食卓をおしゃれにするダイニング収納の選び方とインテリアのアイデア

自宅の中でも過ごす時間の長いダイニングスペースは、物が多く生活感を感じやすい場所でもあります。そこで、おしゃれで使いやすい収納家具を置くことで、快適に過ごせるワンランク上の食卓を実現できるでしょう。

ダイニングは毎日の食事はもちろん、時にはお茶を飲みながら寛いだり、パソコンなどの作業や子供が宿題をするデスクとして使用したり、暮らしの中で様々な用途で使われるスペースです。

ゆったりと寛ぐ目的のリビングに比べて、活動的な場面で使うことが多いダイニング。さらにキッチンも近いことから、物や人が集まりやすくなり、整理整頓していないとすぐに散らかってしまいがちです。

人や物が多く集まるダイニングだからこそ、すっきりと整理整頓することができる収納家具が欠かせません。こちらでは、ダイニングに物が増えすぎてしまうパターンを紹介します。当てはまる方は、特にダイニング収納を積極的に取り入れてみるべきでしょう。

ダイニング収納を置くと、どのような効果があるでしょうか。メリットだけでなくデメリットも理解しておくことで、自宅の食卓に合った収納家具の選び方やレイアウトがスムーズに行えるようになります。

ダイニングに収納家具を置くことにより、物の定位置が決まるため、整理整頓ができるようになります。

皿やカトラリーなど、食事に必要な物をダイニング近くに収納ができるので、準備や片付けがスムーズに。

棚の上に小物を飾ることができ、彩りのあるセンスの良いおしゃれなダイニングを演出できます。

ダイニングテーブルと同じ素材や色で収納家具を揃えることで、おしゃれで統一感のある雰囲気に。

大きすぎるサイズや背の高いダイニング収納は、食卓に圧迫感を与えて窮屈な印象になってしまいます。

ダイニングテーブルやチェアと収納家具のデザインや色を揃えないと、統一感の無い印象になります。

では、ダイニングに収納家具を置く際にデメリットである「圧迫感」や「統一感のない雰囲気」にならないようにするためには、レイアウト・サイズ・デザインなど、どのような基準で選べば良いのでしょうか。ここからは、おしゃれで快適に過ごせるダイニング収納を選ぶための6つのポイントを紹介します。

ダイニング収納には大きく分けて「既製品」と「オーダー(造作)」の2種類があり、どちらを選べば良いか悩んでいる方も多いはずです。普段の使い方や収納する物などのあらかじめイメージし、またそれぞれの特徴を把握して、自分自身にとって合うタイプを選ぶ必要があります。

ダイニング収納を選ぶ際は、日々の暮らし方や設置する場所から考えることも大切です。食事をするだけの方もいれば、仕事や作業がメインという方もいるはず。そこで、過ごし方に合わせたダイニング収納のタイプとレイアウトを行うことで、快適な空間を実現できます。

様々な暮らし方で使われるダイニング。過ごし方に合わせたダイニング収納を選ぶのと同時に、部屋の間取りに合わせたサイズを選ぶことで圧迫感を感じさせない空間づくりが実現します。ここからは、暮らし方に合わせたお手本にしたいレイアウト実例を紹介します。是非、参考になさってください。

食卓にデザイン性の高いキャビネットをダイニング収納として置いたレイアウト例。家具を全てダークブラウンで揃えて、落ち着いたコーディネートに仕上げています。収納物が見えないため、すっきりとした印象に。

食事だけではなく、仕事をすることも多いダイニングで効率良く作業ができるようラックタイプのダイニング収納を置いたレイアウト例。飾った雑貨の色を黒でまとめることで、オープンラックでもごちゃつかない印象に。

キッチンからダイニングが少し離れた距離にある間取りのため、楽に食事の準備や片付けをできるようにとキッチンワゴンを取り入れたレイアウト。テーブルと同じ高さなので、繋げて延長テーブルのようにも使えます。

ダイニングで食事をしながらテレビを楽しみたいというライフスタイルの方で、食卓の奥にダイニング収納を配置した例。対面で座る時にはテレビは見えなくなるので、団欒に集中ができます。

広々とした空間にユニット式のダイニング収納を置いたレイアウト例。ユニット式収納を間仕切りとして配置し、おしゃれな空間のアクセントにしました。収納棚を階段式に組み合わせて、メリハリを出しています。

ダイニング収納には、キャビネット・ラックなど様々なタイプがありますが、大きく分けると「隠す収納」と「見せる収納」の2種類に分かれるため、飾って見せたいのか散らかった物を隠したいのか、ダイニング収納を選ぶ前にしっかり把握することが大切です。それぞれの特徴を把握して選びましょう。

収納した物が見えないように、扉付きや引き出しになっているタイプ「隠す」ダイニング収納。生活感が出てしまいがちな小物類もすっきりと収納して、ホテルのようなすっきりとしたおしゃれな空間を叶えます。

こちらでは、a.flatの収納家具シリーズを例に「隠す」ダイニング収納を紹介します。

脚なしの場合は、高さ760mmで圧迫感を感じさせないロータイプの高さです。天板上に高さのあるインテリア小物を飾りたいときにもぴったり。

キャビネットの高さを変えるだけでお部屋のイメージを一新することができます。六角レンチだけで取り外しができるため、自宅での付替えが可能です。

お気に入りの小物やインテリアをディスプレイすることができる「見せる」ダイニング収納。ガラス扉で収納した物を見せたり、シェルフ棚に陳列したりと、食卓をおしゃれな空間に演出してくれるでしょう。

こちらではa.flatの収納家具シリーズを例に「見せる」ダイニング収納を紹介します。

お気に入りの小物や食器、お酒などを飾れるシェルフタイプ。高さのある家具ですが、背板のないすっきりとしたデザインなので圧迫感も感じさせません。

すっきり隠して収納ができる無垢材の前板タイプも選択可能です。無垢材ならではの風合いさダイナミックな木目が、ダイニングに癒しを与えてくれます。

格子柄とフレームデザインのリバーシブル仕様で、お好みのコーディネートが可能です。無垢材ならではの重厚な質感も魅力。

職人が手作業で丁寧に編み込んだラタン素材の引き出し。風が通り抜けるような抜け感がおしゃれ。軽量な点も魅力です。

ラタンドロラーよりもワントーン明るく、キューブシリーズのフレームと調和する色合いで、自然素材の温もりをより感じられます。

キッチン収納は、一般的にはキッチン内に置くことが多いですが、キッチンスペースが狭い場合や食卓の近くに機能的な収納を置きたい場合は、ダイニングスペースにキッチン収納を置くことも。ここからは、キッチンだけでなくダイニングに置いてもおしゃれな、キッチン収納を紹介していきます。

ダイニングやキッチンスペースに置く収納家具は、食事の準備や作業に関わることが多いため、デザインはもちろん機能性の高さもとても大切。機能的な収納を選ぶことで、より快適な暮らしを実現できるでしょう。

つメラミンで表面を加工されているため、熱い食器をそのまま置いても安心です。

キッチン・カップボード等の棚上に備えられたモイス材。結露やカビの発生を防ぎ清潔に保ちます。

カトラリーやキッチンツール等を収納する引き出し。細かく仕分けができます。

引き出し・扉がゆっくりと閉まり、指挟み防止や開閉時の騒音軽減機能があります。

可動式のため、お持ちのお皿やグラスのサイズや量によって収納頂けます。棚板は追加購入も可能です。

引き出しにも仕切り板が付属しており、細かい物も整理整頓がしやすくなっています。追加購入可能です。

キッチンボード・カウンターに備えられたスライドレール。炊飯器などから出る水蒸気を逃がします。

カップボードに備えられた埃侵入防止バー。閉めた扉のわずかな隙間からのほこりを防いでくれます。

キッチンやダイニングで使う収納家具は、食事という毎日の暮らしに深く直結するからこそ、使い勝手の良さはとても大切。食器やキッチン用品が取り出しやすく、片付けしやすい収納家具を選びましょう。

食器棚の中には3枚の棚板が付属。お持ちの食器に合わせて高さを変えながら大容量の収納が叶います。

引き出しスペースには、カトラリーやキッチンで使用する細かなアイテムを収納することができます。

カップボードタイプの下段は、大きな開き戸扉。大皿や鍋など普段使わないお皿を入れても良いですね。

キッチンボードタイプには引き出しもついており、高さのある瓶や箱など備蓄も入れやすい深さです。

収納物の量や、住んでいる間取りに合わせたサイズの収納を購入しても、暮らしていくうちに物が増えたり、引越しで住む場所・人数が変わるなどのライフスタイルの変化があることも。そのような時も、拡張性のあるダイニング収納を選んでおけば安心。また、メンテナンスがしっかりしているものであればさらに長く使えます。

スペースに合わせたサイズの収納を選ぶだけでなく、ダイニングテーブルと素材・色・テイストを揃えることで、統一感のあるおしゃれなコーディネートを叶えることができます。配置する家具が少ないダイニングだからこそ、家具の組み合わせにこだわることが重要になってきます。

食卓にダイニング収納とダイニングセットを置いただけでは、どこか未完成な雰囲気になってしまいがち。そこで、収納家具を活かしてインテリア小物を飾り、おしゃれでセンスの良い空間づくりを行いましょう。

ダイニングはリビングよりも配置する家具が少なく、インテリアを飾るスペースが限られています。棚や天板上にインテリア小物を飾れるダイニング収納は、好みの空間を作れる重要なスペースと言えるでしょう。ここからは、収納家具の上や近くに飾れるおすすめのインテリア小物を紹介します。

紹介した壁面装飾や間接照明に加えて、ダイニング収納の上にバランス良く小物を飾ることで、センスの良い空間づくりが叶います。ダイニングのフォーカルポイントにもなる場所なので、小物でもこだわりを持って選びましょう。色や素材など、共通点のあるもの同士を組み合わせると、おしゃれに見えます。

ここからは、紹介してきた6つのポイントを抑えてダイニングに収納家具を取り入れた実例を「隠すタイプ」「見せるタイプ」のタイプ別に紹介します。快適かつおしゃれなコーディネートを是非参考になさってください。

広々としたダイニングスペースを活かして、大容量収納のキッチンカウンターとカップボードをレイアウトしたコーディネート実例。深みのある色合いの木材の素材で統一されたナチュラルモダンな雰囲気がおしゃれ。

キッチンカウンターのスライド棚に家電をさりげなく隠せるため、生活感をより感じさせずに暮らせます。

部屋全体の色味と合わせたパネルを壁に飾りつければ、リビングとも一体感のある雰囲気に。

隠す収納を取り入れてすっきりと整理整頓させた、ホテルのような高級感の漂うダイニングコーディネート実例。美しいグリーンのカーコーディネートと、控えめながらもセンスの良い小物選びもお手本にしたいですね。

幅850mmと幅425mmのキャビネットを繋げた大容量収納。ルーバーデザインが高級感を演出します。

チェアのデザインもルーバーで統一。抜け感があり、ダークブラウンでも軽やかな印象に。

ダイニング収納のデザインを揃えて配置したコーディネート実例。カップボード＋キッチンカウンターというボリュームのある組み合わせでも、繊細な縦デザインが空間をすっきりと見せてくれています。

キッチンカウンター上の空いたスペースには、ブルーのパネルを飾って全体のバランスを整えます。

ダイニング収納と並列させた、テレビボードも同じデザインで統一し、洗練された空間を実現しました。

美しい横ラインのルーバーデザインのダイニング収納を取り入れたコーディネート実例。脚なしタイプのロースタイルのキャビネットは、空間に余白を生み出し、ゆったりとした心地良い雰囲気を演出してくれます。

高さを抑えた収納に合わせて、ダイニングテーブルもロースタイルをセレクト。落ち着きのある空間に。

ダイニングを柔らかい光で灯す和紙のペンダントライトが、おしゃれなアクセントになっています。

隠すタイプのダイニング収納を置いたコーディネート実例。収納物が見えないことで、生活感の無いすっきりとした食卓を実現。ダークブラウンの家具とレッドのアクセントカラーで、アジアンな雰囲気が漂います。

シンプルなダイニング収納には、ウッドパネルと照明を飾り、フォーカルポイントをつくりました。

ヒヤシンスの独特な素材感がアジアンムードを引き立てます。空間のアクセントにぴったり。

シェルフタイプの見せる収納が部屋の空間になったコーディネート実例。インテリアのテーマであるアジアンテイストらしい小物を飾りつけて、オリエンタルな雰囲気たっぷりのダイニングに仕上げました。

ダイニング収納の無垢材に、チェアのヒヤシンス素材を組み合わせることで異国感のある雰囲気に。

麻素材のペンダントライトは、アジアンインテリアらしい自然な風合いを与え、癒しの空間を演出します。

コンパクトなダイニングにキッチンワゴンを取り入れたコーディネート実例。すっきり見せながらも、充実したダイニング空間を作り上げています。ピンクのチェアカバーをアクセントにして、華やかな食卓にしました。

引出しにさりげなくルーバーデザインあしらったキッチンワゴン。抜け感のあるおしゃれなデザインです。

食卓に映える鮮やかなピンクのチェアカバー。ヒヤシンスとの組み合わせでオリエンタルな雰囲気に。

見せる収納にお酒やグラスを並べて、飲むだけでなく眺めても楽しめるスペースを叶えたコーディネート実例。並べきれないものは下部の隠す収納に片付けられるので、お気に入りだけを飾っておくことができます。

カウンターチェアでバーのように過ごせるダイニングスペース。ラタン素材の背もたれがおしゃれです。

ダイニング側に収納を置いたことでキッチン内の物が減り、コンパクトでもすっきりとしたキッチンに。

ダイニングテーブルの後ろに、シェルフタイプの見せる収納を配置したコーディネート実例。食器やインテリアを飾って食卓をおしゃれに彩りました。また、グリーンの色合いで統一したことで、癒しも感じられます。

高さのあるシェルフでも、背面が抜けたデザインになっているため圧迫感を感じさせません。

シェルフと背もたれのないベンチを合わせることで、ダイニングをさらに開放的な空間に。

引き出しを自由にレイアウトして、空いたスペースにお気に入りの小物を飾りつけられる、ユニット式のダイニング収納を取り入れたコーディネート実例。ブルーのキッチンに無垢材の自然な風合いが良く合います。

高さと幅ともにあるダイニング収納ですが、所々に抜けをつくっているため、すっきりとした印象に。

テーブルとベンチもダイニング収納と同じ無垢材で統一しました。木の温もりを感じる食卓です。

おしゃれで快適なダイニング収納をお探しの方は、是非一度aflat店舗へ足をお運びください。今回紹介した、キャビネット・シェルフ・ラック・キッチン収納など様々なダイニング収納を取り揃えています。

デザインやサイズだけではなく、引き出しの開け方のスムーズさや、収納力なども実際に触れて体感できます。収納したい物をイメージして確認しましょう。

高さのあるダイニング収納も、店舗で実際に「奥に置いた収納物が取れるか」など、どのぐらいのサイズか確認することで、安心して収納家具を迎えられます。

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食卓を快適にするダイニング収納の選び方はいかがでしたか。自宅のスペースに合わせたレイアウトや収納家具のサイズを的確に選ぶことで、空間を有効的に活用した、快適でおしゃれな暮らしを実現することができましたね。是非、紹介したアイデアやインテリア実例なども併せて、収納家具選びの参考になさってください。