一人暮らしで2LDKを活かすコツ～2LDKの間取りの上手な使い方を解説～

結論から述べると、2LDKが一人暮らしに広すぎることはありません。むしろ部屋の使い方や生活スタイルによっては、2LDKが最適な場合があります。2DKとの違いと合わせて、一人暮らしの2LDKが向いている人の特徴を確認しましょう。

一人暮らしで2LDKが向いている人の特徴は、大きく分けて下記の3つ。基本的に2LDKは、リビングダイニング＋寝室＋もう一部屋が必要な人向けの間取りと言えるでしょう。

2LDKと2DKの違いは、キッチンがある部屋の広さ。2LDKは10畳以上のリビングダイニングキッチン＋2部屋がある間取り。2DKは6畳以上10畳未満のダイニングキッチン＋2部屋がある間取りです。

2LDKで一人暮らしをする具体的なメリット・デメリット、注意点にはどのようなものがあるでしょうか。代表的な例を簡単に紹介します。上記3点を把握して、生活スタイルに2LDKが合っているかを確認しましょう。

■家具選びやインテリアの自由度が高い
2LDKはワンルームなどのコンパクトな間取りに比べて、部屋数が多く広さもあります。そのため、コーディネートしやすい点がメリットです。

■来客を呼びやすい間取り
プライベートな部屋を別室に作れるため、リビングに人を招きやすい点が魅力。知人がよく遊びに来る方に2LDKはおすすめです。

■引っ越せずに同棲・結婚できる
2LDKは二人暮らしでも快適に過ごせる間取り。引っ越しせずに、そのまま同棲・結婚の準備を進められます。

■収納スペース・専用部屋を作れる
別室を収納部屋や専用部屋に使うことで、リビングダイニングをより快適に使える点がメリット。2LDKはメインの部屋を広々使いやすい間取りです。

■家賃・光熱費が高い
2LDKはワンルームや1LDKよりも部屋数が多い間取り。当然ではありますが、その分家賃・光熱費が高くなる点はデメリットです。

■部屋数が多いので掃除が大変
2LDKは3部屋になるため掃除が大変です。お掃除ロボットで負担を減らすなど、対策をするといいでしょう。

■広すぎて寂しく感じる
2LDKは部屋が広く部屋数も多いため、一人暮らしでは寂しく感じることも。その場合はコーディネートを工夫したり、別の間取りを検討しましょう。

2LDKでの快適な一人暮らしを叶える、4つのポイントを解説します。理想の空間を叶えるには、生活スタイルに適した「レイアウト」「家具選び」「テイスト決め」「インテリア選び」が重要です。一人暮らしの2LDKを充実させるために、4つのポイントを1つずつ実践しましょう。

2LDKでの一人暮らしは、ライフスタイルにあったレイアウト決めが大事です。それぞれの部屋をどのように使いたいかをイメージし、生活スタイルに適したレイアウトを見つけましょう。

2LDKの一人暮らしでは、1部屋を書斎として活用するレイアウトが人気。リビングダイニングや寝室から独立した専用部屋があれば、仕事モードに入りやすく作業がより捗ります。また、プライベート空間である書斎が別室なら、来客も呼びやすいですね。（※こちらは二人暮らしのケースを参考実例としてご紹介）

2LDKの一人暮らしで、知人が宿泊しやすいように1部屋をゲストルームにしたレイアウト実例。来客が多い方におすすめの間取りで、気軽に人を誘いやすいコーディネートです。

2LDKの1部屋が和室になっている間取りを、セカンドリビングとしてコーディネートした実例。リビングダイニングのソファとは異なる寛ぎ方ができるため、様々な過ごし方ができる快適な2LDKとなっています。（※こちらは二人暮らしのケースを参考実例としてご紹介）

2LDKの3部屋を、LD兼趣味部屋＋寝室＋収納部屋としてコーディネートした部屋の使い方。日中メインで使う部屋に、ソファとピアノを設置しています。別室の1部屋を収納部屋として活用しているため、広々としたリビングダイニングを叶えました。（※こちらは3LDKのケースを参考実例としてご紹介）

3LDKのリビングダイニングと隣室を繋げて1部屋として使い、2LDKとして間取りを使ったレイアウト実例。2部屋を繋げて広々とした空間を叶えています。（※こちらは二人暮らしのケースを参考実例としてご紹介）

一人暮らしの2LDKに取り入れる家具は、自宅での過ごし方をイメージして選びましょう。それぞれの過ごし方に合ったソファやダイニングテーブルなどの家具を紹介します。イメージしている生活スタイルに適した家具があるか、一度確認をしてみましょう。

ソファを設置する2LDKのリビングダイニングは、日中最も長く過ごす部屋。生活スタイルに合ったソファなら、暮らしの充実度が高まります。リビングダイニングでの過ごし方をイメージして、ぴったりなソファタイプを選びましょう。

2LDKでの一人暮らしでは、ソファ同様にダイニングテーブルもライフスタイルに適したものを選びましょう。自宅での食事や来客の頻度を考えつつ、ダイニングテーブルの有無やサイズを決めると良いですね。

2LDKの寝室にレイアウトするベッドは、どのサイズが適切でしょうか。ベッドサイズ基本的に、間取りの畳数と他に設置したい家具に依存します。しかし、2LDKであれば寝室専用として部屋を使えるため、ある程度サイズに余裕のあるベッドをレイアウトしやすいです。

幅145cm

幅165cm

2LDKでの一人暮らしを充実させるために、部屋の使い方に応じてその他の家具を取り入れましょう。在宅ワークに必要なデスク＆チェアセットやシェルフ、来客時に活躍するキッチンワゴンなど、生活スタイルに適した家具をプラスすればより一層快適な2LDKが叶います。

一人暮らしの2LDKをおしゃれに見せるには、インテリアテイストをしっかり決めてコーディネートをしましょう。部屋が3つに分かれている2LDKでは、3部屋のテイストを揃えるパターンと、部屋ごとにテイストを変えてコーディネートを楽しむ2つのパターンに分かれます。

モダンテイストはシンプルで落ち着きがあり、洗練された印象が特徴のスタイル。空間をすっきり見せられるため、部屋を広く感じられて開放感のあるコーディネートを作れます。

ホテルライクなテイストは、高級感があるおしゃれなコーディネートスタイル。生活感を抑える空間作りがポイントで、映画やドラマに出てくるような憧れの部屋を叶えられます。

ナチュラルテイストは家具・インテリアの素材感を活かした、温もりのあるコーディネートスタイル。自然を感じられる居心地の良い空間が魅力です。（※こちらは二人暮らしのケースを参考実例としてご紹介）

リゾートテイストは旅先のホテルのような、開放感や非日常感を演出するインテリアコーディネート。海や空といった自然の景色を連想させる空間作りで、リラックス感のある部屋でゆったり寛げるテイストです。（※こちらは二人暮らしのケースを参考実例としてご紹介）

一人暮らし2LDKの部屋を、インテリアアイテムでおしゃれにセンスアップさせましょう。2LDKの間取りはコーディネートの自由度が高い間取り。せっかくなのでインテリアに拘って、より自分好みの寛ぎやすい空間を作ってみてはいかがでしょうか。（※こちらは家族暮らしのケースを参考実例としてご紹介）

壁面装飾は気軽に取り入れやすく、自分のセンスを演出できるインテリアアイテム。壁面を華やかに彩ってくれるため、部屋が広く寂しく映りがちな2LDKに適したインテリアです。ひとつ取り入れるだけでも、壁面をおしゃれにコーディネートできます。

優しい灯りが落ち着きをもたらす間接照明は、ムーディーでおしゃれな一人暮らしを楽しめるインテリア。間接照明を取り入れた部屋は、リラックス感があり居心地の良い印象を与えます。部屋のアクセントにもなり、ホテルのようなおしゃれな空間を演出できますね。

遮光カーテンは書斎や作業スペースなど、仕事をする部屋と相性の良いカーテン。外からの気になる視線を遮り、集中しやすい環境作りができるインテリアアイテムです。また、遮光カーテンであれば紙の資料や書類が日焼けする心配もなくなります。

インテリアとして手軽に取り入れやすいクッション。好きなデザインのクッションをソファやベッドに並べれば、自分好みのコーディネートを演出できます。また、体を支えたり枕代わりに使える実用性の高さも魅力のひとつです。

スプレッドやスローはベッドに掛けておいて、汚れが付かないようにするインテリア。2LDKに備えた寝室やゲストルームに好きなデザインのスプレッド・スローをプラスすれば、ホテルライクな空間にセンスアップできます。

シンプルなデザインを選びがちなレースカーテンにも拘れば、2LDKのインテリアコーディネートがワンランクアップします。色や柄の入ったおしゃれなレースカーテンで、2LDKをより魅力的な空間に変えましょう。

一人暮らし×2LDKを上手にコーディネートした、間取りの使い方が参考になるレイアウト実例を紹介。2LDKは部屋作りの自由度が高いため、生活スタイルに合わせて暮らしやすくアレンジできます。自分の過ごし方に適したレイアウトを実践し、快適な空間を叶えましょう。

プライベート感があり、ゆったり寛げる一人暮らし2LDKのレイアウト実例。高級感のあるパープルカラーのインテリアで2LDKをコーディネートし、ホテルライクなリビングダイニングを叶えています。

■書斎のコーディネートにおすすめのシェルフ
シェルフは仕事用の資料や書類などの、収納が必要な書斎におすすめの家具。空いたスペースには小物を飾り、コーディネートも同時に楽しめます。

■おしゃれなパープルカラーのコーディネート
2LDKのインテリアカラーは、パープルでおしゃれに統一。ラグジュアリーで洗練された印象を与えるカラーです。

2LDKのリビングダイニングの隣室に、自宅で作業ができる書斎を作ったレイアウト実例。ダイニングテーブル奥側にある扉の向こうが書斎です。扉を閉めればリラックススペースのリビングダイニングから書斎が見えないため、より寛ぎやすい空間を作れます。

■ローソファで開放感のあるリビングダイニング
高さが低く、リビングダイニングに開放感を演出するロータイプのL字ソファ。2LDKの居間の間取りがコンパクトな場合にもおすすめです。

■インテリアで壁面を爽やかに彩った寝室
鮮やかなターコイズカラーを中心に、寝室を爽やかに彩ったコーディネート。すっきりとした印象で心地の良い寝室を叶えました。

こちらはゲストもゆったり過ごせる、一人暮らし2LDKのレイアウト実例。リビングダイニングでテーブルを囲み、団欒を楽しみやすいコーディネートです。ゲストルームは、リビングダイニングから独立した別室に備えています。

■ゲストルームのおしゃれなベッド
ゲストルームに取り入れた、シンプルでおしゃれなロータイプのベッド。癖がないデザインで、コーディネートしやすい点が魅力です。

■シックなカラーコーディネートで洗練された空間に
ソファカバーをシックなグレーにコーディネートし、洗練された印象のリビングダイニング。大人っぽいスタイリッシュな雰囲気を演出します。

2LDKをパープルのインテリアで彩った華やかなレイアウト実例。壁面装飾やラグ、カーテンなどのインテリアにパープルカラーをバランス良く取り入れており、ホテルのようにおしゃれな雰囲気を演出しています。

■1～4人で利用できる伸長式ダイニングテーブル
2人掛けから4人掛けに伸長できるダイニングテーブル。普段は2人掛けでコンパクトに、来客時のみ4人掛けとして使える便利な機能です。

■パープルの花柄がアクセントになるラグ
2LDKのリビングダイニングを華やかに彩る、パープルの花柄がおしゃれなラグ。ラグジュアリーでホテルライクな空間を演出します。

2LDKの部屋ごとにカラーコーディネートを変えた、リビングダイニング＋寝室＋ゲストルームのインテリア実例。それぞれの部屋で雰囲気の異なるカラー・テイストのコーディネートを楽しめて、3部屋全てに特別感のあるおしゃれな実例です。

■モダンなリビングダイニングを演出するラグ
スクエアな柄を組み合わせたおしゃれなラグ。グレーカラーがスタイリッシュな印象を与え、部屋のアクセントになるデザインです。

■リゾートホテルのようなゲストルームの寝室
ゲストがゆったり寛げる、リゾートホテルのような寝室。非日常的な空間で、特別感のある贅沢な時間を味わえるゲストルームです。

2LDKに和室があれば、ひとりでほっこり過ごせる空間が叶います。リビングダイニングとは異なる、和室ならではの寛ぎを味わうことが可能です。また、インテリアコーディネートもリビングダイニングや寝室と変えることでより特別感が際立ち、セカンドリビングとして活用しやすくなりますね。

■リビングダイニングのインテリアになる間接照明
リビングダイニングのデッドスペースに、高さのあるフロアランプをレイアウト。余ったスペースを活用できて、空間にメリハリを与えるインテリアです。

■趣のある和室でゆったり過ごせる座椅子セット
ローテーブルと座椅子を中心に、和室らしい落ち着きのあるインテリアコーディネート。心が安らぐ空間で、特別感のある寛ぎを得られます。

2LDKの3部屋を、LD兼趣味の部屋＋寝室＋収納部屋として活用したレイアウト実例。リビングダイニングの空いたスペースにピアノを設置し、日中活動しやすい空間を作っています。コーディネート自由度の高い2LDKを、上手に活用した実例ですね。

■カウンターチェアでリビングを広々使う
ダイニングスペースを節約できるカウンターチェア。スタイリッシュな見た目で、おしゃれなリビングダイニングが叶います。

■癒し効果のあるグリーンのカラーコーディネート
リラックス効果や癒し効果のあるグリーンのインテリアコーディネート。ゆったりと寛ぎやすい空間を演出します。

3LDKのリビングダイニングと隣室を開けっ放しにしてひとつの部屋として使い、3LDKを2LDKとして使ったレイアウト実例。インテリアのテイストやカラーも統一させて広々とした空間を作り、開放的なリビングダイニングを演出しています。

■テイスト＆カラーに統一感のあるコーディネート
レッドやオレンジなど、暖色系のインテリアでカラーコーディネート。温もりを感じられる、居心地の良い空間を演出しています。

■作業に集中しやすい書斎
3LDKの独立した1部屋は、書斎として活用しています。仕事専用の部屋を作れば、より集中しやすく作業が捗りますね。

a.flatでは、3D家具配置シミュレーションを使ったコーディネートの無料相談を受け付けています。3Dでインテリアコーディネートを忠実に再現できるため、一人暮らし2LDKの部屋作りで非常に役立つツールです。コーディネートのイメージがしやすくなる3Dシミュレーションを、是非ご活用ください。

3D家具配置シミュレーションでは、一人暮らしの2LDKのコーディネートイメージを細かく再現可能。自宅の間取りサイズや内装、家具・インテリアのレイアウトを反映できます。そのため、部屋作りで失敗しにくく理想通りのコーディネートを叶えられますね。

自分好みのコーディネートを自由に楽しめる点は、一人暮らしならではの魅力。3D家具配置シミュレーションを活用すれば、2LDKの間取りを使ってコーディネートイメージの事前確認できます。理想通りの2LDKを作るためには欠かせないツールです。

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今回は、一人暮らし2LDKの間取りの上手な使い方を解説させて頂きました。2LDKはコーディネートの自由度が高く、おしゃれで過ごしやすい空間作りができる間取り。コラムを参考に、自分らしく快適なコーディネートを叶えて一人暮らしを充実させましょう。