私たちはほぼ毎日、自宅のインテリアを目にしたり家具を使用したりしますよね。そのため、どんなにこだわって最初から作り込んだコーディネートでも、逆にシンプルでベーシックなコーディネートでも、見慣れるうちに飽きてきたと感じることもあるのではないでしょうか。そこで今回は、いつまでも飽きずに長く楽しむことができるお部屋づくりのテクニックやコツをご提案します。
いつまでも飽きないインテリアの特徴とは
「飽きない」に定義はなく人それぞれの感じ方がありますが、その空間にあるものを使い続けるうちに仕様やデザインに慣れ、完全に生活の一部として溶け込み過ぎてしまった時に飽きを感じる傾向があります。これを踏まえると、生活空間のどこかにあえてテイストを外した場所を作ったり、自分らしいこだわりのポイントを作ることがいつまでも飽きないインテリアの特徴になっていくのです。
テイストをまとめ過ぎない
インテリアのテイストをシンプルなもので統一するとすっきりと洗練されて見えますが、割と早い段階で見慣れるので飽きに繋がりやすい場合もあります。一方である程度まとまりがありテーマ性を感じられつつも、どこかしらに異なるデザインや素材のものをミックスした程よく自由なコーディネートはいつ見ても新鮮に感じます。
◎テイストを揃え過ぎず、ほどよくまとまった事例
ベースカラーやアクセントカラーはまとめられつつ、ソファ同士はあえてデザインや素材が異なるものを組み合わせるなど、飽きない工夫が見られます。
どこかに必ずこだわりを取り入れる
部屋全体でなくてもどこか1か所に自分なりにこだわったポイントがある空間は愛着が湧きます。例えば思い出の品をディスプレイしたり、好きな雑貨や色でまとめたコーナーを作ったりと日常生活の中にも自分らしさやこだわりが垣間見えるようにすることで、飽きとは無縁の空間づくりに繋がるでしょう。
飽きないインテリアコーディネートづくり
実際にいつまでも飽きないインテリアをつくるためには、大体の理想のイメージを持ってから家具→装飾と順を追ってコーディネートしていくことが大切です。そして、最初から理想のお部屋を作り込むのではなく、自分のライフスタイルに合わせながら、徐々に理想へと近づけていくと変化を感じられ、飽きずに楽しみ続けることができるでしょう。
STEP1 ベースづくり
お部屋づくりを始める際に、まずは自分の好みや生活スタイルには、どのようなテイストのインテリアが合うのかを大まかに決める必要があります。更にこれからライフスタイルの変化があるかどうか等、将来的も見据えて大体のベースをつくることがインテリアを飽きずに長く楽しむコツになります。
■変化に対応しやすいミックススタイル
ひとつの空間に異なるテイストの家具をコーディネートしたミックススタイルは、型にはまらないオリジナルのインテリアを表現することができるので、いつ見ても新鮮で飽きません。また、少しだけ印象を変えたいという時でもどちらかのテイストに寄せたり、更に別のテイストの家具や雑貨を加えてみたりと調整がしやすい点も魅力です。アジアンテイストをベースに異なるテイストをミックスさせたコーディネート実例を見てみましょう。
モダン×アジアン
モダンな内装のお部屋に、アジアンらしいヒヤシンス素材の家具をコーディネート。シャープなデザインやダークブラウン色がモダンな印象を与えつつ、そこへ素材感を加えて、リラックスした印象をプラスしています。
レトロ×アジアン
クラシックなデザインの家具と、アジアンなヒヤシンス家具をミックスしたコーディネート。合わないイメージが強いテイスト同士ですが、色を合わせたり、雑貨の配置にこだわることでうまく溶け込ませることができます。
和×アジアン
座椅子やローソファなど、和を感じる床座のスタイルに、ヒヤシンス素材でアジアンな要素をミックスしています。こうして個性的な素材を取り入れてみると、シンプルになり過ぎずバランスが取れるでしょう。
ナチュラル×モダン
柔らかな印象の無垢材と、スタイリッシュなデザインが融合したベッドを中心に、ミックススタイルを演出。色合いはまとめつつも、さり気なく様々なテイストが加わることで、飽きを感じさせません。
STEP2 家具選び
ある程度お部屋のイメージが固まってきたら実際に置く家具を選びます。ここでは飽きずに長く使い続けることができる家具選びのポイントを紹介します。
■深まる味わいを楽しめる自然素材の家具を選ぶ
自然素材でできた家具は使い込むほどに風合いが増し、経年変化を楽しむことができます。年月が経つことで生まれる味わいや独特の質感は自分だけのオリジナルとなり、それを使い続けることで愛着が湧くためいつまでも飽きがこないのです。
無垢材とは丸太から切り出された木そのもので、木が持つ温もりのある質感や風合いを味わうことができる点が特徴。使うほどに色や質感に深みがでてくるなど、経年変化も楽しむことができます。また、ちょっとした傷がついても目立ちにくい点も、気軽に使い続けられるポイントです。
307,384円(税込)
130,262円(税込)
59,730円(税込)
129,096円(税込)
日本では「籐」の名称で古くから親しまれているラタンは、しなやかでありながら引張り強度が非常に高く、堅牢さも持ち合わせています。a.flatでは、頑丈な木製フレームの上に丁寧に下処理を施したラタン材をしっかりと編み込んでいるため、毎日使い続けながらその味わいを深めていくことができます。
223,421円(税込)
236,335円(税込)
39,490円(税込)
45,320円(税込)
熱帯の川や湖に繁殖する水草の茎の部分を刈り取り、乾燥させて丁寧にロープ状に編みこむことで、頑丈なヒヤシンス素材が出来上がります。手触りが柔らかですべすべと気持ちが良いので、たくさん使いながら味わいを深めていくことができます。元々ムラのある塗装なので、日焼けや補修跡も目立ちにくく、気軽に使いやすい点も魅力です。
193,996円(税込)
75,900円(税込)
56,430円(税込)
28,710円(税込)
天然素材の家具は修理やメンテナンスが難しいというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。a.flatでは自社でメンテナンスができるサービス・環境を整えておりますので、安心して家具を長くお使い頂けます。
■気軽に移動・配置替えができる家具を選ぶ
お部屋全体を大型の家具で揃えてしまうとレイアウトが定まり、自分で気軽に動かすことが困難なため飽きに繋がりやすくなってしまいます。そこでコンパクトサイズで動かしやすい家具や何通りかの組み合わせ方ができる家具をコーディネートに取り入れると、自由度が増して飽きずに長く使い続けることができます。
ラン・コンパクトソファシリーズは、コンパクトな形とパーツ単品でも組み合わせでも使用できる点が魅力です。パーツ同士を金具で接続するタイプではないので簡単に動かすことが可能となります。シーンによって使い方を変えてみると新鮮さが生まれ、飽きずに長く付き合うことができるでしょう。
2P片アーム+1Pベンチの使い方の例
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コンパクトソファ ~ 狭いリビングダイニング・一人暮らしワンルームでも置き易い、アジアンリゾートスタイルのコンパクトソファ~
コンパクトソファ ~ 狭いリビングダイニング・一人暮らしワンルームでも置き易い、アジアンリゾートスタイルのコンパクトソファ~のページです。シンプルであるからこそ、細部まで美しく。a.flatコンパクトソファシリーズは、狭いリビングダイニング・一人暮らしワンルームにもフィットするコンパクト感と、アジアン素材・ラタン・ヒヤシンスの温もりがひとつになりました。目黒通り、新宿、大阪梅田(グランフロント北館)の3つの店舗には、アジアンリゾートの情景を思わせる開放的な空間が広がり、コーディネートとクオリティを確かめながらコンパクトソファを選べます。たいせつな人と、たいせつな時間を過ごすために。ずっとつながっていく、a.flatのある暮らし。
ユニット・キューブシリーズの収納は、組合せによってサイズと形が自由自在に変えられる拡張性が魅力です。買い足すこともできますが組替えるだけでも印象が変わるので飽きずに使い続けることができます。
※写真はユニットキューブv02セット
v02セットの組み替え例
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収納棚・本棚・飾り棚~収納力と魅せる収納スペースを演出~
収納棚・本棚・飾り棚~収納力と魅せる収納スペースを演出~のページです。シンプルであるからこそ、細部まで美しく。a.flat収納棚・本棚・飾り棚シリーズは、直線的なフォルムと、アジアン素材の温もりがひとつになりました。使う人のためにデザインされた収納力と機能性、どこか優しいアジアンリゾートの空気感。目黒通り、新宿、大阪梅田(グランフロント北館)の3つの店舗には、リゾートの情景を思わせる開放的な空間が広がり、インテリアコーディネートとクオリティを確かめながら収納棚・本棚・飾り棚を選べます。たいせつな人と、たいせつな時間を過ごすために。ずっとつながっていく、a.flatのある暮らし。
STEP3 装飾を加える
雑貨などのインテリア装飾は、お部屋作りの中で最も手軽に調整しやすく自分らしさやオリジナリティを演出することができます。お店や施設のような完璧なディスプレイも良いですが、自宅のインテリアコーディネートに関しては最初からあまり作り込まずに生活の中で調整を加えることで日々の暮らしがより楽しいものになり、その分飽きも感じにくくなります。そのため動かしたり調整しやすいインテリア装飾を選ぶと良いでしょう。
■可変性のあるインテリア装飾を選ぶ
ウッドパネルやファブリックパネル等の壁面装飾は複数を組み合わせて壁に掛けたり、立て掛けたりすることが可能。何通りにもアレンジが効くので変化を楽しみながら飽きずにお部屋を彩り続けることができます。
(例)ファブリック/ウッドパネルの使い方
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壁飾り・インテリアアート~壁面を飾るウォールインテリア~
壁飾り・インテリアアート~壁面を飾るウォールインテリア~のページです。a.flatアジアンリゾートスタイルに映える壁飾り・インテリアアートが、暮らしを彩ります。ファブリック・和紙・木材・銅器など様々な素材で作られた壁飾り・インテリアアートから、用途や好みに合わせて壁面をデコレートしてみては?日々の生活、季節の移ろいは、もっと楽しめるはず。目黒通り、新宿、大阪梅田(グランフロント北館)の3つの店舗では、家具・インテリアコーディネートと壁飾り・インテリアアートの組み合わせを確かめながら、お気に入りに囲まれる生活を、体感いただけます。理想のお部屋作りを演出する壁飾り・インテリアアートシリーズです。
家具は捨てずに模様替えで飽きを防ぐ
もしも今のお部屋に飽きてしまったら、ある程度は家具を買い替えなければならないと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこまでしなくても家具の一部分をチェンジするだけでイメージを大きく変えることもできます。最小限の模様替えで飽きのこないインテリアを演出しましょう。
カバーリング
リビングで家具や配置を変えずに模様替えをする場合、ソファまわりのカバーリングを替えてみましょう。ソファのような大型の家具はリビングルームのメインアイテムのため、その部分が変わることで部屋全体のイメージもがらっと変化します。
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ソファカバー~10素材100色のインテリアファブリック~
ソファカバー~10素材100色のインテリアファブリック~のページです。a.flatアジアンリゾートスタイルに映えるソファ・ソファカバーが、暮らしを彩ります。10素材100色のインテリアファブリックから、用途や好みに合わせたインテリアコーディネートで、日々の生活、季節の移ろいは、もっと楽しめるはず。目黒通り、新宿、大阪梅田(グランフロント北館)の3つの店舗では、コーディネートスタイルとソファ・ソファカバーの組み合わせを確かめながら、お気に入りに囲まれる生活を体感いただけます。理想のお部屋作りを演出するa.flatソファ・ソファカバーシリーズです。
リバーシブルデザイン
テレビボードなど大型の収納家具は限られた位置にしか置けず、簡単に動かすこともできません。しかし、家具そのものや一部分がリバーシブルに使えるタイプであれば簡単にイメージを変えることができます。
変更後
全ての引き出しを前後入れ替えると印象が大きく変わります。「フレーム」はシンプルだからこそ無垢材の質感や美しい木目を楽しむことができ、よりすっきりとしたイメージに仕上がります。
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キューブシリーズ収納家具
サイズと形が自由自在に変えられる拡張性や豊富なデザイン展開が魅力のキューブシリーズ。キューブデザインのルーツやスタイルカラー別のインテリアコーディネート、全商品ラインナップなど、キューブシリーズの魅力をご紹介します。
まとめ
今回の特集はいかがでしたでしょうか。いつまでも飽きないお部屋をつくるために、色を合わせなければならない、デザインを揃えなければならないなどと多くのことを最初から決めがちです。しかし、あまり難しく考え過ぎずに気軽な気持ちでちょっとした変化を与えたり、インテリアコーディネートを思い切って楽しむことも飽きないためには必要になります。長い目で見ながら自分の特別な空間をつくり上げましょう。