プロが提案する家具選びのこだわり方

プロが提案する家具選びのこだわり方

大きな買い物である家具選びを失敗したくないと、インターネットなどを利用して様々な情報収集をする方も多いと思います。しかし情報が多いほどどうやって選べばよいかという迷いも増えてしまいますよね。多くの選択肢から理想の家具を選ぶためには、自分なりの家具選びのこだわりポイントを決めておく必要があります。この特集では、インテリアのプロが提案する家具選びのこだわりポイントをご紹介したいと思います。

家具選びの基本をおさらい

自分で家具を選ぶ場合も、コーディネーターやショップスタッフなどインテリアのプロに相談する場合にも、まずは3つの基本をおさえておくことが重要になります。この工程を踏むことでお部屋づくりをスムーズに進めることができます。

①理想のイメージを決めておく

具体的な家具選びの前に、まずは自分の理想とするお部屋のイメージを持つことからはじめましょう。そうすることで、選ぶべきインテリアのテイストを絞り込むことができます。すぐに思い浮かばないという方はイメージづくりのツールとして、Webサイト、カタログ、雑誌などを参考にしてみると良いでしょう。

②ライフスタイルや家での過ごし方を整理しておく

自分や家族が家のどこでどんな風に過ごしているかを振り返ってみましょう。そうすることで、必要な家具の種類やタイプが絞られてきます。基本的には、家族暮らしの場合はリビングダイニングなど人が集まる部屋、1人暮らしの場合はどこで過ごす時間が長いかという点を重視するケースが多くなります。

③間取りをチェックしておく

引っ越し等のタイミングで家具選びをする場合、新しいお部屋の間取りやサイズを事前に確認しておく必要があります。そうすることで、家具のサイズと配置方法が絞られてきます。ネットや店舗で家具を探す際は、お部屋の図面を用意しておくとプロに相談する際もスムーズに進めることができます。

こだわりを持った家具選びのメリットとは

家具選びにこだわるということは、時間や手間をかければかける程いいという訳ではありません。それよりもどんな部屋にしたいかという理想と、決まった間取りに対してどんな家具が置けるかといった現実を理解し、それに必要な情報を得て絞り込んでいくのが家具選びの理想的な流れになります。自分に合った「こだわり」を持つことでスムーズに、そして愛着を持った家具を見つけやすくなります。多くの時間を過ごす住まいの環境を整えることはそこで暮らす人の心とからだにも影響を与えるため、まず自分にあった「こだわり」を持つところからはじめてみましょう。

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家具選びでプロが注目するこだわりポイントとは

上記でおさえた基本の他にも様々な視点で最適な家具を見極めるのが、プロならではの家具選びです。インテリアのプロは、多くの要素の中からお客様がどの点を重視されているかを見極めて家具を選び、最適な提案をします。ここでは家具選びでプロがこだわりたいポイントをいくつかご紹介します。

■使い勝手が良いかどうか

家具選びではデザインやカラーなどについ目が行きがちですが、機能性や使い勝手の面も大切なポイントになります。毎日使う家具は特にこの部分にこだわりましょう。

(例)テーブルの昇降機能
テーブルの高さを簡単に変えることができれば、場所や合わせるソファを選ばず使うことができます。

(例)1台で2役のドレッサー
天板を閉じればノートPCや書き物などができるドレッサー。1人暮らしのワンルーム等におすすめです。

(例)小物が置けるベッド
サイドフレームに小物を置ければ枕元がスッキリし、さらにベッドサイドのテーブルも不要に。コンセント付きも便利な機能です。

■手持ちの家具との相性

家具は一式まとめて購入するよりも、新しいものに買い替えたり、買い足したりする機会の方が多くなります。そのため今あるものと新しい家具の相性をみる必要があります。無理にブランドやテイストを揃えるという事よりも、色や素材など共通項目をつくることでバラバラなイメージを防ぐことができます。

■将来性

家具は一生ものの買い物とよく言われるように、気に入ったものとは永く付き合っていきたいですよね。永く使い続けるためには耐久性を最重視しがちですが、それよりもライフスタイルの変化に対応できるかどうかや、あまり手間をかけずにメンテナンスが出来るかどうかが重要になることもあります。

最初に2人掛けソファを購入。

パーツを買い足して3人掛けのカウチソファに。

座面の汚れやクッションがへたってきたら新しいカバーや中材に交換をする。

塗装や汚れが気になってきたらメーカーで修理してもらう。

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■細部のこだわり

こだわって作られた家具には、後ろや裏側などぱっと見ただけでは分からない部分もにデザイン性や機能性を向上させるための工夫がされています。こうした情報がきちんとWeb上やネットショップに掲載されているかどうかをチェックすることで、良い家具を扱うブランドかどうかの判断材料にすることもできます。

(例)ハイバックでも空間に圧迫感を与えないよう、背もたれにスリットを入れて抜け感を作っています。

(例)無垢材のダイニングテーブルの裏には、乾燥による反り止め用の金属が取り付けられています。

a.flatの家具選びでこだわりたいポイント

家具選びのこだわりは人それぞれですが、大切な要素にも関わらず意外と見落としがちなポイントも少なくはありません。比較したときにほんの少しの違いでも、そこに自分のこだわりを持って選択することがワンランク上の家具選びなのです。そこで、a.flatの家具を選ぶ中でこだわりたいポイントをいくつかご紹介します。

ソファのサイズ感

ソファのサイズを決める際によくあるのが、2人掛けと2.5人掛けどちらが良いのかという悩み。微妙な差なので間取りに余裕があれば大きい方をと決めがちですが、スペースがあると思っていても注意しなければならないポイントがあります。

■2人掛けをおすすめしたいパターン

ソファの幅が収まると思っていても、すぐそこに扉や家具が隣接している場合は必ず動線を確保しなければなりません。ソファに座っている時にゆとりがあっても、通り道が狭くなってしまっては意味がないですよね。1LDKやワンルームなど狭い間取りでは特に注意が必要です。

(例)1LDK
一見ゆとりがあるように見えますが、2.5人掛けを置いてしまうとダイニングチェアに腰掛けることができなくなってしまうので注意が必要。

(例)ワンルーム
この場合、2.5人掛けを置いてしまうと収納扉を開けることができなくなってしまうので注意しましょう。

■2.5人掛けをおすすめしたいパターン

動線を確保した上でソファを置くスペースに余裕がある場合は、2.5人掛けをおすすめします。特に2人並んで座ることが多く、また寝転んだり様々な姿勢で寛ぎたいという場合はソファ自体にゆとりが必要になります。

幅1550㎜と一般的なサイズの2人掛け。大人2人で座れますが、そこまでの間隔はありません。

幅1850㎜の2.5人掛け。通常2人掛けと2.5人掛けは約300㎜ほど差があります。比べてみると一人ひとりのスペースに余裕があることが分かります。

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塗装の色

同じ家具でも塗装の色によって印象が変わります。家具単体で見た際の好みで決めるのもよいですが、どんなイメージのお部屋にしたいのか、どんなカラーコーディネートをしたいかなど、インテリア全体の方向性も踏まえることでまとまりのあるお部屋に仕上がります。

ヒヤシンス(ノーマル色)が似合うテイスト
→リゾート、ナチュラル、カントリーなど

ヒヤシンス(ダークグレー色)が似合うテイスト
→モダン、シック、和風など

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収納家具の開け方・種類

収納家具は引き出しタイプや扉付きのものなど様々ありますが、同じサイズでも中に収めるものによって向き不向きがあります。お部屋を散らかさずにきれいな状態を保つためには、「使ったら必ず定位置に戻す」ことが大切になります。そのため収納家具を選ぶ際は、どの部屋でどんなものを仕舞うのかを予め考えておくと失敗しないでしょう。

キャビネット

ルーバー・キャビネットはリビングや寝室など様々な場所や用途で使えるよう、開き扉タイプ(D1)、引出タイプ(D2)の2パターンをラインナップしています。

開き扉タイプ(D1)
雑誌など高さのあるものを下段の扉内に収納することができます。そのため比較的リビングで利用されるケースが多いのがこちら。

引出タイプ(D2)
浅めの引き出しは、ぱっと見てどこに何があるのかすぐに分かるのが利点。衣装箪笥などの用途が多いので寝室などで利用されるケースが多くなっています。

ユニット収納

組合せにより自由自在に自分だけの収納を作ることができるキューブシリーズ。その中でも使いやすいサイズとして人気なのが2ユニットキューブです。v01とv04の2種類がありますが、どちらを選べばよいか分からないという場合は配置方法によって判断するのがおすすめ。

2ユニットキューブv01
オープンスペースが2段のタイプで、別売りの引き出しを入れて使うこともできます。v04は縦置きのみのため、横置きで使いたいという場合はこちらを選ぶと良いでしょう。

2ユニットキューブv04
1段にドロワー2杯が付属されたタイプ。細々したものを収納できる浅めの引き出しが良いという方におすすめです。

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脚の有無

畳文化の日本では昔から脚のない家具が主流でしたが、アンティーク家具や北欧家具に見られるように海外では脚付きの家具が多く見られます。家具のデザインは脚がついているか、そうでないかによってイメージが大きく左右されます。そのためそれぞれのメリットを理解した上で選ぶことをおすすめします。

●脚付きタイプのメリット・・・圧迫感が少ない、デザイン性がある、通気性がよい、掃除がしやすい
●脚なしタイプのメリット・・・安定感がある、ロースタイルを演出できる、畳の上でも跡がつきにくい

~テレビボードで比較~

脚付きタイプ
脚から後ろの白壁がのぞいている様子から抜け感を感じることができます。

脚なしタイプ
脚がないことで直線的なイメージがさらに強調され、ルーバーデザインとうまくマッチしています。

~ベッドで比較~

脚付きタイプ
脚の高さは掃除機ヘッドやお掃除ロボットが入る100㎜。脚とはいっても角材を使用しているため、重厚感と頑丈さもしっかり兼ね備えています。

脚なしタイプ
寝た際に床と近くなるため、ベッドに上がりつつも敷布団で寝ているような安定感を感じられます。

■その他の脚付き家具

■その他の脚なし家具

家具選びで役立つ便利なweb機能

家具選びをする際、まずインターネットで情報収集をするところからはじめる方が多いのではないでしょうか。
ウェブ上には膨大な数の情報が溢れているため、情報を整理することが大切です。また、家具選びと並行してお部屋の完成形をイメージできれば失敗を防ぐことができます。こうした便利な機能は無料で誰でも使うことができるサイトもあるので、気軽に利用してみましょう。

お気に入り機能を活用する

web上で様々なページを見ているうちに、気になった商品がどこにあるか分からなくなってしまったなんて経験はありませんか?そんなときは多くの通販サイトにある「お気に入り機能」を活用しましょう。再訪問したときに、前回気になっていた商品をリストからすぐに確認することができます。

a.flatネットショップには気になる商品を登録しておいて後から比較・検討ができるマイリスト機能があります。各商品ページにある「マイリストに追加」というボタンを押すだけで登録が完了します。

登録した商品はマイリスト一覧に表示され、そこから商品ページに移動することができます。さらに見積もりを確認したり、その見積もりを印刷することができます。

3Dシミュレーションソフトを活用する

家具を選ぶ際、どうやって配置すればよいか、自宅の部屋に似合うのかどうかなどを頭の中でイメージします。そうしたイメージをシミュレーションで再現できれば安心して家具を検討することができますよね。a.flatではパソコンやスマートフォンで誰でも使うことができる3Dシミュレーションソフトをご用意しています。

a.flatの3Dシミュレーションソフトはダウンロードや登録不要で、ネット回線が接続していれば利用可能です。自宅の間取りを再現し、そこへ気になる家具を配置することで、部屋がイメージ通りかを確認することができます。

a.flatの3Dシミュレーションソフトはパソコンやスマートフォン、タブレット端末で操作が可能。作成したデータを家族や知人に見せたり、外出先で使うことができるのでいつでも気軽に使うことができます。

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  • 【3Dシミュレーション】自分でできる理想のインテリアと家具配置
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    部屋のインテリアコーディネート、家具レイアウトをご自身で検討する場合、まず部屋づくりの知識が必要です。お部屋の間取り(1LDK・2LDK・3LDK)を確認し、理想のイメージが頭の中で描けてきたら、今度はそのイメージを再現して検討したくなります。ここでは、自分でインテリアコーディネート、家具配置、色合わせをするための流れや、ご参考になる様々な部屋作り情報、ご自身の思い描く理想のお部屋のイメージを再現する3Dシミュレーションソフトについてご紹介させて頂きます。

プロによるこだわりの家具選び・お部屋づくりが叶うコーディネートサービスとは

家具選びでお悩みの場合は、コーディネーターやショップスタッフなどインテリアのプロに相談してみるのがおすすめです。a.flatでは3Dシミュレーションソフトなどを使いながら、お客様のお部屋づくりや家具選びのサポートを行っています。

店舗で相談
a.flatの店舗にご来店いただければ、商品の実物を見ながら提案やアドバイスをさせて頂きます。

電話やメールで相談
ネットショップではa.flatの家具をご検討で、遠方や時間がなくご来店が難しいというお客様向けにメールや電話でのご相談を承っています。

プロによる家具選び・お部屋づくりの事例

a.flatスタッフが実際に家具選びやお部屋づくりをお手伝いさせていただいた事例をご紹介します。

1人暮らしワンルーム

広めのワンルーム10畳に置く家具一式やレイアウトのご相談案件。落ち着いた印象のアジアンリゾート風ワンルームがご希望だったため、理想に近づけるようご提案やアドバイスをさせて頂きました。

①まずシミュレーションソフトで間取りを再現し、家具のサイズや配置を確認しながら商品を絞り込んでいきます。

②柱まわりのスペースをうまく有効活用できるよう、自由に形が作れるユニット収納をご提案。

③家具や配置が決まったら、最後にカラーコーディネートや雑貨などでアジアンらしさを演出しました。

2人暮らし2LDK

タワーマンションのご購入を機にリビングダイニングに置く家具のご相談をいただきました。窓に囲まれた角部屋から一望できる都会の景色に相応しいよう「上質な大人のインテリアコーディネート」をコンセプトに、カラーコーディネートや家具選びを提案させて頂きました。

①まずシミュレーションソフトで間取りを再現し、家具のサイズや配置を確認しながら商品を絞り込んでいきます。

②お部屋の形が複雑で想像がし難いため、3Dをご覧頂きながらイメージを膨らませていきます。

③窓に沿わせる配置に決まったため奥行きがコンパクトなソファや、それとは別にラウンジチェアを置くこと等を提案しました。

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  • お部屋のインテリアコーディネート実例を探す

    a.flatでご購入頂いたお客様宅のインテリアコーディネート実例です。マンションや戸建てなど実際にご利用中のお客様宅実例をご覧頂いて、イメージやサイズ感などお部屋作りのご参考にしてください。床色はグレーやナチュラルなどを基調とし、部屋のテーマカラーはブラウン、グレー、ブルー等を取り入れています。リビング、ダイニング、1LDK、2LDK、寝室など、一人暮らしや二人暮らし、家族暮らしのライフスタイルに合わせたコーディネートも豊富にご紹介しています。マンション、戸建て、別荘といった住まいのタイプに応じたスタイリングも、a.flatの提案するインテリアのスタイルコーディネートとして掲載しています。

まとめ

インテリアのプロがおすすめする家具選びのこだわり方はいかがでしたでしょうか。家具選びは難しいイメージがつきものですが、理想のイメージ・生活スタイル・間取りという基本をある程度明確にしておけば意外とスムーズに進みます。そうした基本にプラスする形でこだわりを足していくと、理想の家具を見つけることができるでしょう。そして不安なときにはプロに相談するのもおすすめです。


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