家族が集まり寛いで過ごすリビングルームは、普段からすっきりとした空間に整えておきたいですよね。リビングは人と同様、物も多く集まるため、整理整頓できているかどうかが寛ぎやすさに大きく関わります。部屋の間取りに合った収納家具を選び、空間を有効活用すると、快適な暮らしを叶えることができるでしょう。
このコラムでは、リビングで使える収納術や、間取りに合わせた収納家具の選び方をご紹介します。収納についてお悩みの方は是非、参考になさってください。
間取りに合わせた収納がリビングを快適にする理由
リビングがすっきりと片付いていると、空間全体に開放感が生まれ居心地よくなります。更に、部屋の間取りや好みのイメージに合うデザインの収納家具を選ぶと、リビングに統一感が生まれおしゃれな空間を実現できるでしょう。適当に収納家具を選んでしまうと、圧迫感が出て歩くスペースが狭くなったり、イメージ違いが生まれてしまうこともあるため注意が必要です。
「おしゃれで過ごしやすい」を叶えるリビング収納
家族や友人と長い時間を過ごすリビングは、誰もがおしゃれにコーディネートしたいはず。ただ、物が溢れて散乱してしまっていてはゆとりもなく、寛ぐことはできません。デザイン性のある収納家具は、部屋の雰囲気をおしゃれに演出するだけでなく、家族全員が過ごしやすい快適なリビングを実現します。
リビングは人と物が集まる場所
収納スペースは足りなくなることが多い
すっきりとしたリビングは居心地の良さに繋がる
居心地のよいリビングを叶えるためには、物が整理整頓された快適な空間作りを心掛けましょう。物を極端に減らす断捨離は難しくても、収納家具の機能を活かして整理すると、周辺が簡単に片付きます。また、普段から片付けやすい環境作りを整えておくことで、整理整頓が習慣化できるためおすすめです。
部屋の間取りや広さに合わせた収納の確保が重要
収納家具を選んだり、収納スペースを確保する際に気をつけておきたいポイントは、「部屋の間取り・広さに合った収納を確保すること」です。空間に対して家具が大きすぎると、圧迫感が出てしまったり、寛ぎスペースが狭くなってしまいます。
リビング収納の様々なタイプと特徴
リビング収納といっても、サイズやデザイン・仕様は多種多様です。どのタイプを選ぶかによって、見た目のイメージや収納方法が変わります。それぞれの特徴を知り、お住まいのリビングにはどのタイプが合うかを考えてみましょう。
収納は「置き家具」と「造作家具」の2種類に分かれる
「置き家具」「造作家具」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これらはどちらも収納家具の種類を差す言葉ですが、特徴は大きく異なります。違いは「家具本体を移動できるか、できないか」。造作家具の場合は壁に穴を開けてネジを取り付ける作業が必要なため、お住まいが賃貸か持ち家かによっても対応の可否が変わります。事前にしっかり検討して選んでください。
「置き家具」
置き家具は言葉の通り、「置いて使う」家具のため、新築、賃貸問わず部屋の好きな場所にレイアウトができます。固定されていないため模様替えなども問題なく扱える柔軟性が特徴的。サイズやデザインも幅広く展開があり、理想の収納力とおしゃれを同時に叶えることができるでしょう。
間取りが変わっても対応しやすい「置き家具」
置き家具の場合、家具本体の移動ができるため、引越しなどで間取りが変わっても部屋の雰囲気に合わせて自由にレイアウトできます。また、引っ越しに限らず模様替えでも好みに合わせて配置できるため、家具そのものを飽きずに長く使うことが可能です。
一人暮らしワンルームにレイアウトした置き家具。模様替えで配置を変えることができます。
置き家具は間取りが変わっても安心です。部屋の広さによってはパーツを追加して拡張もできます。
リビングの間取りに合わせて選ぶ収納術【4つのステップ】
リビング収納を活かして快適な空間に整えるためには、持ち物の収納方法や収納場所のデザインを事前検討しておきましょう。ここからは4つのステップに分け、収納家具を選ぶ前に考えておきたいポイントをご紹介します。
ステップ1.リビングに収納しておきたい物を把握・整理する
いざ物を整理しようとしても、何を・どこに・どのように収納したらよいか分からないと悩む方も多いのではないでしょうか。まずは、リビングにある物の種類や量を把握し、どこに収納すると便利か考えてみましょう。
使用頻度に分けて収納しておくと便利
「ゾーニング」という収納術をご存知でしょうか。持ち物を使用頻度や使う場所によって区別する仕分けのような収納術で、リビングにある物をゾーニングすることで、どこに何があるかを覚えやすくなります。
頻繁に使う物と普段あまり使わない物を同じスペースにしまっていては、取り出す際に手間取ってしまいます。リビングで使う物を【よく使う物】【ときどき使う物】【あまり使わない物】と、使用頻度ごとに区別し、取り出しやすさを意識して収納してみましょう。
使用頻度の他にも、「誰が使う物か」で分けてもよいです。収納スペースを家族ごとに区分し収納すると、物が乱雑にならず、わかりやすく管理できます。
どのスペースに収納するか事前に決めておく
使用頻度で物を分けることができたら、今度は分けた物をどのスペースで使い、どこに収納しておくと便利か検討しましょう。テレビの近くで使う物を離れた位置に収納してしまっていると、動作も増えてしまい不便です。導線も意識しながら、無駄なくスムーズに取り出したり収納できる場所を決めると、快適な暮らしを叶えられます。
「一時置き場」をリビングに作るとより便利
「一時置き場」とは言葉の通り、物を一時的に置いておく場所を意味します。使用頻度が高い物はもちろん、ブランケットや郵便物、書類など、定位置が定まりにくい物を一箇所に集めておくと、散らかることも少なくなります。
ステップ2.「隠す収納」と「見せる収納」を使い分ける
収納方法は大きく分けて「隠す収納」と「見せる収納」、二つの方法があります。用途を考えながら隠しておきたい物と見せたい物を区別すると、リビング全体のおしゃれな雰囲気も叶えることができます。
「隠す収納」と「見せる収納」の違い
空間をすっきりと保ちたい場合、隠す収納がおすすめです。見えない位置に物を収めておけるため、生活感を無くすことができます。また、収納している物に埃が被る心配もなく、掃除の手間が省けます。
【隠す収納の特徴】
・生活感が無くなる ・掃除の手間が省ける
・出し入れの動作が必要
雑貨などを飾ってインテリアを楽しみたい場合は、見せる収納がおすすめです。何がどこにあるかひと目でわかり、目を引くフォーカルポイントにもなります。また、手に取りやすくしまいやすいという動作の少なさも特徴的です。
【見せる収納の特徴】
・フォーカルポイントを作れる
・物の場所が一目でわかる ・センスが必要
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ステップ3.動線を意識して収納家具のサイズ・レイアウトを決める
家具を選んだり、インテリアコーディネートをする際は「動線(=人が通る幅)」の確保がとても重要です。ゆとりある動線は、暮らしやすさに大きく関わります。また、寛ぎスペースも十分確保できるよう、無理のないサイズ選びやレイアウトを心掛けましょう。
快適に過ごすために必要な動線とは
家具のサイズやレイアウトを検討する際は、基本となる生活動線を覚えておくと便利です。一人がゆったりと通れる幅は約600㎜と言われています。また、家族暮らしなどで二人がすれ違ったり、一緒に通る際は約900~1200㎜必要と言われています。
収納家具は引出しタイプや開き戸タイプなど、扉が手前に開く仕様の家具が多くあります。家具の前に立って扉を開け、収納している物を取り出す際に窮屈さを感じないよう、ゆとりあるレイアウトを意識しましょう。
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寛ぎスペースもしっかり確保する
収納家具のサイズや配置方法を事前に確認せずレイアウトしてしまうと、ソファやラグの上で寛ぐリラックススペースが狭くなってしまうことがあります。快適な暮らしを叶えるためには、座ったり寝転んで過ごすスペースを十分に確保することが重要です。全体のバランスを意識してコーディネートすると、リビングの快適性は格段にアップします。
【寛ぎスペースと導線をしっかり確保した部屋】
【サイズ確認をせず窮屈になってしまった部屋】
ステップ4.空間全体のインテリア性を意識する
持ち物の整理や収納方法、部屋のレイアウトが決まったら、最後はリビング全体の統一感を意識しておしゃれな収納家具を選びましょう。床や建具の色、他の家具との相性を意識しながら、コーディネートを考えて下さい。
リビングと収納家具の統一感を意識する
お気に入りのインテリアを選んだのに、気づいたらまとまりのない部屋になってしまった、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。リビングの統一感は、部屋のテイストを事前に決め、素材やカラーをある程度揃えてコーディネートすると実現できます。まとまりのある空間は圧迫感もなく、すっきりします。また、収納家具を活用することで更に広々と見えることでしょう。
【間取り・タイプ別】リビング収納家具の選び方
リビングと言っても、間取りや広さ・形は様々です。家の間取りに合った家具を選び、動線や寛ぎスペースを確保しながらレイアウトをすると、おしゃれで快適なリビングを叶えられます。ここからは、収納家具の選び方やおすすめのレイアウトを、実例と共にご紹介。ご自宅の間取りに似たタイプを見つけ、参考にしてください。
まずはリビングの形やサイズを確認する
リビングを快適な空間に近づけるために、まずはリビングの採寸を行う必要があります。部屋の大きさが分からないままだと、家具のサイズ選びやレイアウト検討ができません。また、事前に広さの確認をしておくことで、生活動線や搬入経路の確認もしやすくなります。
間取りや空間の広さを確認する方法
まずは、部屋の中で一番長い横幅・奥行きの2辺を測ります。部屋の角など柱が出っ張っているケースもあるため、細かい部分も忘れずに採寸してください。扉や窓、コンセントの位置なども確認しておくと、具体的な家具のサイズやレイアウト検討ができるためしっかりと確認しておきましょう。
畳数・広さに合わせてリビング収納を選ぶ
リビングの間取りは広さだけでなく、縦長や横長などいろいろなタイプがありますが、畳数・形によってコーディネートのポイントが変わります。これからご紹介するコーディネートの中から、ご自宅のリビング畳数に似たイメージを探して参考にしてください。
LDK8畳
LDK8畳の場合、ダイニングテーブルやソファを配置するかどうかで、収納家具のレイアウト方法や置けるサイズが変わります。部屋の一辺のみを活用し、他の家具との距離感を意識しながら壁に沿わせる形でコーディネートするとよいでしょう。8畳の空間で圧迫感を感じさせないよう、見せる収納と隠す収納をうまく取り入れることがおすすめです。
8畳LDKの場合、部屋をできるだけ広く見せることが重要です。テレビボードに比べ背の高いキャビネットは壁の奥側に寄せるとすっきり見えるでしょう。
奥行きが狭いシェルフは、部屋を開放的に見せるデザイン性がありながら、抜群の収納力を持ち合わせており、おしゃれですっきりとしたリビングを叶えます。
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LDK10~12畳
LDK10~12畳の場合、部屋の四角など動線に被らない位置であれば、幅が広い収納家具をレイアウトすることができます。持ち物をダイニングとリビング側で分け、収納スペースを事前に決めておくと過ごしやすいです。部屋を移動しやすいよう動線をしっかりと確保し、小さすぎず大きすぎないサイズ選びを心掛けてください。
ダイニング側にはキッチングッズだけでなく、文房具や書類などテーブルの上で使える小物を収めておけるよう、小引き出しのついた収納家具がおすすめです。
ソファの正面は視線が集中するため、圧迫感を感じさせないレイアウトを心掛けましょう。物を飾ってフォーカルポイントを作るのも効果的です。
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LDK14~16畳
LDK14~16畳の場合、空間にゆとりがあることから、テレビボードやキャビネットを横に並べて壁の一辺に広々とレイアウトすることが可能です。キャビネットを両サイドに挟んで配置すると、シンメトリーなデザインが空間におしゃれな雰囲気を演出します。空いたスペースには見せる収納家具を選び、ディスプレーを楽しむとよいでしょう。
部屋の一角、空いたスぺ―スに「見せる収納」を叶えるシェルフを選び、小物や雑貨をディスプレーするとリビングが一気に華やぎます。
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LDK20畳~
LDK20畳の場合、幅・高さ共に大きい収納家具のレイアウトは可能ですが、敢えて壁に余白を生むよう低めの家具を選ぶと、解放感のある空間に演出できます。広々としたリビングの間取りでも、扉から部屋の奥までの通路を妨げないよう、家具の奥行きサイズも意識しておくとよいでしょう。
廊下からリビングに差し掛かるポイントに空間全体の落ち着いたイメージを象徴する収納家具をレイアウトすると、フォーカルポイントとなり引き締まります。
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部屋の形に合わせてリビング収納を選ぶ
横長LDK
横長LDKの場合、ダイニング・リビングスペースが部屋の中心を境にして分け隔てられていることが多いです。ダイニング側にはテーブルで使う文房具や小物、リビング側にはテレビ周りで使うAV機器関連の物を収められる収納家具を選ぶと、部屋の中の移動が減り、住み心地がよくなります。
小引き出しが付いた収納家具は、文房具やコード類などの小さい物も使用頻度やジャンルごとに収納できるため使い勝手抜群です。
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縦長LDK
縦長LDKの場合、部屋の奥行きはあるものの幅に制限があるため、ダイニングやソファとの距離感や動線を意識しながら収納家具を選ぶ必要があります。おすすめは、テレビボードの隣に収納棚を並べ、広い壁面を活かすレイアウト方法。収納力を確保しつつ、縦長リビングならではの特徴を生かしたコーディネートとなっています。
テレビボードよりも背の高い収納棚は、部屋の奥側に設置すると圧迫感を防ぐことができます。隠す収納と見せる収納を使い分けると効果的です。
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変型LDK
L型などの変形LDKは、横長・縦長LDKに比べ家具をレイアウトできる壁面が多く、収納家具を配置するスペースを確保しやすいことが特徴です。背の高いシェルフタイプの収納家具はもちろん、スペースに余裕があれば衣服を掛けるコートハンガーや観葉植物、他デスクなどもレイアウトできるでしょう。
シェルフタイプの収納棚は下段の引き出し・開き戸スペースに隠しておきたい物を収納し、上段は雑貨や本など見せて収納することが可能です。
ソファの背面にスペースがあり、動線にも被らない場合は、低めの収納棚を配置しバックシェルフとして活用することができます。
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柱や梁などのデッドスペースを活かすと空間が広く見える
マンションの間取りに多い柱や梁の出っ張りは、スペースを敢えて活かすと空間が広く見えるためおすすめです。出っ張りの近くにキャビネットを置くと、圧迫感を抑える視覚効果を生みます。このように、デッドスペースになりそうなポイントもうまく活用することで、空間の快適性は格段にアップします。
リビングの間取りに合わせて選べるa.flatの収納家具
ここからは、リビングを快適にするa.flatおすすめの収納家具をご紹介します。タイプによって収納方法やサイズ、デザインが違うため、必要な収納力や好みのイメージを想像しながらおしゃれな家具を見つけてください。
組み合わせが自由自在「キューブ・シリーズ」
キューブ・シリーズは、収納棚とテレビボードを含めて計10種類のサイズ展開があり、単体使用はもちろん、組み合わせが自由にできる拡張性・機能性に優れています。部屋の間取りに合ったサイズを組み合わせたり、持ち物に合わせて収納スペースを増やしたり、自由度の高い収納シリーズです。
間取りや好みに合わせてデザイン・サイズを変更できる
キューブ・シリーズはサイズ展開が豊富。部屋の間取りや必要な収納力に合わせて縦置き・横置きを選べたり、組み合わせを変更できる自由度の高さが最大の魅力です。寸法や形状が統一されているため、一度組み合わせを決めても、後々模様替えや引っ越し・持ち物の変化に合わせて後から組み替えることができます。ライフスタイルに合わせて収納力やデザインを変更でき、柔軟性の高さは抜群です。
デッドスペースにも適応しやすいサイズ・ユニット収納家具
キューブ・シリーズは横幅400㎜・奥行360㎜と一般的な収納棚に比べコンパクトなサイズとなっています。部屋の柱や梁によって生まれるデッドスペースに寄せてレイアウトすることができ、どのような間取りでも適用しやすい扱いやすさが魅力と言えます。
柱によって生まれたデッドスペースを活かしてテレビボードと収納棚をレイアウトした例。モジュールが統一されているため、凹凸も生まれずすっきりします。
リビングの中央、テレビやテレビボードを設置するスペースが凹んだ間取りの場合でも、奥行きが浅いためぴったりと収まります。
見せる収納を楽しめる「ハーモ・シリーズ」
大自然の中で無数に立ち並ぶ木々の佇まいから着想を得たハーモ・シリーズ。天然木とアイアンの組み合わせが軽快でおしゃれな印象を空間に与えます。「隠す収納」と「見せる収納」の両立を叶えるシェルフ仕様や、ハイタイプのテレビボードとしても使えるリビングボード仕様など、サイズ展開も十分。引出しと開き戸が備わっているため、収納したい物のゾーニングもしやすく使い勝手は抜群です。
リビングボードとリビングシェルフのタイプ展開
ハーモ・シリーズは、気軽に置けるサイズ感と収納力が魅力のリビングボードと、部屋への圧迫感を抑えつつ「見せる収納」を叶えるシェルフ、2つのタイプが用意されており、部屋の間取りや好みのイメージ、収納したい物に合わせて選ぶことができます。
気軽に置けるサイズ感と収納力が魅力のリビングボードタイプ。扉や引出の収納力はもちろん、天板の上はディスプレースペースとして使えます。
抜け感あるアイアンフレームを採用することで、圧迫感を抑えつつ、高い収納力を実現したシェルフタイプ。隠す収納と見せる収納を同時に叶えました。
無垢材とアイアンの組み合わせが魅力的
収納家具はデザインによって見た目にボリューム感が出てしまう物もありますが、ハーモ・シリーズは脚にアイアンフレームを採用することで抜け感のある佇まいを演出しています。すっきりとした脚がリビングに開放感を与え、天然木ならではのダイナミックな木目と相まっておしゃれな雰囲気を空間全体にもたらすことでしょう。
同じデザインのテレビボードと並べてレイアウトできる
ハーモ・シリーズには、収納家具と同じデザインのテレビボードが展開されています。リビングシェルフとテレビボード・シェルフの組み合わせは、テレビの無機質なイメージを消してリビングの壁面全体をよりおしゃれに見せてくれます。シェルフのないロータイプのテレビボードも用意されており、好みに合わせてレイアウト可能です。
洗練されたデザインが特長「レン・シリーズ」
無数に連なる繊細な縦ラインが、流れる幾筋もの滝を連想させる落ち着いた風合いのレン・シリーズ。伝統技法の「なぐり加工」によって無垢材から無数の溝を削り出し、職人の丁寧な研磨によって美しい曲面が造られています。シンプルながら上品で、洗練されたデザインがリビングの雰囲気をおしゃれに演出。使いやすい引出しと開き戸のコンビネーションが、日常の快適性をアップさせてくれます。
収納力とデザイン性を兼ね備えたデザイン
レン・シリーズはおしゃれなデザイン性だけでなく、収納力も十分に備わっています。上段は小物をわけて収納できる引出し、下段は本やボトルを立てて収納できる開き戸仕様となっており、リビングの様々な物を一箇所に収納しやすく、使い勝手は抜群です。
テレビボードと揃えて統一感を叶えられる
同シリーズのテレビボードと横に並べてレイアウトすると、収納力と統一感のあるデザイン性を叶えた大容量のリビング収納を叶えることができます。レン・シリーズ独特の凛とした佇まいが強調され、まとまりのあるおしゃれなリビングは居心地の良さ抜群です。必要な収納力と部屋の間取り・広さを確認し、リビングに合ったレイアウトを選んでください。
高さをイメージに合わせて変えられる「ルーバー・シリーズ」
海風がもたらす、打ち寄せる波から着想を得たデザインが魅力のルーバー・シリーズ。職人の手作業で無垢材を丁寧に取り付けることで、シンプルな中にも洗練さや素材の温もりを感じられるデザインとなっています。収納する物に合わせて仕様を選べるよう、開き戸・引出タイプの計2種類展開があり、脚の高さも好みやイメージに合わせて選べる柔軟性を持ち合わせています。
引出し収納と開き戸収納の使い分けが便利
ルーバー・シリーズは、引出しと開き扉が組み合わさったD1タイプと、全て引出しのD2タイプ、2つのデザインを用意しています。収納したい物のサイズや使用頻度に合わせてスペースを使い分けるなど、持ち物の整理が簡単にでき便利です。数万回の開閉試験をクリアした耐久性の高いスライドレールやヒンジを採用しているため、安心して長くお使い頂けます。
テレビボードと並べて幅広いリビング収納に拡張可能
同じルーバー・シリーズのテレビボードと並べて配置すると、収納力を拡張させることも可能です。横ラインが強調され、ゆっくりと打ち寄せる波の穏やかさと整然さを体現したルーバーシリーズの魅力がより一層高まります。
脚の取外しができる柔軟性
収納家具を選ぶ際、「脚付き」か「脚無し」どちらにするか悩んでしまうという方も多いでしょう。脚付きの場合は「掃除がしやすい・部屋が広く見える」などの特徴があり、脚無しの場合は「重厚感がでる・埃が溜まらないため掃除が不必要」という特徴があります。
a.flatのルーバー・シリーズは全て、脚の取外しによって高さ変更ができる仕様になっています。引っ越しや模様替えに合わせて高さ調整ができる柔軟性が魅力です。変わるのは高さだけのため、収納スペースはそのまま使うことができます。
オープン仕様で開放感を感じる「ブックシェルフ」
アジアらしい雰囲気を醸し出すオリエンタルなデザイン性と、抜群の収納力を兼ね備えたブック・シェルフ。斜めにカットした側板と背面の抜けにより軽さが生まれ、開放感のあるお部屋を演出します。見せる収納をおしゃれに叶えるシェルフですが、棚板の高さ調整など可変性もあり、使いやすさも計算された設計となっています。
圧迫感を感じさせない工夫されたデザインが特長
下から上にかけて段々と細くなっていくフォルムが特長的なブック・シェルフ。奥行は33cmと浅めのためリビングにレイアウトしやすく、動線も確保しやすいコンパクトなサイズです。背板の抜けが開放感をもたらす凛とした佇まいが、どんな空間にも自然と馴染むことでしょう。一部の棚板は高さ調整ができるため、収納したい物や好みのイメージに合わせて使い方の幅を広げることも可能です。
部屋の雰囲気に合わせてサイズを選べる
ブック・シェルフは幅・高さの異なる2タイプをご用意しています。家具を配置したいスペースの広さ、見た目のイメージ、収納したい物の容量を確認しながら、ぴったりのサイズを選ぶことができます。
オブジェのようなデザインが魅力「コートハンガー」
他にないオブジェのようなユニークなデザインが心惹かれるコートハンガー。コートや帽子、バッグなどをさっと掛けてすぐに持ち出せる手軽さが魅力の収納家具です。大小サイズが異なるフックが各フレームに付属されており、大きさや量に合わせて使い分けも可能。比較的コンパクトなサイズのため、ワンルームなどの一人暮らしの部屋でもレイアウトしやすいでしょう。
上着や帽子を簡単に掛けられる
コートハンガーの高さは160㎝のため、男女問わず使いやすい高さとなっています。手に取りやすいようバッグは下の方に、丈の長いコートなど上着は上の方に、物によって掛ける場所を調整しやすいのもコートハンガーの魅力の一つ。置いてあるだけで空間にアクセントを与え、おしゃれな雰囲気を演出します。
見る角度によってデザインが変わる
3Dコーディネートサービスで間取りに合わせて収納家具を見つける
「自宅のリビングに合う収納家具のサイズが分からない」「好みのイメージと部屋の雰囲気が合うか分からない」等、インテリアコーディネートでお悩みがある方に是非ご利用頂きたいのがa.flatのマイルーム3Dコーディネートサービスです。ご自宅の図面をもとに、a.flatの各店舗で実際に展示している収納家具が周辺家具をご覧頂きながら、最適なインテリアコーディネートをご提案をさせて頂きます。
3Dコーディネートサービスとは
3Dコーディネートサービスでは、今お住まいの部屋やこれから住まれる部屋の間取り、床・建具の色に合わせて、部屋に収納家具を置いた際のイメージを立体的に確認することができます。レイアウトだけでなく、カラーコーディネートや生活動線も確認ができ、事前に住み心地よい生活環境を整えることができます。
部屋の間取りに合わせて2D・3Dイメージを確認できる
3Dコーディネートサービスをご希望の場合は、ご自宅のリビング図面を各店舗にお持ち込みください。図面をもとに、実際のお部屋の形や、床・壁の色を再現して3Dイメージを作成します。普段の部屋での過ごし方や理想の暮らし、希望の収納力などをお伺いしながら、お客様にとってぴったりのインテリアコーディネートをご提案させて頂きます。
【STEP.3】
収納家具を中心にリビングのレイアウトができたら、3Dイメージで全体像を確認します。実際に部屋を歩く際の目線の高さからチェックし、動線が狭くないか、寛ぎスペースが狭くないかなどを確認しましょう。
【STEP.5】
リビングのレイアウトが固まったら、カラーコーディネートを検討してみましょう。空いたスペースには植栽を飾るなどして、イメージを膨らませて下さい。
リビング収納家具を実店舗で確認する
a.flatの各店舗には、今回のコラムでご紹介した収納家具を中心に、様々な家具が展示されています。収納力やデザイン、また、ご自宅の間取りに合うサイズかどうかを実際に確認していただくなどして、快適な暮らしを叶える収納家具を見つけてください。
リビングのカラーコーディネートを検討したい場合、各店舗にはカラーサンプルのご用意も充実しているため、実際に手にとったり目で見て検討して頂くことが可能です。部屋の雰囲気を想像しながら、理想の暮らしを実現しましょう。
a.flatの各店舗、ネットショップには、家具・インテリアの専門知識を持ったアドバイザーが在籍しています。ご要望をヒヤリングさせて頂きながら、お客様にとって快適な暮らしを叶える理想的な家具やカラーコーディネートをご案内・ご提案致しますので、是非お気軽にお声掛け下さい。
a.flatの店舗一覧
〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町3-1
グランフロント大阪北館5F
TEL 06-6292-5733
営業時間 11:00~19:00 定休日 なし
※駐車場サービス券有り(詳細は店舗まで)
公共交通機関でお越しの場合
・JR大阪駅、地下鉄梅田駅から徒歩3分
a.flat目黒通り本店
〒152-0031 東京都目黒区中根1-14-15
TEL 03-5731-5563
営業時間 11:00~19:00
定休日 水曜、木曜(祝日を除く)
駐車場サービス有(ご予約制)
公共交通機関でお越しの場合
都立大学駅から徒歩7分
a.flat 新宿店
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-12-8 ACNビル 2F
TEL 03-5919-1922
営業時間 12:00~20:00
定休日 火曜(祝日を除く)
公共交通機関でお越しの場合
新宿三丁目駅から徒歩1分
新宿駅から徒歩8分
まとめ
今回のコラムでは、リビングの間取りに合わせた収納家具の選び方をご紹介しました。整理整頓が難しいと感じる方も、いくつかのコツやポイントをおさえれば楽に整理ができます。普段の暮らしをより快適にできるよう、今回ご紹介した収納術や家具の選び方を参考にしていただければ幸いです。