食べる・寛ぐ・作業するなど、暮らしの中心となるリビング。多目的に過ごすことが多く「片付けてもすぐ散らかってしまう!」といったお悩みをお持ちの方は多いでしょう。このコラムでは、そのようなお悩みを解消してくれるリビング収納のコツについて、実例をふまえながらたくさんご紹介します。
おしゃれで機能的なリビングを作る収納選びのポイント
リビングの収納選びでは、まず間取りに合わせたサイズ感選びや組み合わせが重要です。テレビボードやキャビネット、本棚、飾り棚を選ぶ際は、おしゃれさと快適な機能性を兼ね備えたデザインを選びましょう。それにより、日々のリビングでの生活がより豊かになります。
リビングが片付かない根本的な原因・収納の問題点とは?
リビングが片付かない根本的な原因は大きく分けて3つあります。原因を理解すれば、適切な対策を取ることができ、今日からリバウンドしないお部屋作りが可能になるでしょう。
リビングの収納力が不足している
使用頻度が異なるものを混ぜて収納
リビング内に物の一時置き場が無い
3つ目の原因は「一時置き場が存在しない」
一時置き場が無いと床置きの原因となりリバウンドしやすい部屋となります。一時置き場は、生活動線・部屋のインテリアを邪魔しないことが大切です。
綺麗なリビングをキープする14の収納アイデア&おしゃれな実例紹介
「頭では理解していても実践方法が分からない」という方も多いはず。ここからは、綺麗なリビングをキープする14の収納アイデアをおしゃれな実例と共に具体的に紹介していきます。
収納実例1:リビングに収納する「モノの定位置」を決めるのが基本
リビングは一日で一番長く過ごすお部屋のため、片付け易い部屋を作ることが一番の近道です。具体的にどのように片づけやすい部屋を作るか知っておきましょう。
迷いの無いリビングの収納は時短にもなる
迷いの無いリビング収納は、片付け易い位置に物の定位置を定めることで叶えられます。
片付ける場所がざっくりしていたり、取り出しにくいしまい方をしていると、使った後に小まめに片付けることが面倒になり、部屋が散らかっていきます。
物の定位置は使用頻度で決めるのがコツ
物の定位置は「物の種類より使用頻度で分けて決める」ことが大切。使用頻度が違う物を同じ場所に片づけると、頻繁に取り出す物が、あまり使わない物の奥に隠れる原因に。
【使用頻度高】文房具や掃除用品におすすめの収納場所
引き出し上段=立ち姿勢でも取り出しやすい位置
腰あたりの引き出しは、開け閉めのストレス無く手軽に片付けられます。
ラベルが正面から確認しやすい観音扉
観音構造は、物を正面から識別しやすくなります。また、使用頻度が高い物を手前に置くのがコツ。
【使用頻度低~中】ハガキや封筒・ブランケット・飾り物の収納におすすめの収納場所
引き出し丸ごと持ち出せるタイプの収納
テーブルの上に持ち運び、中身を全て出さずに必要な物のみ取り出すことが可能。
通気性と収納力が抜群のバスケット
バスケットタイプは底が深く、蓋が無いため高さや形状を選ばず収納が可能になります。
ディスプレイとして映える棚板収納
部屋の雰囲気はディスプレイで簡単に作れます。箱を用意して隠し収納を自分で作ることも可能です。
しまう場所・定位置を決めた実例
こちらの実例は、リビングの中にワークスペースを設けた実例です。仕事の資料をしまうと同時にリビングで使用するアイテムも収納して、リビングが散らからないようにしました。
キッチンワゴンと言えば、ダイニングスペース側のアイテムと思われがちですが、リビングやその他スペースでも活躍する便利なアイテムです。
キャスター付きのため様々な場所でフレキシブルに使えて、上記実例では書斎スペースのサブ収納として使用しています。
収納実例2:リビングの間取りに合わせた「収納レイアウト」を計画する
綺麗なリビングをキープするには、リビングの間取りに合わせた収納レイアウトを計画することが必要です。ここでは、どんな手順で収納レイアウトを決めればよいかご紹介しましょう。
まずはリビング・部屋全体の収納力を正確に把握
【チェック①:キッチンに内に収納が置けるか】
一見広く見えても、キッチン内に収納を置くと通れなくなる間取は、リビング側にキッチン収納が必要。
【チェック②:備え付けの収納はあるか】
こちらの部屋はソファの後ろに大容量の収納があるため、基本的な生活用品は隠しておけます。
【チェック③:見せる収納or隠せる収納の確認】
どれだけ大容量の収納でも、隠したい物が隠せなければ、収納家具の追加を検討する必要あり。
現状のレイアウトを見ながら足りない収納箇所を洗い出す
生活動線の理想は幅60㎝。広々としたリビングの間取りでも、扉から部屋の奥までの通路を妨げないよう、家具の奥行きサイズも意識しておきましょう。
また、収納家具は使用時にスペースを取る場合が多いので前方のスペースに余裕をもって配置しましょう。
物の仕様頻度・量に合わせてリビング収納を追加した実例
こちらは隠す収納をリビング・ダイニング・通路のそれぞれに用意したモデルルームの様にスッキリとした部屋。お出かけ前・後や他の部屋でも使う日用品は取りやすい通路側の収納にしまっています。
また、ダイニング側にある備え付けの棚には、文房具・本・掃除用品・日用品・キッチン用品のストックなどあらゆるものが収納可能。
TV台は配線が見えにくいタイプを選択。カラフルなゲーム機器もインテリアの邪魔をせずスッキリしまうことができます。
収納実例3:細かいアイテムや日常感の出るアイテムは「隠す収納」に
細かいアイテムは見えない場所に収めることで、部屋のインテリア性がUPし、ホテルのようなスッキリとした空間で生活をすることが叶います。
隠す収納におすすめのリビング収納
【1位】テレビ台
大きいほどたくさんのリビング用品の収納が可能。
【2位】キャビネット
ディスプレイができ、インテリア性においてGOOD。
【3位】キッチン収納
物の安全性が高い環境&収納量が多い。
【4位】ハンガーラック
片付けが手軽。布をかければ中身が見えません。
【5位】サイドテーブル
ソファ周りで使う日用品が隠しやすくなります。
【6位】造作収納
新築やリノベできるケースでは造作家具も◎
使用頻度が高い物はスライド式のリビング収納を選ぶ
■手軽に開閉がしやすいスライドレールの種類
引き出しの幅や高さの形状にバリエーションをつけた実例
こちらの実例は、引き出しの大きさ・開き方にバリエーションをつけた実例。書類・文房具・掃除用品を見えない場所に隠すことで窓までの生活動線がスッキリとれています。
棚板を追加、調整できるリビング収納を選ぶと◎
収納実例4:おしゃれなリビングアイテムは「見せる収納」で見栄えよく
こちらのリビングは、見せる収納を最大限作ったことで、重い印象のキャビネット感を抑えられ、空間のおしゃれさが引き立っています。おしゃれなリビングアイテムはしまわずに飾ってみてはいかがでしょうか?
見せる収納を取り入れてワンランク上のリビングを実現
1.収納物を取り出しやすい
2.お気に入りのインテリアや小物を見せられる
3.頻繁に使用するものが取りやすい
4.部屋に抜け感ができる
見せる収納は隠す収納より「難易度が高い」と感じられる方もいらっしゃいますが、メリットがたくさんありますので、是非取り入れてみましょう。
~場所別~見せる収納を取り入れるポイント
お部屋の中でも広く寛ぐ時間が長い、メインルームとして使用する方が多いリビング。メインとなる空間だけあり、しっかりと見せることを意識した収納を取り入れるだけで雰囲気も大きく変わります。
ダイニングルームはリビングと隣接していることも多く、それぞれの部屋の雰囲気を合わせて繋げることにより空間全体のまとまりを生み出すことができます。見せる収納を取り入れる際にもリビングの統一をしながら、キッチン周りの見せ方や使い勝手を意識してみましょう。
間取りや見せ方によっては、テレビ台と収納家具を両方置けないケースも考えられます。圧迫感を与えないためにも省スペースを上手く利用できるコンパクトかつ兼用できる収納を使ってみましょう。
ディスプレイ風でおしゃれにリビングの壁面を彩った実例
部屋に「ディスプレイコーナー」があると格段に洗練されたおしゃれな雰囲気に。こちらはロータイプの家具にハイタイプの収納を合わせる技で、空間に高低差が生まれ開放感と収納力のUPを実現しています。
殺風景な壁に、木材の風合いを取り込むことで、ナチュラルな雰囲気をお部屋にプラスできます。
スタイリッシュながらも無垢材を感じる収納は、センス要らずで空間をおしゃれに見せてくれます。
調整タイプのユニット式収納を活用した実例
調整タイプのユニット式収納とは、後で引き出しを追加できるキャビネットを指します。必要な分だけ隠すことができるので、キャビネットを買い替えることなくその時の収納量に合わせて調整ができるでしょう。
隠す・見せる収納も、お好みで調整できる点もユニット式のメリットです。
引き出し調整だけではなく、キャビネット本体も並べておけるシンプルなデザインで使いやすさ◎
高さ・幅を取る収納家具こそ抜け感のあるデザインが◎
家具の背丈があると、空間の広がりが制限され、そこに一枚の壁が立ちはだかっているように部屋が狭く感じます。壁がしっかり見えるタイプの収納を選べば、圧迫感がでず収納棚もおしゃれに見えます。
収納実例5:「デッドスペースの活用」でリビングの収納力を底上げする
部屋の収納力を上げるには、部屋の快適性やインテリアを邪魔しない「デッドスペースの活用」が必要です。どんな位置に家具を配置すれば、快適でおしゃれなお部屋作りができるかお教えしましょう。
リビングのおしゃれ×快適を叶えるデッドスペースとは?
おしゃれ×快適の両方を叶えることができるデッドスペースの一つに壁際収納があります。なんとなく殺風景と思う場所にキャビネットを置き、壁面と合わせてコーディネートするだけで雰囲気が上がるでしょう。
壁際に収納家具が置けない場合もあるので、その場合は家具の後ろも検討してみましょう。
ソファのような大型家具の後ろはデッドスペースになりやすいので収納置き場に有効です。
ダイニング周りのコーナーに収納を活用しておしゃれに変える
部屋の中でもダイニング側のコーナースペースはデッドスペースになることがしばしば。リビングボードを置くことで、ノート・ペン・電卓等、テーブルで使用するアイテムの取り出しが容易になります。
キッチン周りの収納は意外と限られていますが、おしゃれなキッチンワゴンを取り入れることで、スペースを有効活用しつつダイニングを魅力的に変えることができます。キッチンワゴンは移動が容易で、必要な時にサッと使える便利さも魅力です。
ダイニングを華やかにするディスプレイ付き収納の実例
こちらは、お気に入りの照明に合わせて、収納棚でダイニング空間を彩った実例。ブックシェルフを飾り棚に見立て、お気に入りのバランスで収納しています、上段は隙間を空けて下段は本や生活用品をオシャレに収納。
デッドスペースにキッチンワゴンで収納力をちょい足しした実例
この実例はキッチンの壁越しにワゴンをフィットさせることで、デッドスペースを有効活用。車輪付きのキッチンワゴンは手軽に好きな位置に移動できるので、収納の位置が定まらずお悩みの方にお勧め。
ワゴンはインテリアにマッチした色を選ぶ
安価なタイプのワゴンは多く出回っていますが、逆に生活感が出てしまうので注意しましょう。
壁の凹凸にできたデッドスペースを上手に活用した実例
こちらの方は梁に沿って家具を置くことで、部屋のデッドスペースを活用しながらおしゃれな空間を実現。壁に収納をピッタリ添わせているため生活動線もしっかり確保できています。
壁に沿ってレイアウトした収納家具が◎大きいTVを置きたいけれど壁が足りない方にもおすすめ。
コーナーには植物やアジアンらしい雑貨を置いて、お部屋のインテリア性も高めています。
収納実例6:リビングに「一時置き場」を作って散らからないようにする
リビングに「一時置き場」を作ることで、収納のハードルが下がり使う→しまうの動作がしやすくなります。本来の場所に戻すまで置いておくと生活感がでてしまうのを防ぎ、自分のペースで片付けられます。
収納付き家具は一時置き場として優秀
収納付き家具は、単なる近くで使用する物を収納するだけではなく、定位置に戻すまでの一時避難所の役割も果たします。ここでは、リビングで使える収納つき家具についてお伝えしていきます。
あると便利な一時置き場をダイニング周りに設けた実例
こちらの部屋では、天板下に棚板付きのダイニングを置き、ダイニング周りの収納を充実させています。キャビネット以外にも一時置き場を作ることで、時間が無い時も素早く片付け易くなります。
ダイニングベンチを一時置き場にするのもおすすめ
お買い物後は、一休憩してから片付けたくなるでしょう。そんな時、床置きせずに、一時的に並べておいて置けるスペースがあると快適。
生活動線を邪魔せず、手が空いた時に片づけに取り掛かりやすくなります。
コンパクトサイズの収納家具は一時置き場にしやすい
コンパクトサイズの収納家具は、スペースを取らずに置いておくことができます。生活動線を邪魔せずに配置できるので、できるだけ省スペースにおけるコンパクトな収納があると便利でしょう。
コンパクトサイズの収納家具例
コンソールテーブルは、奥行が38㎝と浅く、リビングとダイニングの間の壁面の間に動線を邪魔せず置きやすい収納家具。
引き出しがついているので、一時的に小物類を収納しておくスペースとして大活躍してくれます。
単体でもおしゃれなスツールを一時置き場として配置した実例
こちらは、TVボードの隣に小さなスツールを2つ配置。簡易テーブルにも見える箱型のデザインは、場所を選ばずどんな空間にもフィットさせることができます。
こちらは、TV台の横に置いていたコンパクトな一時置き場をスツールとして活用。
座っても安心なスツールとしても使えるボックス型のデザインであれば、リビングの中で様々な方法で活用できます。
リビングの入口周りに一時置き場のある実例
入り口周りはデッドスペースだらけです。入口の周辺に一時置き場を作れれば、部屋の使い勝手が格段にアップするでしょう。車のキーや時計置き場があれば、お出かけの際にサッと出られます。
入り口の一時置き場は、車の鍵・アクセサリー・時計など毎日使う貴重品を置くと失くす心配も無し。
入り口には携帯の充電ステーションも用意すると◎スツールであれば短いコードでも届きます。
収納実例7:賃貸・引っ越しが多い方にも便利な「拡張性のあるリビング収納」
「拡張性のあるリビング収納」は、部屋の数が広さが変わっても独立させて使えたり、後から追加できたりするため数年で引っ越しをされる方や、物の増減が激しい方にピッタリです。
物が増えても安心!同じデザインで拡張できるものを選ぶ
【拡張前】引っ越し直後
TV台のみでリビング収納が間に合っています。
【拡張後】半年後
TV台の左側に2段のキャビネットを配置。
【拡張前】ワンルーム時代
シェルフ一台にぎっしり収納しています。
【拡張後】1LDK時代
1LDKに間取が変わりシェルフを追加。
自由に組み合わせ・マルチに使えるユニット収納家具
同シリーズのルーバー収納家具をリビングと寝室に設置。引っ越し後も使いやすくなります。
TV台の横にもハーフタイプの収納BOX を追加。3段タイプは2個並列させL字テレビ台のように。
拡張性とデザイン性を兼ね備えたリビング収納の実例
TVボード+キャビネットのデザインを揃えると部屋は格段におしゃれに見えます。生活感がでやすいTV周りに拡張性を持たせれば周りと差のつく素敵な部屋になります。
引っ越し前に使っていたTV台と同じデザインのキャビネットを追加。ルーバー部分がピッタリと一致するので統一感があり、洗練された印象はそのままに収納力だけ強化しました。
拡張後、キャビネットの上は飾り棚としてもご使用頂けます。
ワンルームから1LDKに引っ越し・リビング収納を拡張した実例
こちらの部屋は、ワンルームの収納実例です。収納家具もロースタイルでまとめることで、天井高を高く見せ開放感を演出しています。
【BEFORE】TV周りの収納を充実
一人暮らしの時は洋服やゲーム機器・思い出の品々を収納できるスペースをTV周りを中心に作っています。
【AFTER】家具の向きを変えて寝室に配置
壁際に配置しているのが引っ越し前の収納棚。隣に同じデザインの収納を足しアップグレードしました。
収納実例8:「小さいお子様」がいるリビングを片付けやすくする収納
小さなお子様がいるリビングは、床に物が散らばりやすく意図しない場所に物が放置されがちです。大人だけでなく子供もお片づけをお手伝いできるよう環境を整えるのが賢い収納と言えるでしょう。
お子様用品の収納コーナーを用意・スペースを確保する
「お子様用の収納スペース」があると、そのエリア周辺がメインの遊び場となり返って散らかりにくくなるでしょう。
お子様用の収納は2段3段積み上げるよりも、1段に
横長収納することがおすすめです。引き出しを床や脚に落とすことが無く、床の傷やケガを防止します。
また、ぶつかっても倒れる心配のない脚無し直置きタイプがおすすめです。
すっきり見えるハンガーラックでお子様の収納スペースを作った実例
小さいお子様がいるご家庭にはサッと出かけられる「お出かけ準備スペース」も必要です。ちょっとしたお出かけに着る親子の羽織物や荷物はまとめてリビングに置いておくと準備・片付けが大変快適になります。
おむつ等の子供用品は鞄に入れっぱなしが便利
大きなカバンも引っ掛けたり乗せたりできるハンガーラックで、鞄丸ごとオシャレに収納しましょう。
服の下にできるデッドスペースを有効活用
玩具を収納したボックスは掃除をする時に邪魔になりがち。浮かせる収納で掃除がしやすい部屋に。
生活感が出やすいアイテムは手軽なカバーをかけると◎
形・色が様々なものを一か所に置く収納方法は、中身が見えると部屋の雰囲気を損ねることも。
インテリアの雰囲気に合うカバーをかけられれば、迷わず外出から帰ってきてパッと物を収納できます。
収納実例9:リビングの収納をシンプル・ミニマルに見せるテクニック
リビング収納は、収納力や機能性だけを考え購入しても部屋の雰囲気に合わず、デザインが浮いてしまうこともあるでしょう。ここでは、リビング収納をシンプル&ミニマルに見せるテクニックをご紹介。
収納家具を目立たせない工夫をする・家具を引き算する
リビング家具の素材・色・デザインを他と合わせた実例
こちらはウッドブラインドに合わせた、ルーバーデザインの木製収納家具を配置。インテリアを色・素材・デザインを統一させ、シンプル&ミニマルに見せています。
美しくシンプルなルーバーデザインのテレビ台。ミニマムな空間に映えるおすすめデザインです。
収納物を減らして必要最低限の家具でまとめたリビング実例
こちらは、リビング収納をTV台とローテーブルのみにしたレイアウト実例。すっきりとしたインテリアを目指し、家具を少なめにレイアウトする方法を考えました。
可能であれば、収納物を減らし、収納家具を置かないという選択肢を考えてみましょう。
こちらの実例では、家具の種類を必要最低限にするために、収納付きのローテーブルを使用。シンプルでミニマルな生活を叶えます。
収納実例10:テレビボード+キャビネットでテレビ周りの収納力をアップ
テレビ周りの収納はリビング収納のメインになります。できるだけおしゃれに収納力を増やすにはどのような点を工夫すればよいでしょうか?一緒に確認しましょう。
ゴチャついて見えるテレビ周りはリビング収納の肝
ゲーム機器は、使用する機器の形状によって、コードの長さや取り付け位置が異なるため、TV台の中にしまうことを難しく感じる方も多いでしょう。
そんな時、背面を外せるタイプであれば、TV台の中で機器の位置調整もしやすくなり、TV台の中に収納できる可能性が高くなります。
キャビネットをテレビ横におしゃれに配置するコツ
TV台の横にキャビネットを置く時、キャビネットの高さは、TVの高さを超えないように注意しましょう。TV台とキャビネットを繋げた時のバランスは、キャビネットの存在感がTV本体より強くでてしまうとバランスが悪くなるため、キャビネットの大きさに合わせて配置を変えてみましょう。
シンメトリーな配置でリビングを綺麗に見せた実例
こちらの実例は、広いソファ空間とバランスをとるためキャビネットの左右置きをしています。シンメトリーな配置はゆったりとした空気感を演出してくれますので、ソファ空間を主役にしたい方におすすめ。
アシンメトリーな配置で空間に動きを作った実例
こちらの実例は、配置したいキャビネットが大きいためTVの存在感と喧嘩しないように、L字の配置をしています。L字の配置はアシンメトリーな印象で、ダイニング空間からの繋がりを演出してくれます。
収納実例11:リビング内にワークスペースを設けた時の収納術
テレワークが増えた昨今は、自室だけでなくリビングという広々とした空間でお仕事される方もいらっしゃることでしょう。ここでは、お仕事道具や必要な資料を綺麗にリビングに収納する方法をご紹介。
リビング・ダイニングに馴染む仕事用の本棚をレイアウト
リビングに本・資料を取り出しやすくおしゃれに収納するには、他の家具と色・素材を一致させることが大切です。また収納に余裕を持たせ、ディスプレイ風にアレンジすることで格段に馴染みやすくなります。
デスクと兼用したダイニングテーブルと統一感のある本棚の実例
ダイニング空間に本棚を置けば作業空間としても快適に使えるようになります。棚には、テレワークに必要なWEBカメラ、コード類、USB等、部屋の雰囲気に合う箱にしまい本棚に収納すると良いでしょう。
収納したい物がギリギリ収まるサイズはNG。最上段に物を飾るスペースがあるだけでおしゃれに。
本・ファイルを隠すリビング収納で綺麗にまとめた実例
こちらはTVを観ないご家庭のインテリア実例。しかしあえてTV台をレイアウトし、リビングでも仕事の際はファイルや本を近くから取り出せるようにしています。日用品が全く見えずホテルライクな印象。
収納実例12:広いリビングを家具で間仕切りながら収納する
広い部屋では、壁際のみならず空間の途中に間仕切り収納を用意するのも一つのアイデア。リビングの真ん中に置く事が多くなるので、どの場所からも収納が近くなり生活が快適になるでしょう。
裏表の無いデザイン収納はリビングの間仕切りとして活用可能
階段状に並べてお店のようなディスプレイ空間を叶えたリビング実例
こちらはTVボードと同じデザインのキャビネットを階段状に並べています。また引き出しのデザインや位置あえてランダムにすることで収納家具の単調さが無くなり、目を惹く華やかな空間になっています。
空間置きしたソファ+収納で間仕切りしたリビングの実例
こちらはソファの後ろに間仕切り収納を置き、リビングの収納力不足を解消した実例。上段は圧迫感が出ないように抜けのあるデザイン。下段はハーフサイズをMIXさせて用途別に分けやすくしています。
壁沿いのデッドスペースに間仕切り収納を配置した実例
こちらは、ソファ前の空間にTVを置かず収納スペースにした実例。テレビを観ない方はおしゃれな間仕切り収納を隣の部屋との境にレイアウトして、空間をゾーニングしてみてはいかがでしょうか?
収納実例13:2WAYの便利な収納兼用の家具をリビング内にプラスする
収納スペースをリビングに有効に作るには、できるだけ収納付きの2WAY家具を選ぶと良いでしょう。収納と家具としての機能を一か所にまとめることで、労力を使わず片付けが可能になります。
リビングで大活躍!収納兼用の家具選びはおしゃれの基本
ローテーブルに収納がついていればリモコン・タブレット等をサッと片付けられ綺麗な部屋をキープ。
ティッシュは、あえて見える場所で定位置に収納するのがおすすめ。
テレビボードとキャビネットを兼用にしたタワマン実例
横浜の新築タワーマンションでの素敵なひと時を過ごす空間で、内装や景観に合わせた部屋づくり・家具選びにこだわりました。内装や横浜の街並みに調和するアースカラーでまとめた、絶妙なカラーコーディネート・素材の組み合わせを駆使したインテリア実例です。
一般的なテレビボードと異なり、高さのある収納家具をテレビ台兼用にするメリットはたくさんあります。
収納力がアップすることでリビングが片付けやすくなったり、ダイニングテーブルからもテレビが見やすくなるでしょう。また、見た目もホテルライクな特別感のあるコーディネートを楽しめる点も◎。
収納付きチェアで日々の片付けを楽に変えた実例
こちらの部屋では、ダイニング周りの収納を充実させています。キャビネット以外にも2WAYの収納箇所を用意しています。忙しい時もサッと片付けができます。
棚板付きのダイニングテーブルは、日用品をしっかり収納をさせてくれます。
椅子にも、隠れ収納があると大変便利です。日用品のストックも忍ばせておけます。
収納実例14:リビングの「クローゼット」や「造作収納」を快適に使うコツ
快適なリビング収納を実現するには、収納家具の機能だけではなく、備え付けの造作収納も最大限有効に活用する必要があります。
クローゼットや造作収納までの動線をしっかり確保する
一人がゆったり通れる生活動線・幅は約600mmと言われています。また、二人がすれ違う機会が多い生活動線・幅は約900~1200mm必要と言われています。同居人数で快適な生活動線の幅は変わるでしょう。
扉を開け閉めしやすいリビングのレイアウトを心掛ける
クローゼットが思いもよらない位置にあっても、できるだけ収納までの動線は潰さないようなレイアウトを心掛けましょう。扉が全開にできるようなレイアウトを最優先で練ることは暮らしの質を高めます。
オープンタイプの造作収納は中身をあえて見えるようにする
リビングの中心ある造作のデスクコーナーには、ヒヤシンス素材のスツールを合わせて、リビング全体の統一感を意識しました。ヒヤシンス素材の素朴な質感が、北欧風のアートにも良く馴染みます。
見えない場所は小分けにしてラベリングをすると◎
見える造作収納はおしゃれな箱を用意・DIYアイテムが活躍
収納力のあるおしゃれなリビングを叶える3Dコーディネートサービス
ここまで、収納力のあるおしゃれなリビングを叶えるコツについて紹介してきましたが「自分の部屋にはどんな収納家具が合うか分からない」「レイアウトって難しそう」などお悩みの方は、再現性の高い3Dインテリアコーディネートサービスを使って部屋作りを行うのがおすすめです。
3Dコーディネートサービスのご紹介
a.flatでは独自の「3Dシミュレーションソフト」を使った、無料のコーディネートサービスを行っています。ご自身でコーディネートを行うだけでなく、a.flatのスタッフにコーディネートを依頼することも可能です。専門知識豊富なスタッフが、部屋の内装に合う家具・レイアウト配置・家具選び・カラーコーディネートなどを提案し、理想とするか部屋の完成イメージをおつくりいたします。
収納たっぷりなリビングが3Dで完成するまでの流れ
■好みのテーマやテイストをお伺い
まずは理想の空間に近づけるために、好みの「テーマ」「テイスト」「スタイル」などを、豊富なインテリア実例などを参考にお伺いいたします。
■家具を選ぶ、レイアウトを試す
収納と収納以外の家具も綺麗に収まるか確認します。一人暮らし・1LDKの部屋でも広々と使えるよう、レイアウトにも気を配ります。
■完成した3Dイメージを鳥瞰視点で確認
カラーコーディネートを終えたら、3Dで完成イメージを確認します。部屋を上からの視点で見れば、全体のバランスがとれているか簡単にチェックできます。
理想の収納×リビングを相談できるa.flatの店舗一覧
a.flat新宿店
東京都新宿区新宿2-12-8-2F
TEL 03-5919-1922
営業時間 12:00~20:00
定休日 火曜・水曜(祝日を除く)
a.flat目黒通り本店
東京都目黒区中根1-14-15
TEL 03-5731-5563
営業時間 11:00~19:00
定休日 水曜・木曜(祝日を除く)
a.flat大阪梅田店
大阪府大阪市北区大深町3-1
グランフロント大阪北館5F
TEL 06-6292-5733
営業時間 11:00~19:00
定休日 水曜
まとめ:快適でおしゃれな毎日を叶えるリビング収納
今回のコラムでは、リビングの収納をおしゃれ&快適にするアイデア集をご紹介しました。整理整頓が難しいと感じる方も、いくつかのコツやポイントをおさえれば楽に整理ができます。普段の暮らしをより快適にできるよう、今回ご紹介した収納術や家具の選び方を参考にしていただければ幸いです。