部屋のイメージを大きく変えるベッドやインテリアも重要ですが、マットレスは日々の身体を支えながら快眠を左右する大事なアイテムです。もし、マットレスを上手く選ぶことができれば、毎日の生活リズムや健康・美容効果など含めてより良いものに変えてくれるでしょう。
日々の快眠を実現するために最も大事なマットレス選び
様々なマットレスからベストの一品を選ぶには?
流行に左右されず自分や環境に合うマットレス探しが大事
これからマットレスを探される際は、自分の体型や感覚、環境に適したマットレス選びを心がけてください。きっと自分にとってベストのマットレスが見つかるはずです。
■使用マットレス
プレミアム・ポケットコイル・マットレス ハード (クィーン)ハーフ×2
■使用マットレス
ウレタンマットレス(シングル)
一般的なマットレスのタイプとは?
コイルタイプとノンコイルタイプ ~マットレス内部構造の違い~
マットレスを構成する要素として最も大きいのが、内部構造の違いです。表面の側生地・詰め物なども大事ですが、マットレスの大枠を支える内部構造の特徴をまずは把握してください。
コイルタイプはスプリングの種類と詰め物でも寝心地が変わります
マットレスの中でも最も使用されているコイルタイプのマットレスは、スプリングの種類でも寝心地や硬さが変わり、その上に入っている詰め物の厚さや種類によっても寝心地が異なります。これらの基本的な構造をふまえた上で、快眠できる自分だけのマットレス選びを見ていきましょう。
快眠マットレスを選ぶ3つのポイント
ここからは自分にとっての快眠マットレスを選ぶポイントをご紹介します。この3つのポイントに沿ってマットレスを選ぶことで、長く快適な睡眠を叶えやすくなるでしょう。
理想的な寝姿勢を保つことが大事
快眠マットレスを選ぶ一つ目のポイントは、「理想的な寝姿勢を保つこと」です。人の身体は若い時であれば柔軟性がありますが、年を取るとともに年々硬くなる傾向にあります。そのため、正しい寝姿勢で寝られるマットレスを選べば、快眠だけでなく身体や腰への負担減や健康への好影響を与えてくれるでしょう。
チーク・ローベッドv03+ポケットコイルマットレス
理想的な寝姿勢とは
適切な寝姿勢・適切な寝姿勢でないマットレス使用イメージ
快眠のための第一歩は自分に合ったマットレスの硬さ選びから
自分の体重とマットレスの硬さの関係性
理想的な寝姿勢を保つには、あなたの体重に最適なマットレスの硬さを選ぶことが重要です。体重とマットレスの硬さは密接な関係があります。a.flatのマットレスを例に選び方を見ながら、あなたの体重に合わせて「ノーマル」と「ハード」からおすすめの硬さをお選びください。
同じマットレスを女性と男性で試したケース
体重とマットレス硬さの相性=ノーマル
体重とマットレス硬さの相性=ノーマル or ハード
a.flatマットレスのノーマルとハードの選び方
同じマットレスシリーズでも体格・体重に合わせて硬さを選ぶことが「適切な寝姿勢」に繋がります。以下の表を参考にしながら、マットレスの硬さを選んでみましょう。(※下記はa.flatマットレスの例になるため、他社マットレスの際は変わる可能性があります)
あなたの体重は?
※グループB に該当する方は好みの硬さで選んでください。ただし、強度を気にされたり、二人でご使用の際にパートナーの方がグループCであれば、ハードを選ばれるのが良いでしょう。
標準的な硬さのマットレス(ノーマル)
硬さノーマルのマットレス一覧
しっかりした硬さのマットレス(ハード)
硬さハードのマットレス一覧
布団感覚で使える硬めのウレタンマットレス
コイルマットレスとは異なるノンコイルマットレスの中で、a.flatはウレタンマットレスを展開しています。かなり固めの構造なので、布団感覚でお休みになりたい方やこのマットレスをベースにして、マットレストッパーを敷いて寝心地を調整しながら使うことも可能です。
理想的な体圧分散性の高いマットレス
二つ目の快眠の条件は、「体圧分散性の高いマットレスを選ぶこと」です。からだに掛かる圧力を分散させることで全身をリラックスさせ、理想的な寝心地と快眠を実現できるのです。ここでは、試験機関にて体圧分散試験を実施した実証データをもとに、その重要性についてご説明したいと思います。
ムク・ベッド+プレミアム・ポケットコイルマットレス
体圧分散性の高いマットレスを選ぶ重要性
体圧分散性の実証実験データ
「a.flatオリジナル・マットレス」の優れた体圧分散性を比較した実証データです。赤や黄色の部分が少なく、緑や青の部分が多いほど、体圧分散性に優れているということになります。
プラチナポケットやプレミアムポケットは体圧分散性が優れており、からだに掛かる圧力を分散させることで、 血流を良くして筋肉をリラックスさせる理想的な寝心地と快眠を実現できるマットレスだと言えます。
体圧分散性に優れたa.flatのおすすめマットレス
プラチナ・ダブルスプリング・マットレス
高密度プレミアム・ポケットコイル・マットレス
プレミアム・ポケットコイル・マットレス
コンビネーション・ポケットコイル・マットレス
ポケットコイル・マットレス
寝心地の好みと硬さの相性・体圧分散性の良さは異なる
マットレス選びのポイントとして「硬さの違いによる適切な寝姿勢」や「体圧分散性」の大事さをご説明しましたが、自分にとっての寝心地の好みと体圧分散性の良さは異なります。基本ルールに沿って選んでもしっくりこない時は、自分が感覚的に良いと思うマットレスを選ぶのも一つの選び方です。
もし、使っていて寝心地がしっくりこなくなっても、マットレス次第ではマットレストッパーなどを敷いて後日調整もできるため、迷う時は自分の感覚で選んでもよいでしょう。
長く使いやすいマットレスの構造と取り扱い方
ここまでは自分にとって相性の良いマットレスの選び方をご紹介しました。そこで気になるのが、せっかく選んだマットレスが長く使えるかどうか? どのように取り扱うと末永く使うことができるのか? だと思います。次からはお気に入りのマットレスを、できるだけ長く使うためのポイントをご覧ください。
チーク・ローベッドv03+プレミアム・ポケットコイルマットレス
マットレスを寝心地良く保ちながら、できるだけ長く使うには?
これからマットレスを選ぶ方は以下のポイントも念頭置いてみましょう。下記はお気に入りのマットレスを更に長く使うための基本的な要素やテクニックです。
次からは5つのポイントをふまえながら、a.flatのオリジナルマットレスをご紹介していきます。
日本の睡眠環境・寝心地・体格に適した国産マットレス
寝室の睡眠環境を左右するマットレスですが、a.flatでは日本人の方に馴染みやすい寝心地・構造の「国産マットレス」をご提案しています。これからご紹介するマットレスは、長く使うために必要な要素が多く詰め込まれており、かつ日本人の方が好みやすいポイントも多く取り入れました。
チーク・ローベッドv03+プレミアム・ポケットコイルマットレス
コイルタイプのマットレスは1~2人でも快適に眠りやすい内部構造
a.flatおすすめのマットレス構造はコイルタイプです。体圧分散性、二人でも使いやすい、通気性などの点でノンコイルタイプよりも日本人の方にフィットしやすい構造と言えます。
二人で使用しても振動が伝わりにくく、ノンストレス。寝返りが多い方や、就寝・起床時間が違うケースにも最適なマットレスです。
ハーフタイプはお互い好みの寝心地から選べてメリットも多い
マットレス選びの際によくあるお悩みポイントとして「一緒に眠ることが多いが寝心地が合わない」、「搬入出が難しい環境」などが挙げられます。そんな時に解決してくれるのが、ダブルサイズとクィーンサイズで展開している「ハーフタイプの分割マットレス」です。
1枚物のマットレスのように使える便利なハーフタイプですが、コスト的には1枚物よりもアップするため、環境や予算に合わせてお選び下さい。
~ ハーフタイプマットレス その他メリット ~
日本人の寝心地や体型と好相性な詰め物を薄くしたマットレス
日本人の体型に合わせて設計したa.flatオリジナルマットレス紹介
プラチナ・ダブルスプリング・マットレス
独立したコイル1つ1つが「点」となって体を支える上層のポケットコイルと、連結した下層のボンネルスプリングのダブル構造により、体圧が二段階で分散されて最上級の「体圧分散性」を実現。
高密度プレミアム・ポケットコイル・マットレス
標準タイプのポケットコイルに比べて、コイル直径が10mm小さいタイプを採用。約1.9倍のコイルが詰め込まれています。少し硬めの感触で「体圧分散性」に優れ、日々の快適な寝心地を実現してくれます。
プレミアム・ポケットコイル・マットレス
標準タイプのポケットコイルに比べて、コイルが1インチ(25mm)高いタイプを採用。優しくしっかり支える感触で「体圧分散性」に優れます。a.flatの中でも人気のあるマットレスです。
コンビネーション・ポケットコイル・マットレス
身体の部位に合わせて硬さを5つのゾーンに分けた設計です。背中や腰などの体圧に応じて、ハード層・ソフト層のコイルが身体を支えて、適切な寝姿勢を保ってくれます。
ポケットコイル・マットレス
コイルスプリング1つ1つが「点」となって別々に沈み込むため「体圧分散性」に優れています。お二人でご利用頂いても振動が起きにくいので、ゆったりお休み頂きやすいマットレスです。
ボンネル・スプリング・マットレス
らせん状のボンネルスプリングが連結し、「面」で体をしっかり支えるベーシックなタイプのマットレスです。より硬めの感触を好まれたり、通気性やコストを考慮する際におすすめです。
こだわりの詰まった国産マットレス
マットレストッパーを使って好みの寝心地に
市販のマットレストッパーの種類
※上記は市販のマットレストッパーを一部抜粋。(a.flatでは販売しておりません)
詰め物が薄いマットレスはマットレストッパーが使いやすい
年齢とともに変わる寝心地の好みをトッパーで調整して長く使う
以下のようにマットレストッパーを使うことで、手軽に寝心地を調整できます。様々なタイプが外部で販売されているため自分にあったものを取り入れてください。(写真はa.flatのプレミアムタイプに使用)
ベッドパッドとマットレストッパーの違い
マットレストッパーは寝心地調整するアイテムで、ベッドパッドはマットレスを保護したり湿気や汚れを防ぐアイテムです。マットレスご利用にあたって、ベッドパッドは必須のアイテムと言えます。
■使用アイテム
ポケットコイル・マットレス
ウォッシャブル・ウール・ベッドパッド
マットレストッパー (6cm厚・市販品)
もし、ベッドパッドとマットレストッパー2枚を敷くのが手間という方は、「兼用のタイプ」で通常よりも少し肉厚で体圧分散性に優れたベッドパッドを敷いてみましょう。マットレスを保護しながら、寝心地に弾力性をプラスしてくれます。
マットレスを守る寝具や日々の使い方・お手入れについて
マットレスを長く大切に使うためには日々のお手入れが大事になります。マットレスを保護してくれる基本的な寝具や使い方、お手入れ方法などをご覧ください。
ムク・ベッド+ポケットコイルマットレス+ベッドパッド
汗を吸収してマットレスを保護するベッドパッド
素材で変わるベッドパッドの機能性や寝心地
日々の汚れを防いで寝心地も変わるボックスシーツ
マットレスと併用して使うアイテムとして必須のボックスシーツ。マットレスの厚さに合わせてサイズをお選びいただけます。
日々の汚れを防ぐ効果はもちろん、生地感によって寝心地も変わり、色次第で好みの雰囲気も演出できます。ピローケースやコンフォーターケースと合わせて、一式揃えておきましょう。
素材で変わる肌触りや寝心地
マットレスを大切に扱う日々の使い方・お手入れ方法
日々のお手入れの基本は湿気が溜まらないように「定期的な換気」と「清掃」することです。特に換気はできれば毎日、布団を足元までめくって窓を30分程度開けるだけでもマットレス内の除湿効果が高まるでしょう。
マットレスを裏返してへたりを軽減する
上記のマットレス天日干しの際に合わせて行いたいのが、裏返して配置することです。ボンネル/ポケットコイル/プレミアムポケットコイルのシリーズは、表裏が同じ構造になります。定期的に裏返すことでマットレスの詰め物部分のへたりを軽減して、より長くお使い頂けるでしょう。
マットレス選び Q&A
マットレス検討時にお客様から多い質問集
Q:二人の求める寝心地が異なる場合は?
一つ目の考え方としては、体格が良い男性の方などに合わせることです。仮に女性の方が体重47kgで男性の方が75kg以上~の場合、男性の方に合わせるのであればハードタイプになります。
もう一つの選び方としては、ハーフタイプのマットレスでそれぞれの好みに合わせて選ぶことです。ダブル/クィーンサイズであればハーフタイプが選べるので、例えば男性はハード、女性はノーマルというように希望の硬さを選ぶことで寝心地の違いが解消するでしょう。
Q:二人暮らしでセミダブルサイズは小さい?
■使用アイテム
ラック・ベッド (S)
ポケットコイル・マットレス (S)
Q:小さい子供とマットレス(ベッド)で寝るのは危ないですか?
お子様が大きくなるまではご家族3人で並んでお休みになりたいと方もいらっしゃいますが、高さのあるベッドだと心配かもしれません。その時は高さの低いローベッドであれば、小さいお子様とも安心してお休み頂けるでしょう。
ご家族3人で川の字になってお休みになる場合、最低でもクィーンサイズが必要になります。もし、寝室にゆとりがある場合は、シングル2台置き(キングサイズ仕様)もおすすめです。※右記イラストはシングル2台置きの例
Q:硬さについてノーマルとハードで迷ったら?
マットレスの上に敷いて寝心地を変えられる、マットレストッパーを使いたい時は、ベースのマットレスが硬めの方が理想的です。ノーマルタイプや更に柔らかいマットレスと硬くするのは難しいですが、硬めのマットレス表面に優しい感触や弾力性をプラスすることは可能となります。
Q:横向き寝が多い場合のおすすめマットレスは?
横向き寝では、体の凹凸がマットレスに影響が出やすいため体圧分散性が高いタイプがおすすめです。また、お客様の体重にもよりますがノーマルの方が沈み込みやすい傾向にあります。マットレストッパーを敷いて横向き寝に合う感触を見つけるのも良いでしょう。
Q:マットレスを床に直置きして使ってもよいですか?
マットレスを意外とフローリングに床置きして使っているケースもいるようです。ただし、この使い方の場合、湿気が多い部屋ではマットレス裏がカビになる可能性があるため、できればベッドフレームの上や最低でもすのこ上で使うことを推奨します。
Q:ベッドパッドは敷かないと駄目ですか?
マットレスを使う場合、ボックスシーツだけでは寝ている間の汗(コップ一杯分)を吸収できません。ベッドパッドは洗えるタイプが多いので、1枚敷いて大切なマットレスを保護してください。寝心地にも優しい感触をプラスできたり、マットレスのへたり軽減としても役立ちます。
Q:腰痛の場合のおすすめマットレスは?
一般的に腰痛の方は固めを好まれます。理由は柔らかいと腰部分が沈みやすい、硬いと少しの力で寝返りが打ちやすく腰への負担が軽減されるなどが要因です。そのため、ハードタイプのマットレスや、5つのゾーンで硬さを分けたコンビネーションタイプのマットレスが腰痛の方に人気です。
より硬めをご希望の場合、ノンコイルのマットレスの選択肢もあります。かなり硬めの感触なため、できればベッドパッドやマットレストッパーを併用した方が、身体への負担や快眠という点ではよいでしょう。硬すぎるマットレスは血流が悪くなるなど、デメリットもあるためです。
Q:海外製マットレスを購入する際の注意点は?
海外製マットレスは、サイズ(幅)が日本製と異なることが有ります。そのため、ベッドフレームやボックスシーツと合わない可能性があるため注意が必要です。特にQサイズは日本製と異なっていたり、DとQの間のワイドダブルが存在するなど、ご購入時は事前に必ずチェックしてください。
Q:マットレスはa.flatの店舗で試せますか?
こちらの特集でご紹介しているマットレスは、a.flatの各店舗に展示しています。実際に寝心地や感触を試してみたい、という方は是非お気軽にご来店ください。マットレスの選び方が分からない時は、アドバイザーがサポートさせて頂きます。