人を魅了してくれます。またアクセントとして取り入れる紫は、他の色では表現できない特別感が魅力です。リゾート地などの特別な場所を意識した空間作りや、大人のインテリアコーディネートにも多く採用されています。

紫を上手くお部屋のインテリアに取り入れるためには、紫に組み合わせるカラー選びにこだわることです。そもそも紫に合う相性の良い色などを理解しておくことで、好みの紫で作るインテリアをより引き立てることができます。次の章でお話しする、具体的な紫のカラーコーディネートのポイントやテクニックを参考にしましょう。

紫は赤と青を混ぜ合わせた色で、赤みを強くすれば上品でエレガントな印象に、青の強い紫はスタイリッシュでクールな印象を作ることができます。寒色でも暖色でもない紫は季節を問わない色なので、インテリアとしては通年使うこと可能な色です。

紫は派手で少し取り入れるには、抵抗があると思うかもしれません。しかし紫が持つ特別感を上手く差し色として取り入れるだけなら意外と使いやすく、部屋の印象をガラッと変えることができます。

すでに紫のインテリアコーデにチャレンジして後悔、失敗した方に多い例は、部屋全体に対して紫を取り入れる量が多過ぎたパターンです。紫は特別感があり、主張しやすい色のため、使い過ぎてしまうと想像以上に重たい印象になってしまいます。

組み合わせやすく、紫との相性もぴったりのグレーのインテリア。上品で洗練されたイメージを作るグレーは、紫の華やかさや存在感を上手く引き出してくれます。白を基調としたすっきりとした空間に、紫とグレーを取り入れることで高級感もしっかりとプラスされておすすめです。

一見紫と緑の組み合わせは難しそうですよね。しかしアジアンリゾートをイメージしたようなミステリアスで神秘的な空間には、紫と緑を組み合わせることが効果的です。非日常感を作り出すこの紫×緑の組み合わせは、他にはないオリジナリティーを希望される方にぴったりだと感じます。

紫とピンクの組み合わせも、実は相性の良いカラーです。そもそも紫の赤みを強くすることでピンクに近くなるため、組み合わせることで綺麗なグラデーションを表現できます。華やかな印象を与えてくれ、お部屋を明るく見せてくれます。

マンションや戸建てなどの居住空間は、白の壁で統一されていることが多く、内装との繋がりも作りやすい紫×白のインテリア。すっきりと爽やかな印象の白に、アクセントカラーとして取り入れる紫のインテリアは、しっかりと主張されて存在感を出すことができます。

大人の高級感が漂う黒と紫を合わせたインテリアは、ワンランク上の上品さを作り出す組み合わせです。主張の強い黒の柄物やレザーなど、しっかりと存在感のある黒を柔らかくスマートできる紫はおすすめです。

床材や家具全般に使われることが多い木材。この木材の多くが茶色で、カラーコーデの組み合わせでも意識しておく必要がある色です。紫と茶色のインテリアは温かみを与え、シックで高級感を演出したコーディネートにぴったりで、上品なアジアンスタイルにも馴染みます。

柔らかく明るい印象を与える黄色と、紫のインテリアの組み合わせは相性が良く、補色の関係にあたるのでメリハリの効いた空間を作り出したい方におすすめです。華やかにお部屋を見せたいとお考えの方は、明るめの黄色を合わせてみましょう。

紫とオレンジを組み合わせるインテリアは、アジアのリゾート地でも使われることがある特別感たっぷりのコーディネート。床材が明るいブラウンの部屋なら繋がりも作ることができ、まとまった印象を与えてくれます。

一見個性的な組み合わせと思われるかもしれませんが、紫とブルーのインテリアも近い関係性の色なのでまとまりがあります。爽やかな印象を作るブルーを紫と合わせることで、スマートで洗練されたイメージを作り出すことができ、ワンランクおしゃれな雰囲気を与えていますね。

風水における紫の効果は、「仕事運」や「出世運」に効果的とされています。またインスピレーションを高めて、集中できる効果もある色です。情動的に動いてしまいそうな時に一歩引いた目線で物事を考えられるため、 自然と落ち着いた行動や、冷静な判断ができるようになるでしょう。

紫中心でも同じトーンの紫ばかりで揃えると、色の広がりがなく重たい印象になります。そのため紫中心のインテリアで揃える時は、同じ紫でも少しトーンを変えた紫と組み合わせてグラデーションになるように意識してみましょう。

紫はインテリアや家具など、どこに取り入れることが効果的なのでしょうか。すべての場所に紫を入れてもしつこくなってしまうため、どれくらい紫を取り入れれるのかを考えておきましょう。しっかりと紫を印象付けたい場合は面積の大きいソファ本体やベッドスプレッド、カーテンなどに。控えめにアクセントとして使いたい場合はクッションや小物から始めることがポイントです。

まずグレーはなぜ紫のインテリアと非常に相性が良いのでしょうか。紫は高級感があり特別感のある素敵な色です。その紫の良さを邪魔せずに上手く引き立てるためには、色の強さを抑えたグレーと組み合わせることで、バランスが取れて紫を綺麗に見せてくれます。

洗練されたスタイリッシュなイメージを作るグレーの家具は、紫をより魅力的に見せてくれるおすすめアイテムです。控えめなグレーだからこそ、紫のインテリアが表現する、華やかさや特別感をたっぷりと引き出してくれます。グレーの家具はお部屋に合わせやすく、紫を取り入れたい方は空間に合わせやすい点も魅力です。

クッションカバーは主にソファ周りやベッド上、床座などで使用することの多いインテリアアイテムです。ご自身でもカバーの交換がしやすく、紫のバリエーションや柄物なども豊富なため、はじめにチャレンジしやすいアイテムといえます。

リビングダイニングは比較的インテリアにカラーを取り入れやすい空間ですが、寝室は広さも限られておりカラーコーデをしにくいスペースです。ですがベッドスプレッドやベッドスローに紫を取り入れることで、一気に華やかなイメージが作れます。ベッドスローはホテルでもよく使用されており、特別感を気軽にプラスできるアイテムです。

ファブリックパネルは好きな色のファブリックを選び、空間にあった大きさで作ることが可能です。シンプルな1枚使いでアクセントを控えめにプラスすることも良し、複数枚を繋ぎ合わせてしっかりと紫のグラデーションで見せることもできます。

アジアに生息するロータス（蓮）から着想を得たデザインが魅力のスタイルラグ ロータス。様々な紫で表現した花びらや毛足の長さの違いによって、浮かび上がる美しい蓮の花。光沢のあるナイロン糸をミックスしたベージュ色の背景がさらに高級感と華やかさを引き立たせます。

家具だけでなくアクセントクロスなどの内装や、ちょっとしたインテリア小物にもこだわることで、さらに特別感が溢れるおしゃれな紫の空間を作ることができます。アクセントクロスは意外とコストも抑えることができ、リノベーションやリフォームをされる方ならこだわっていただきたい部分です。

ここではモダン×紫でインテリアコーディネートされた実例をご紹介いたします。洗練された印象を作るモダンテイストに、紫の高級感を加えることで、上品な雰囲気をしっかりと与えられる組み合わせです。

リビング中央にはゆったりと寛ぐことができる、ラウンジチェアを配置しています。存在感のあるソファやチェアなどに1つ紫のクッションを追加するだけでも、華やかに彩ることができますね。

アジアに生息するロータス（蓮）から着想を得たデザインが魅力のスタイルラグ ロータス。様々な紫で表現した花びらや毛足の長さの違いによって、浮かび上がる美しい蓮の花をお部屋に咲かすことができます。

ダイニングスペースから繋がる屋外のスペースにも、紫のファブリックを加えた屋外家具を取り入れています。このようにリビング、ダイニング、屋外スペースに統一感を作ることで、おしゃれ度も格段にアップしますね。

ここではリゾート×紫でインテリアコーディネートされた実例をご紹介いたします。非日常感を楽しめるリゾート地は、多くの方が心癒される特別な場所。その特別感を紫で表現することで、空間にリゾートムードを作り出してくれます。

リゾート地の特別感をアップさせたい方には、ファブリックに柄物のクッションを追加することがおすすめです。こちらの空間では紫のグラデーションを作りながら、ヤシの木柄のクッションを加えてリゾートムードを高めています。

リゾートムードたっぷりの屋外空間には、紫を差し色に加えることで一気に特別感がアップします。開放的な非日常空間には紫がとても映えるため、是非屋外スペースにもアクセント使いとして、紫を取り入れてみましょう。

紫の神秘的な雰囲気を高めてくれる、アジアンテイストのコーディネートは紫との相性が抜群です。ミステリアスな魅力を持つアジアンテイストの特別感を、紫ベースにした色の組み合わせで表現しています。

紫のインテリア空間はダークブラウンの家具や、壁面に素材感がしっかりと出るタイルなどを組み合わせると高級感がさらにアップします。アジアンスタイルのような特別感を意識したい方にもおすすめです。

リビングの壁面には、鮮やかな紫のアートパネルを繋げてアクセントをプラスしました。紫のカラーコーディネートを行う際は、壁面もバランス良く飾ることで部屋全体がおしゃれにまとまります。

書斎にアジアンムードを高めるため、壁面には紫の花柄がアクセントのなったファブリックパネルを取り入れています。プライベート空間を心地よく過ごしていただくためにはおすすめのアイテムです。

紫は日本でも、昔から高貴な色として使われてきた歴史のある色です。インテリアでも和を感じされせるスタイルと、紫を組み合わせたコーディネートはとても相性が良く、和室などの空間に取り入れることで品のある部屋を実現できます。

まずはお持ちの図面や採寸頂いた空間のサイズをもとに、実際の部屋と同じサイズの空間を作成。図面に合わせた正確なサイズで全ての部屋を再現していきますので、いざ部屋に家具を置いた時にイメージしていた大きさと違うなどの失敗もなく、安心して家具を選ぶことに専念できます。

お客様の生活スタイルや家族構成をお聞きしながら、空間に対して最適な家具配置提案を行い、お客様と確認しながら理想の配置を決定。家具やインテリア、アクセントとなる素材選び、お持ちの家具と合ったサイズとのバランスも重視しながら、実際の快適な生活空間を意識してご案内します。

家具選びの次はソファやクッション、ラグやカーテンなどにお好みのインテリアスタイルをイメージしてカラーコーディネート。細かな調整を行いながら最終的な理想の空間を完成させます。

今回は魅力溢れる紫のインテリアコーディネートを特集させて頂きました。紫色が持つ、華やかで、落ち着いた高級感と、神秘的な大人のイメージを、是非ご自宅のインテリアにも取り入れてみて下さい。紫はあなただけの、特別な大人の空間作りを叶えてくれます。