2階リビングの魅力は？メリット・デメリットや階段・老後の対策、間取りのポイントを紹介

2階リビングとは、住宅のリビングスペースを2階に配置する住まいの設計。一般的なリビングが1階にあるケースとはどのような違いがあるのでしょうか。

家族が集まり、生活の拠点となるリビングを2階にすることは、家族構成や生活環境、暮らし方によってメリット・デメリットがあります。まずは2階リビングの特徴を見ていきましょう。

前章で紹介した2階リビングの特徴を踏まえ、2階リビングのメリットについて詳しく見ていきましょう。日当たりや風通しの良さなど2階ならではの過ごしやすさに加え、耐震上のメリットもあります。

2階リビングは、地上から離れているため通行人の目を気にせずリラックスでき、騒音が少なく静かな居住環境を得られます。また、日当たりが良く、風通しも良いため、明るく快適な空間を実現できるのが魅力です。

明るく快適に過ごせる2階リビングですが、暮らし方・間取りによってはデメリットとなりやすい点もあります。設計時に事前に対策を考えた家づくりをすることがポイントです。

プライバシーの確保や明るい室内を作りやすい等の魅力がある一方で、日常的な階段の昇降が伴う2階リビング。ここからは2階リビングの特徴を踏まえ、暮らしやすい間取りや家具レイアウトのポイントを見ていきましょう。

2階リビングは小さな子供や高齢者には不便を感じる可能性もあるため、家族構成、老後の生活を考慮した間取りが重要です。2階リビングのメリットを活かすバルコニーの使い方もポイントですね。

家の設計や間取りが決まったら、家具のレイアウトも快適な2階リビングを作る大切なポイントです。2階の特徴を活かしたレイアウトについて見ていきましょう。

2階リビングでは、日当たりや眺望の良さなどメリットを活かしたレイアウトを意識しましょう。自然光が入りやすい位置にリビングを設け、家具は開放感を損なわないよう配置することがポイントです。

家具のレイアウトと一緒に考えたいのが家具選び。2階リビングをより快適にすることはもちろん、日当たりの良さや階段が家具の耐久性、搬入にはデメリットになるケースも。ここでは2階リビングに置く家具選びのポイントを紹介します。

2階リビングの魅力はなんといっても日当たりが良く開放的な空間。その特徴を活かし、デメリットになりやすい点も考慮した家具選びが大切です。

2階リビングでは家具の搬入が課題となりやすく、特にソファやテーブルなどの大型家具は階段の幅や転回スペースを考慮する必要があります。そこでおすすめなのが組み立て式の家具。部品が分かれているため、搬入が容易で、狭い階段でも運びやすくなっています。

2階リビングの眺望を活かすために、バルコニーには屋外家具を置いて屋外の時間を楽しむこともおすすめです。耐候性に優れた素材など、最適な屋外家具の選び方を紹介します。

日当たりが良い2階リビングのバルコニーの屋外家具は、耐久性とインテリア性を兼ね備えたアイテム選びがポイント。天候の変化に強く、長く愛用できる素材を選び、2階リビングの快適さを屋外空間にも拡げましょう。

1階よりも人目につきにくい2階バルコニーですが、近隣住宅からは目に留まります。屋外家具をバルコニーに置く際は機能性はもちろん、屋外、室内からの見え方も意識して選びたいですね。

【ダークブラウン】

高級感漂う佇まいが魅力。アウトドア感が無く自宅の屋外スペースにも馴染みやすい色です。

【ナチュラル】

木々を思わせる柔らかな色合いは自然の中にいるようなリラックスした雰囲気を演出できます。

【ホワイト】

目を惹くホワイトは海のリゾート地を思わせるような爽やかさを演出してくれるでしょう。

リビング作りに欠かせないのがカーテンやインテリア。特に日当たりが良い2階では機能性を考慮したカーテン選びなどもポイントです。この章では快適でおしゃれな2階リビングのインテリア選びのポイントを紹介します。

日差しの強い2階では、UVカット機能や断熱効果のあるカーテンが適しています。また、プライバシー保護のために、外から見えにくい素材やデザインを選ぶこともポイントです。インテリアとの調和も考え、空間に溶け込む色や柄を選ぶことで、より快適なリビング空間を実現できます。

おしゃれなリビング作りでは、カラーコーディネートも大切なポイント。部屋の大きな面積を占めるカーテンと調和するクッション、壁面装飾、ラグを選ぶことで、統一感のある空間を演出できます。

これまで紹介したように魅力的な2階リビングですが、日常的な階段の上り下りをはじめ老後の生活に不安を持つ人も多いのではないでしょうか。ここでは、2階リビングにおける老後の懸念ポイントと対策を紹介します。

リビングを2階にすることで、老後どのような点が大変になるのでしょうか。老後の生活を想定した懸念ポイントを見ていきましょう。

老後の生活に懸念が想像される2階リビングですが、家作りの段階から老後を見据えた設計をすることで長く暮らしやすい自宅を実現できます。老後のことを考えた間取りのポイントを見ていきましょう。

ここからは、おしゃれな2階リビングの実例をご紹介します。2階リビングの開放感を活かすレイアウトやカラーコーディネートを参考にしてみてはいかがでしょうか。

一人暮らし男性が叶えた、一戸建てのアーバンリゾートな2階リビング。コンクリート打ちっぱなしの特徴的な雰囲気を活かし、都会的でリラックス感もあるコーディネートです。

都会の戸建てならではの縦長なリビングダイニングルーム。細長いお部屋に合わせ奥行きの短いコンパクトソファ、伸長式のダイニングテーブルをチョイス。爽やかなブルーのファブリックカラーを中心にカラーコーディネートして、都会の中に居ながら海のようなリゾート気分を感じる空間です。

18畳の広い間取りで、天井が高く木の素材感が素敵な戸建てのリビングルーム。落ち着いた色合いの青や青緑をテーマカラーにソファカバーや壁面に飾ったファブリックパネルの爽やかな色合いがお部屋にアクセントを与えています。

海が見える湘南の別荘ライフを叶えた2階リビングの実例。昼間のみずみずしい光で景色が鮮明に見えるリビングダイニングには海をイメージしたブルーのコーディネートでリゾート気分が上がります。天然素材のヒヤシンスは、海や木々等の自然の景色が見える部屋にぴったりです。

海の綺麗さや豊かな自然が満載の沖縄にある民泊の2階リビング。温もりと洗練感が同居するヒヤシンスDG素材のソファを中心に、落ち着きのある紫色のソファカバーを添えることで非日常感を味わえる空間が作れます。

赤を基調にしたファブリックがアクセントとしてインテリア空間を彩るだけでなく、暖色系の色合いが温もりのある印象を与えるリビング。ダークブラウンの木材やラタン素材をより華やかに魅せるアジアンテイストの雰囲気がおしゃれな空間です。

白を基調としたお部屋に相性の良いダークブラウンの家具でコーディネートされたリビング。白と茶のメリハリが利いた空間に対して、緑のアクセントを加えてリラックス感も取り入れた大人のリゾート空間です。

ダークブラウンの家具に、ファブリックのカラーもグレーのスタイルでシックなイメージにまとめた16畳のリビングルーム。広々とした空間を活かした開放的なインテリアコーディネートです。

都会の洗練されたイメージをテーマに、モノトーンで統一されたインテリアコーディネート。ヒヤシンス素材が持つ独特な雰囲気やぬくもりを感じさせてくれる素材感と、ダークグレーが醸し出す上品で高級感漂う雰囲気を兼ね備えています。

2階リビングの配置やインテリアを具体的にどうすれば良いか分からないという方は、3Dシミュレーションをご利用ください。a.flatの3Dシミュレーションを使って家具、内装、インテリア装飾を組み合わせた際の完成イメージをバーチャルで確認することで、お部屋にぴったりなアイテムを選ぶことができるでしょう。

3Dコーディネートシステムでは家具のレイアウトやファブリックのカバーを簡単に変更することができます。2階リビングの間取りに合った家具選びや配置を予め確認することで、納得のいくリビング作りが叶います。

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眺望や日当たりの良さ、プライバシー性も確保しやすい魅力的な2階リビング。建設時の間取りの決め方や家具選び、レイアウト次第で長く快適に過ごすことができます。このコラムを参考に理想の2階リビング作りを叶えてください。