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【職人が教える】家具の塗装やお手入れ方法 ~家具におすすめのウレタン塗装などを徹底解説~

【職人が教える】家具の塗装やお手入れ方法 ~家具におすすめのウレタン塗装などを徹底解説~

皆さんは家具の塗装にはどのようなイメージを持っていますか?「ツヤツヤした肌触り」とか「キズがつかないか心配」などでしょうか。では塗装は何のためにするのでしょう?塗装には目的に沿った多くの種類と特徴があり、このコラムでは各塗装の特徴やおすすめの塗装、お手入れ方法など解説していきます。

なぜ家具に塗装が必要なのか?その目的とは?

家具と塗装はもはや切っても切れない関係。では、そもそも家具にはなぜ塗装が必要なのでしょうか?塗装の目的を解き明かすキーワードは皆さんが日ごろ耳にしている「エイジングケア」です。エイジングケアはお肌を保護することで綺麗な状態を長く続けること。また、年齢を重ねることによって生まれる変化を鈍化させることを目的とします。

a.flatの家具にウレタン塗装を施された家具は、まるでエイジングケアされたお肌のよう。家具表面を保護するウレタン塗装により、家具本来の美しさを長続きさせましょう。

気に入った家具をずっと使い続けるために、家具を大事にすることは重要です。だからと言って、家具に対してまるで高級ジュエリーを扱うような過度な扱い方はしません。

日常生活において、塗装には家具を使用する際にキズなどから素材を保護をする役割があります。塗装は、皆さんの愛着のある家具を長く使うために必要不可欠なものなのです。

家具に塗装する目的は主に2つ

エイジングケア同様に塗装に関しても目的があります。一つは家具を保護すること。二つ目は綺麗に着色された状態を保つこと。家具の業界では塗装・着色することを「化粧をする」と言うことも。ホームセンターで売られている塩ビやプリント紙シートの化粧繊維板も「化粧板」と呼ばれるのはその名残りかと思います。

1. 日常使用する中で家具の表面を保護をしてくれる

ダイニングテーブルではお食事はもちろん、ちょっとしたデスクワークやお子様の宿題など用途は多岐に渡ります。

このように日常的に使用する家具であるからこそ、家具表面を保護する塗装が必要となります。

2. 塗装のカラー次第で家具・部屋のテイストが変えられる

人それぞれの好みにもよりますが、塗装色によってお部屋の雰囲気は大きく変わります。特にa.flatの場合、家具やファブリックを使ったトータルコーディネートに特徴があるので、異なる家具の塗装色をベースとしたカラーコーディネートを選んでお部屋のテイストを作りあげてみましょう。

モク・ダイニングテーブル、ダークブラウン中心のリビングダイニングを艶やかなフラワーパープル・スタイルでカラーコーディネート。大人っぽいシックな家具の塗装色がパープルカラーを惹き立てます。

同じくモク・ダイニングテーブル、グレインブラウン色のリビングダイニング。爽やかな草原のような柔らかいガーデングリーンをカラーコーデし、穏やかに過ごせる空間として演出。

このように同じデザイン・サイズの家具でも異なる塗装色やカラーコーディネートを用いれば、まったく別のお部屋のイメージになります。(a.flatの木製家具は主に以下の2色で展開)

シャープでモダンな印象のダークブラウン色。a.flatの定番カラーでラインナップも豊富です。多少の傷でも色剥げが目立ちにくい特長があります。シャープでモダンな空間を演出してくれるカラーです。

天然木の特徴である木目(Grain)を生かしたグレインブラウン色。無垢材の魅力を引き出す塗装色です。ダークブラウンより色がやや薄く、柔らかな印象を与えてくれます。

家具に使用される代表的な5つの塗装~主な特徴~

ウレタン塗装やオイル(フィニッシュ)塗装など家具の塗装には多く種類があり、耐久性や特徴など様々。ここでは家具に使われる主な塗装の特徴を確認してみましょう。

①家具塗装の定番・ウレタン塗装

耳に馴染みのあるウレタン塗装ですがポリウレタンやアクリルウレタンなど塗料の種類も多く、家具塗装の中では最も多く選ばれている塗装方法でもあります。a.flatではポリウレタン塗料で主剤と硬化剤を混ぜる二液型を使用。二液型は一液型よりも手間がかかる分、コストや耐久性も高いです。

大切な家具を保護するウレタン塗装。広く一般的に使われる理由は厚い塗膜形成とその硬度にあります。a.flatの家具は天然素材が多く、特に無垢材に関しては過乾燥による割れや反りが起こる可能性も。ウレタン塗装の厚い塗膜はそのような割れ・反りなどを抑止する効果があるのです。

この実例で使用したウレタン塗装の家具

ウレタン塗装の主な特徴

  • キズがつきにくい

  • 汚れや水分に強い

  • お手入れが簡単

  • 反りや割れを抑える効果もある

ウレタン塗装は耐久性が高く、現代の家具に最も適している塗装と言えます。加えて塗膜が厚く過乾燥による素材の反りや割れを抑える効果もあります。

また、塗膜が硬いのでキズがつきにくく、汚れなどの耐汚染性にも優れている塗装。汚れても拭き取るのが簡単なのでお手入れに手間が掛かりません。

家具の素材、特に無垢材は商品になっても常に”呼吸”をしています。呼吸をするというのは梅雨時には水分を吸い、冬の乾燥時期には水分を吐き出すこと。水分を吐き出しきった無垢材は当然肌荒れ(割れや反り)を起こします。そして塗装にはコーティング作用があるので、無垢材の割れや反りを抑える効果があるのです。

ウレタン塗装と相性のよい家具

ウレタン塗装のメリットを生かせる家具とはどのような家具でしょうか?まず、キズがつきやすい使用用途があり、汚れやすいく常にお手入れが必要なテーブル類がウレタン塗装との相性がよさそうです。ダイニングテーブル以外では、デスクやローテーブルも用途的には最適ですね。

アッシュ突板材の天板にガラスを組み合わせて抜け感をプラスした、ユニークなデザインのローテーブル。

インダカ無垢材の素材感と美しい曲線デザイン、そして抜群の収納力を兼ね備えたワーク・デスクv02。

美しいルーバー・デザインと見た目以上の大容量収納や高い機能性を兼ね備えたドレッサーです。

②家具の木質が活かしやすいオイル塗装

オイル塗装(オイルフィニッシュ)

オイルフィニッシュは木材の素材感をもっとも残しながら塗装する方法です。塗装の概要としては木材の導管にオイルを流し込んで固めたイメージ。

塗装としてはかなり薄いので塗膜というより、木地そのままの風合いを維持。従って1年に1回程度のメンテナンスが必要でオールドファンが多い。

オイル塗装の主な特徴

  • 木目が自然で風合いが良い

  • 塗装膜が薄いので触ったときに癒される

  • 塗料が天然直物系のオイルなので安心して使用できる

  • 過乾燥(反りや割れなど)には弱い

③機能性と素材感を活かすオイル塗装のような木目xウレタン塗装

オイル塗装に見るもっとも特徴的な自然な木目の風合い。ウレタン塗装においてこのような木目を表現するために、自然な風合いの下地着色にしました。下地着色(ワイピング)は木材の導管を埋め、塗装をした際の吸い込みをなくすためのプロセス。もう一つの目的である着色において木目を引き立たせて無垢材の素材感を活かします。

テン・ハイバックソファに座って、朝の光や風を感じながら、ゆっくり出来るとても贅沢な空間です。テン・ハイバックソファと同じくインダカ無垢材のテン・ローテーブルのダイナミックな木目は、オイル塗装調の風合いとウレタン塗装の機能性を備えた存在を感じさせてくれます。

この実例で使用したオイル調ウレタン塗装の家具

オイル調 × ウレタン塗装の特徴

オイル塗装のように自然な風合いの木目を表現したウレタン塗装。まっさらな木地への下地着色(ワイピング)により木目を引き立たせます。

中塗り・上塗りはウレタン塗装なので、厚く硬い塗膜形成ができ、日々のメンテナンスも簡単です。

オイル調 × ウレタン塗装と相性のよい家具

木材表面が肌感覚なオイル塗装よりも塗装膜の厚いウレタン塗装ですが、木目を引き立たせる着色方法により深みのある表情が印象的です。そんなオイル調xウレタン塗装と相性のよい家具をご紹介いたします。

ハーモ・テレビボード (GB)は同シリーズのリビングシェルフと組むことで、テレビボード周辺の収納力をアップさせるとともに、空間のインテリア性を高めることも可能です。

優雅な帆船のようなデザインをモチーフにした、セイル・ローソファ。高さを抑えたロースタイルのフォルムや、抜けのあるデザインは部屋に開放感をもたらしてくれます。

オイル調 × ウレタン塗装と好相性のおすすめ家具

④天然素材の家具を美しく見せる優しい水性塗料

天然素材の家具を優しく包むような水性塗料。環境保全にも適応し、シックハウスの原因とされるホルムアルデヒド成分を含みません。ヒヤシンスやラタンといった天然素材との相性が非常に良く、環境にも優しい水性塗料はナチュラルな雰囲気の演出には欠かせません。

ウッドブラウン・スタイルでコーディネートしたダークブラウン系のリビングダイニング。自然の心地よさを取り入れたラタン素材のシン・ソファは環境に優しい水性塗料で塗装されており、マットな質感で自然な風合いのラタン素材が際だちます。

この実例で使用した水性塗料・ウレタン塗装の家具

水性塗料の主な特徴

  • 主成分が水なので環境に良い

  • 臭いが気にならないので室内家具に最も適している

  • ラタンやヒヤシンスなどの天然素材と相性が良い

  • 塗膜の耐久性はウレタン塗装などよりも劣る

一般的な水性塗料はシックハウス症候群の原因物質であるVOC含有量が非常に少なく、臭気や有害性も低い。最も使用者の健康面・環境面に配慮した塗料と言えます。

a.flatのラタンやヒヤシンス家具も水性塗料が用いられており、自然界の天然素材と水性塗料の相性は抜群です。

水性塗料と相性のよい家具

安心安全で臭いの気にならない水性塗料と最も相性よい家具は室内家具と言えます。その中でも硬い塗膜形成が必要ないヒヤシンスやラタンなどの天然素材は特に適しているでしょう。

部屋を広く見せる開放的なロー&ワイドなデザインと、ヒヤシンスの素材感が癒しのアジアンリゾート空間を演出してくれます。

省スペースに収まるサイズが特徴のラン・コンパクトソファ。ラタンのマットな素材感が魅力のアジアの風を感じさせるコンパクトソファです。

水性塗料と好相性のおすすめ家具

⑤作業性に優れるラッカー塗装

ラッカー塗装

DIY好きな方には馴染みの深い「ラッカー塗装」。塗料店やホームセンターで販売されている多くの缶スプレーがラッカー塗料です。

塗膜は非常に薄く、重ね塗りを苦ともしない手軽さと手間いらずな塗装方法ですが、対候性に難がありアルコール消毒液にも簡単に溶けてしまいます。

ラッカー塗装の主な特徴

  • 薄い塗膜で木地の素材を感じやすい

  • 手間が掛からず、塗装の重ね塗りも可

  • 塗り直しなどのメンテナンスも手軽にできる

  • 耐候性に難があり、アルコールにも簡単に融解する

その他の家具塗装・塗料

これまで説明してきたように家具には本当にたくさんの塗料や塗装方法が選ばれています。他にも、アンティーク家具に適しているシェラックニスは虫の分泌物で樹脂化した塗料なので人体に無害。そして静電塗装はライン塗装方式のため自動車の塗装に向いていますが、塗着効率の良さから家具や造作材に静電塗装が使われる場合もあります。

アンティーク家具に使われるシェラックニスはラックカイガラムシという虫からつくられます。樹脂状の塗料には光沢があり防湿性にも優れており、古くからバイオリンなどの楽器にも幅広く使われてきました。

噴射された塗料は基材の裏側にも満遍なく塗着することから均一性のある塗装と、塗料のロスが少ない方法でもある。家具から自動車まで、塗装の世界って本当にすごいですね。

アイアン家具の表現力をアップする粉体塗装

アイアンで作られた座椅子のフレームは安全性が高く塗装方法にも特徴があります。重厚で存在感のあるアイアンフレームですが溶剤を使わない粉体塗装は環境面で再評価されており、個性的な家具の表現力をアップさせてくれます。

アイアンフレームは溶剤を一切使わない粉体塗装。粉末状の塗料を基材に塗布して、焼き付けを行った後の素材表面に厚い塗膜を形成します。

この粉体塗装で仕上げたアイアンフレームの表面はマットな肌触りなので、ソリッドな質感の座椅子のラタン素材と相性が合います。

ラタンとアイアンフレームの組み合わせによる、素材の温もりとスタイリッシュなデザインが魅力の座椅子 (ラタン)。粉体塗装は溶剤を使わないので環境にやさしい一面もあり、ラタン素材に使用されている「エコ塗料」とも相性抜群です。

この実例で使用した粉体塗装やウレタン塗装の家具

厚みのある塗膜形成ができるがコスト高のUV塗装

高級感があり塗膜に厚みを持たせたいときに使われるUV塗装。機械・設備が必要なので塗装のライン化を組むこともしばしば。コストが高い分、塗膜に深みと高級感があり昔はピアノ塗装とも呼ばれることもありました。

UV塗装

UVとは紫外線(ultraviolet)のこと。肌によくないイメージがありますが、コスメのジェルネイルもUVライトで硬化するものがあります。

家具塗装に使われるUV塗装も同じ原理で、基材に塗装した塗料をUV照射機にあてて硬化し、厚く硬い塗膜形成が可能です。

ピッカピッカでピアノの表面を覆う塗装もUV塗装が使われる場合があります。厚く硬い塗膜を形成するため、表面をナノレベルで均一に塗装せねばならず、特殊な塗装機械や塗料硬化後に表面を磨いて艶をだすバフ工程も機械化することがあります。

多くの家具塗装にウレタン塗装が選ばれる理由とは?

これまで紹介してきた塗装の中で、なぜウレタン塗装は多くの家具に使われているのでしょうか?ウレタン塗装が選ばれる理由とは何なのかをここからは見ていきましょう。

そもそも家具に使われるウレタン塗装とは?

ウレタン塗装とはポリウレタン樹脂系とアクリル樹脂系などに分かれ、それを塗布・乾燥することにより硬く厚い樹脂の膜で家具表面を保護します。

塗装表面が硬いウレタン樹脂ですが、基材が無垢材であれ突板繊維板であれ柔軟に密着することができ、汚れや水分にも比較的強くキズがつきにくい特徴があります。

ウレタン塗装とオイル塗装の違いについて

家具の塗装の中で人気を二分するウレタン塗装とオイル塗装。オイル塗装は主成分が天然植物系のオイルを無垢材などの導管に流し込み、固まることにより薄い膜で家具表面を保護。一方のウレタン塗装は何層かに分けて樹脂系化合物の塗料を塗布し、厚い塗装膜で素材を保護します。触感(手触り)ならばオイル塗装、メンテナンス性ならば断然ウレタン塗装に優位性があります。

ウレタン樹脂塗装

何層かに分けてウレタン樹脂を塗装して硬く厚みのある塗装膜を形成。厚みのある塗装の膜は木材の過度な呼吸を抑える役割もあり、反りや割れなどの予防にもなります。

ウレタン塗装は耐久性も高く、硬い塗膜によりキズつきにくい性質。軽微な汚れはさっとふき取るだけのメンテナンス性が高い塗装方法です。

ウレタン塗装とオイル塗装のような木目表情を組み合わせた塗装方法

オイル塗装のように自然な風合いの木目を組み合わせたウレタン塗装。木目表情に重要な下地着色において木目や導管を引き立たせた後、メンテナンスに優位性を持つウレタン樹脂で厚く硬い塗膜形成を行っています。

この実例で使用したa.flatの家具

ウレタン塗装した家具のメリット

ウレタン塗装は無垢材などの素材表面に厚く硬い塗膜を形成します。この塗膜がウレタン塗装の最大のメリットとなります。

近年ウレタン塗装の技術革新も進み、以前のようなツルツルとした肌触りでなく、よりオイルフィニッシュのようなマットな触感に近づいてきました。

メリット1:キズがつきにくい

ウレタン塗装の塗装膜は厚くて硬い。塗膜の薄いオイルフィニッシュやラッカー塗装では素材そのものにキズがついてしまう程のキズでもウレタン塗装は厚い塗膜で保護します。ただし、ウレタン樹脂の塗装膜で保護されていてもキズがつかないわけではないので、家具は優しくお取り扱いください。

木目の風合いを活かしたウレタン塗装のダイニングテーブル。雄大な大地や渓谷からインスピレーションを得たダイニングテーブルのデザインと、質感を活かした塗装がぴったりです。

この実例で使用したa.flatの家具

メリット2:家具への汚れや水分に強い

表面が硬いウレタン塗装ですが、汚れに強い一面があります。ウレタン樹脂の厚い塗膜で素材を保護していますので、水分によるシミもつきにくい塗装の種類。

耐汚染性にも優れていますので、万一醤油や油などをこぼしても直ぐに拭き取ればキレイになります。それでも、水分などを拭かずに放っておくとシミや劣化の原因になりますので、お気をつけください。

汚れや水分に強いダイニングテーブル

メリット3:木材特有の割れや反りの抑止役

家具の素材、特に無垢材は常に呼吸をしています。梅雨時など湿度が高い時は水分を吸い膨張し、冬などの乾燥時期はは水分を吐き出し収縮するのです。

このように膨張や収縮を繰り返し限界値を超えたときに木材の反りや割れが起こり、ウレタン塗装はワイピングにより導管を埋め、厚い塗膜により過度な呼吸を抑止する役目も担っています。

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メリット4:お手入れ簡単な優等生

ウレタン塗装はお手入れが簡単な優等生。厚いウレタン樹脂の塗膜があるため、日頃のお手入れは木目の向きに沿って柔らかな布で乾拭きし、汚れが頑固な場合は水拭きや中性洗剤を用います。

汚れが気になる場合、柔らかな布を水で濡らし固く絞ってから拭きます。その後は乾いた布で水分を拭き取ってください。

油汚れなどが目立つ場合は、中性洗剤を水で薄めて布に含ませ、固く絞ってから拭きとります。その後はすぐに水拭きと乾拭きするのがおすすめです。

別荘などの使用頻度が少ない環境でも最適なウレタン塗装の家具

家具のお手入れはできるだけ簡単な方が日々の暮らしが時短になります。もし、別荘などの過ごす頻度が少ない箇所では尚更です。お手入れしやすいウレタン塗装の家具であれば、そのような環境下でもストレスなくご利用頂けるため、家具の塗装という観点からも別荘の家具選びを考えてみてはどうでしょうか?

お手入れ簡単なダイニングルーム空間の家具

ウレタン塗装した家具のデメリット

ここまでウレタン塗装を紹介してきて弱点がない塗装のように感じませんか?大事な家具をウレタン樹脂で保護し、キズや汚れにも強い。そんなウレタン塗装にもデメリットはあります。

塗膜が厚いので木地の質感が感じにくい

ウレタン塗装は何層かのウレタン樹脂塗料を素材に塗布して塗装膜を形成。ウレタン塗料自体が粘度が高く乾燥した塗膜は必然的に厚くなります。

言うならばプラスティックで木材をコーティングするイメージなので、無垢材など木地の質感が感じにくいデメリットがあります。

使用頻度が高くなれば塗装がはがれる?

いくら硬くて厚いウレタン樹脂と言えども使用頻度、年月の経過とともに塗装膜は削れていき、時には剥がれたりもします。

例えばテーブルの場合、コップやお茶碗の置き方も引きずるように置かず置き方に気を配ったり、マットやコースターを使ったりして数十年長持ちさせましょう。

ウレタン塗装とオイル塗装のような木目で木の質感を表現する二つの塗装色

シャープでモダンな印象のダークブラウン色はa.flat創業当時からの定番カラーでラインナップも豊富。グレインブラウン色は天然木の特徴である木目(Grain)を生かした塗装色で、無垢材の魅力を印象づけます。それぞれ特徴のある塗装色ですが、たとえ二つの塗装色の家具を用いても空間にブラウンのグラデーションが生まれ、自然の木々と同様に多彩なブラウンに囲まれたリラックス感のある部屋で過ごせますよ。

グレインブラウンの家具(オイル調Xウレタン塗装)

グレインブラウンの家具はオイル調の木目の風合いと、ウレタン塗装のメンテナンス性を組み合わせたような塗装方法。無垢材の場合は木の風合いを活かした塗装で自然を感じやすく、滑らか曲線デザインも可能です。特にテーブルやデスクなどの広い天板が主役の家具は、ダイナミックな木目に心を惹かれる方も多いはずです。

ダークブラウンの家具(ウレタン塗装)

ダークブラウンの木製家具は高級なイメージと上品な木の風合いにより温かみも演出します。一見濃いブラウン色のため目立ちにくくはありますが、グレインブラウン色と同様に下地着色を施しました。深みのある木目と色合いが醸し出す、上品で落ち着いた印象はダークブラウンの木製家具ならではと言えるでしょう。

この実例で使用したダークブラウンの家具

木の風合いや木目を活かした家具の着色方法を採用

ダイニングテーブルの無垢材は主にアッシュ材を使用。無垢材も突板材も木材が持つ本来の風合いや木目を活かすための着色方法を採用しています。時を重ねるごとに表情が変化して味わい深くなっていくのも、無垢材のひとつの魅力ですね。

ダイニングテーブルの塗装は、下地着色やサンディングシーラー(目止め)を用いて導管をふさいで、その後の塗装の際に無垢材表面の平滑性をたもちます。

中塗りや上塗りなど複数回の塗装・乾燥後の研磨を繰り返して、平滑で木目の風合いを活かしたウレタン塗装が完成します。

自然な木目を引き立たせる下地着色の役割

素材そのものの感触のオイルフィニッシュとは異なり、塗装の膜をつくるウレタン塗装は塗膜が厚いので美しい木目の表現がしにくい塗装と言えます。

ウレタン塗装で木目を引き立たせるためには下地着色(ワイピング)での塗装の下地処理が重要となります。

深みのある塗装色を表現するための塗膜着色

下地着色(ワイピング)をすることで余計な塗料の染み込みを予防するだけでなく、木目をより引き立たせることができます。

その後の塗膜着色やフラット・クリア塗装によりウレタン塗装本来の深みのある塗装が表現されます。

この実例では下地・塗膜着色で塗装の深みを表現している、ダイニングセットやソファなどのグレインブラウン色の家具を主役にコーディネート。木の風合いや木目の癒しを感じる無垢材と相性のよい、グリーン・アイボリーを中心としたカラーコーディネートで癒しを感じる空間としてまとめてみました。

~塗装の色別~a.flatのおすすめ家具シリーズ&お手入れ方法

ここからはa.flatおすすめの家具シリーズを塗装の種類と色別にご紹介していきます。どれも自然の素材が使われているので、お好みのファブリックなども追加して癒しの空間をつくり上げてみましょう。

ウレタン塗装とオイル塗装の良い点を組み合わせたグレインブラウンの家具

グレインブラウンはオイル調の木目表現とウレタン塗装の耐久性を組み合わせた塗装色。グレインブラウンは木の風合いを活かした塗装で自然を感じやすいウレタン塗装色と言えます。

無垢材の質感や曲線アームを活かした塗装のソファ

二次元・三次元の曲線デザインを使うことにより、無垢材の柔らかさとダイナミックさの対極を表現したテン・ハイバックソファとセイル・ローソファ。木目の表現豊かな塗装方法により、無垢材の質感やアーム曲線の力強さが表現されています。

ダイナミックな木目が特長のインダカ材。その素材感を生かしたオイル調ウレタン塗装は時を重ねるごとに表情が変化して味わい深くなっていきます。

セイル・ローソファは、無垢材ならでは高級感と温もりを味わうことができます。アームにそっと手を置いた時に、滑らかな木の手触りをお楽しみください。

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木目の風合いが美しいウレタン塗装のダイニングテーブル

ダイニングテーブルはソファとともに家族全員が集う場所。家族全員での楽しいお食事やお子さんの宿題など、たくさんの思い出が詰まっています。美しい木目の風合いでダイニングテーブルを長く使うため、ウレタン塗装の耐久性が選ばれています。

モク天板にはアッシュ無垢材を贅沢に使用。天板の木端を斜めにカットするデザインにより、天板の厚みが強調され、天板の存在感が高まります。

セイル天板は緩やかな曲線が空間にやさしい印象。オイル調xウレタン塗装による木目の風合いと曲線デザインによりお子様がいる家庭でも安心して使えます。

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    ダイニングテーブル・ダイニングセット~アジアの風・自然をテーマにしたダイニングシリーズ~のページです。シンプルであるからこそ、細部まで美しく。a.flatダイニングテーブル・ダイニングセットシリーズは、有機的なフォルムと、アジアン素材の温もりがひとつになりました。使うひとのためにデザインされた機能性と、どこか優しいアジアンリゾートの空気感。目黒通り、新宿、大阪梅田(グランフロント北館)の3つの店舗には、アジアンリゾートの情景を思わせる開放的な空間が広がり、コーディネートとクオリティを確かめながらダイニングテーブル・ダイニングセットを選べます。たいせつな人と、たいせつな時間を過ごすために。ずっとつながっていく、a.flatのある暮らし。

快眠しやすく高い森林浴効果を期待できる無垢材ベッド

無垢材の癒しに包まれながら眠れるムク・ベッド。無垢材には森林浴と同じようなリラックス効果があると言われ、お休み前に優しい木の質感を見ることで心が落ち着いたり、お部屋の調湿作用もあります。ベッド周りに無垢材の家具を置けば、更に無垢材の温もり感が広がることで、快眠しやすく高い森林浴効果のある寝室を作れるでしょう。

無垢材の魅力を引き出すグレインブラウン塗装。下地着色にオイルステインを使用しているため、自然な風合いが特長で、温かみのある寝室が生まれるでしょう。

ムク・ベッドv01タイプの棚の上に置いた間接照明に照らされるヘッドボード。昼間と違ったアッシュ無垢材の木目表情も癒されます。ぜひ就寝前のリラックスタイムをお楽しみください。

グレインブラウン色の家具のお手入れは、通常のウレタン塗装のお手入れ方法のように汚れた箇所には柔らかな布を水で濡らし固く絞ってから拭いてください(その後は乾いた布で拭き、水分を拭き取ります)。油の付着など汚れがひどい場合は中性洗剤を薄めて拭いた後、水気を拭き取ります。

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  • ムク・ベッド特集 -無垢材の癒しと温もりで快眠しやすいベッド

    ムク・ベッド特集 -無垢材の癒しと温もりで快眠しやすいベッドのページです。「無垢材の癒し」により心地良い眠りをもたらすムク・ベッド。無垢材ならではの質感や木目、さらに照明から漏れる灯りの癒し効果によってあなたを快眠へと誘います。無垢材で作られたヘッドボードのランダムな材幅と、スリットが生み出すリズム感のあるルーバーデザインも魅力です。

ウレタン塗装を使用したダークブラウンの家具

ダークブラウン色は落ち着きがあり、シックで高級感のある雰囲気。ウレタン塗装の硬度と深みのある塗膜との相性も良い塗装色です。

きめ細かなルーバーデザインが特徴のルーバードレッサーを寝室に置けば、モダンなアクセントを与えてくれます。

濃い茶色の塗装でシャープなデザインが映えるソファ

木の風合いが魅力のアッシュ無垢材を用いたウッド・ソファv02。シンプルながらもこだわりの詰まったデザインが魅力です。深みがあるダークブラウンのウレタン塗装の中に垣間見える木目が、シャープなデザインを印象付けてリビングなどに洗練感をプラスします。

アームにはアッシュ無垢材を贅沢に使用。ダークブラウンの塗装でも、無垢材ならではの木目や風合いを活かした下地着色によるウレタン塗装を施しています。

こだわりの無垢材アームには外側にテーパーを施しました。繊細かつスタイリッシュなデザインと深みのあるウレタン塗装がダークな木目を引き立てます。

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  • スタンダードソファ特集 - イメージに合わせて選べるソファの素材・色 -

    スタンダードソファ特集 - イメージに合わせて選べるソファの素材・色 -のページです。お部屋作りの主役となるソファですが、その素材感や色合いに寄って、部屋のイメージを大きく左右します。a.flatの「スタンダードソファ・シリーズ」は4つの異なる素材感からお選び頂けるとともに、お好みで別売りのソファカバーをプラスできるため、理想のテイストを叶えることも可能です。こちらでは、各スタンダードソファにおけるイメージの違いや、彩り豊かなカラーコーディネートなどをご覧ください。

縦・横のモチーフを美しく見せる塗装が魅力の収納家具

シンプルながら繊細なデザインが魅力のルーバーとレン・シリーズ。縦・横のモチーフを美しく見せるウレタン塗装の仕上げ方はどんな空間とも相性が良く、デザイン・収納力・機能性ともに優れています。

水平なラインと陰影が作り出すルーバーデザインが魅力的。厚みのあるウレタン塗装が施されたルーバー一本一本に明るい光があたり、ルーバー・シリーズならではの陰影やグラデーションが楽しめます。

どこまでも連なる縦ラインを均一で繊細なウレタン塗装で仕上げたレン・シリーズ。滝のような線と溝の連なりが醸し出す、凛とした佇まいがレンシリーズの魅力です。

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  • 収納家具特集 - 4つの収納シリーズとインテリアコーディネート -
    収納家具特集 - 4つの収納シリーズとインテリアコーディネート -

    お気に入りを飾るディスプレイスペースを作ったり、日々使うものの収納を考えたりと、自分らしいインテリアコーディネートや快適な暮らしを実現するためになくてはならない収納家具。ここでは、a.flatの4つの収納家具シリーズの魅力とラインナップ、そして各シリーズごとにa.flatスタイルカラーをあわせたインテリアコーディネートをご紹介します。

寝室を落ち着いた印象に変えるダークブラウンのベッド

日々の疲れを癒してくれる寝室の環境作りは大事なポイント。寝室を落ち着いた印象に変えるウレタン塗装のローベッドはダークブラウンのカラーにすることで、夜の暗闇に溶け込みやすくきっと深い眠りに誘ってくれるでしょう。

チークの角材を組み上げたようなシンプルデザインと開放的なイメージが魅力のチーク・ローベッドv01。寝室を落ち着いた印象に変えるダークブラウン色です。

美しい直線と緩やかな曲線で描いた、立体感と陰影を感じるコト・ローベッドv01のヘッドボード。深みのあるウレタン樹脂で塗装されたルーバーデザインは上品な雰囲気を作り出します。

ダークブラウン色の家具のお手入れ方法はグレインブラウン色と同じく、汚れた箇所には柔らかな布を水で濡らし固く絞ってから拭いていく(その後は乾いた布で拭き、水分を拭き取ります)。油の付着など汚れがひどい場合は中性洗剤を薄めて拭いた後、水気を拭き取ります。

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  • チーク・ローベッド特集 -チーク角材を積み上げた開放的なローベッド

    チーク・ローベッド特集 -チーク角材を積み上げた開放的なローベッドのページです。チーク角材を組み上げたデザインで、独特の存在感が魅力のチーク・ローベッド。チーク角材をそのまま生かしたスクエアなフレームがアジアらしさを感じさせます。フレームには高度な技術を要する「留め加工」を施すことで、角材感を表現しています。

  • コト・ローベッド特集 -リゾートのホテルライクな暮らしが叶うベッド

    コト・ローベッド特集 -リゾートのホテルライクな暮らしが叶うベッドのページです。マットレスを低く、スタイリッシュに見せるフレームデザインが、アジアの「ホテルライクなロースタイルな暮らし」を実現するコト・ローベッド。開放感が抜群の重心が低めの佇まいは、リゾートホテルにいるかのような気分にさせてくれます。こちらのページでは、コトシリーズの魅力や使い勝手をご覧ください。

水性塗料を使用したヒヤシンス (ブラウン)の家具

ヒヤシンスのブラウン塗装に関して、素材の生地色の自然な風合いを損なわないような塗料色を調合。そして職人がムラなく丁寧に塗装、その後に安全性の高い水性塗料のトップコーティング塗装を行います。

塗装は生地着色だけでは塗装が簡単に薄くなったり、剥げてしまうことも。この理由からa.flatではヒヤシンスにも無垢材同様にトップコートを施し、塗装面の保護と強度が増すような塗装方法を採用しました。

ヒヤシンスのブラウン色は経験のある職人が丹念にヒヤシンス表面を着色。

面積の大きなソファに素早く均等に塗らなければ、すぐに塗料が乾いてしまい塗装ムラが発生します。経験に裏打ちされた職人の塗装技術もa.flat商品には不可欠です。

リゾートムードを演出する塗装を施したヒヤシンスソファ

天然のヒヤシンスを丁寧に編み込み、快適な座り心地と機能性を実現したシン・ソファ。南国リゾートのホテルでも定番なブラウン色で塗装されたシン・ソファ(ヒヤシンス)は、非日常感のイメージでお部屋作りができます。シンプルな中にもこだわりのあるデザインや、長く使える快適な座り心地を体現してみましょう。

熟練された職人がつむぐ、綺麗に目の詰まったヒヤシンスの編み込み。リゾートの定番ブラウン塗装も塗装職人がムラのないように丁寧に塗っていきます。技術があるからこそ、シン・ソファの品質が保たれています。

背面までヒヤシンス素材で綺麗に編み込まれたシン・ソファ (ヒヤシンス)。部屋のどの場所に置いても、素材感のあるヒヤシンス・ブラウン色を感じながらリゾートのような、非日常感のある空間を演出できます。

自然感のある塗装がアジアンな雰囲気を生むダイニングチェア

a.flatのヒヤシンスやラタンチェアは、素材感を最も引き出す塗装色で着色しているリゾート感あふれるやさしいカラーです。経験のある職人が刷毛(はけ)などで丹念に色を塗り重ねていくことにより、素材に奥行きのある表情が生まれます。

ヒヤシンスの素材感と背もたれの美しい曲面から生まれる脚の陰影が唯一無二の存在感。その細かなディテールまで行き届いたブラウン色の塗装が映えます。

美しい三次曲面を描く大きな面積の背もたれは、水性塗料により魅力的に映ります。素材の持つ温もりやヒヤシンスならではの風合いを感じられます。

ハブ・カウンターチェアは、マットなラタン素材とシックな大人のダークブラウン色に塗られた背もたれの造形美を存分に堪能することができます。

背もたれから流れる美しい曲線と丸みを帯びた細い後脚が特徴のカフウ。丸みのあるラタン素材の編み込みとダークブラウンの水性塗装はまさに職人技です。

染め上げ塗装の技法を使ったヒヤシンスDG (ダークグレー)の家具

日本を代表する染め上げ方法に藍染めがあります。海外では「ジャパン・ブルー」としても知られ、江戸から明治時代にかけて藍染めは爆発的に流行りました。そんな日本古来の藍染めとa.flatソファのダークグレーの塗装プロセスは非常に酷似しています。

ダークグレーのヒヤシンスは、パープルカラーと相性が良く、落ち着きのある大人のアジアンリゾートを演出してくれます。素材に塗料をしっかり浸透させ、塗装を何度も繰り返し、時間をかけて着色しています。

日本を代表する染め上げの技法「藍染め」は一年草であるタデ藍を使うのが一般的。長い工程を経て、発酵させた染料液で時間を掛けて染め上げをします。

藍染めにより、染め上がった布は鮮やかな藍色になります。藍染めの色は「藍48色」とも詠われるように、染料の濃さにより多種多様な色ができあがります。

ウォーターヒヤシンスのダークグレー色において、ヒヤシンス素材を塗料に含浸(※がんしん)させて染め上げる工程は、藍染めに酷似しています。

藍染めと同様に、ウォーターヒヤシンスのダークグレー色もヒヤシンス素材の個体差により、程よいムラと色の濃さが生まれます。

※含侵(がんしん) = 素材内部の隙間に、液体を浸み込ませる技術のことです。

和モダンな佇まいを強調するダークグレーで塗装したソファ

温もり感とモダンな雰囲気を併せ持ったケイ・ローソファ (ヒヤシンスDG)。和にも洋にも合う、リゾートの空気感とモダンな印象も生み出す、ヒヤシンス・ダークグレー色で塗装されています。

ダークグレーのヒヤシンスは、落ち着いた色合いで大人のアジアンリゾートを演出するカラーです。素材に塗料をしっかり浸透させ、時間をかけて着色しています。

ケイ・ローソファは後ろから見ても美しく、抜け感のあるデザインが魅力の一つ。背面全体に丁寧に編み込まれたヒヤシンスにはダークグレーの塗装色が映えます。

ガラス越しのグレーで塗装したヒヤシンスが映えるローテーブル

ローテーブルのガラス越しに見える棚板のヒヤシンス素材は、職人が一つ一つ丁寧に手作業で編み込みました。異なる塗装工程で時間をかけて着色したダークグレーのヒヤシンスは、落ち着いた色合いで大人のアジアンリゾートを演出しています。

ガラスとヒヤシンス素材のa.flatらしい爽やかなコンビネーション。ガラス越しの天然素材・ヒヤシンスDGが温かみを感じさせてくれます。

棚板のダークグレーのヒヤシンスは、素材に塗料をしっかり浸透させて塗装を何度も繰り返し、時間をかけて着色しています。

水性塗料を使用したラタン (ダークブラウン)の家具

「ラタン」は日本では籐(とう)の名称で古くから親しまれている天然素材。しなやかでありながら堅牢さも持ち合わせており、軽量で素材自体の通気性がよいので塗料を塗布してもすぐに素材内部に取り込んでしまいます。吸水性のよいラタン素材の塗装は熟練の塗装職人により丁寧に塗り重ねられ、ラタンの素材感を生かしたダークブラウン色に変わっていきます。

a.flatのラタン製品の「ダークブラウン色」は、ラタンの細かな編み込みを上品に表現するカラーです。マットな質感で落ち着きがあり、大人っぽいモダンアジアンな空間によく映えます。

繊細なラタンをダークブラウンの水性塗料で綺麗に見せたソファ

天然素材であるラタンは1本1本同じように見えて微妙に違い、編み込んだラタンがまっすぐに見えるのは職人が霧吹き(水分)をかけながら時には引っ張り、時には湾曲させながら繊細なラタンを見事なまでに編み込んでいるから。そんな繊細なラタン素材と相性のよいダークブラウン色の水性塗料で塗装することで、ラタン素材の表情が綺麗に整います。

アジアの自然から生まれた天然素材のラタンを、水性塗料で塗装しました。美しい陰影を醸し出すラン・コンパクトソファは自宅をリゾートホテルのように洗練されたアジアンモダンな空間として演出してくれます。お好みのインテリアと組み合わせてリビングライフを楽しみましょう。

アームにも寄り掛かれるようとデザインされた三角形の形状。特殊なデザインにも対応する高い職人技術の編み込みと、落ち着いたダークブラウンの水性塗料の風合いが心地良いです。

背面やアーム側面などソファ全面に編み込まれたラタン。ムラなく塗装されたラタンの素材感や、光の当たり方による陰影などを視覚的に楽しむことができます。

キッチンや和室を濃いラタンのアクセントで楽しめる家具

和の雰囲気を感じることができる、濃色のラタンの素材を使った座椅子と床の間。現代の暮らしにも馴染みやすいモダンな座椅子で、日本古来の伝統的な床座生活を日々の生活に取り入れてみましょう。和の趣を感じる空間が、ロースタイルらしい寛ぎの時間で満たしてくれます。

陰影のあるダークブラウン色に塗装されたラタンの背もたれが、カウンター周りに洗練感や温もりをあたえて、上質なキッチンを作ってくれます。

環境に優しい水性塗料で塗装したキューブ・スツール&テーブル。職人が丁寧に編み込んだラタン素材ならではの風合いや温もりが楽しめます。

ヒヤシンスやラタンは綺麗に編み込みしているのでゴミやお菓子の食べかすなどが溜まりやすくなります。そして日常のお手入れで最も重要なのがブラッシング。柔らかなブラシでブラッシングするだけで、編み目のホコリやゴミを簡単に取り除くことができます。

おすすめコラム

家具の塗装をケアするa.flatのメンテナンスサービス

まずは、ウレタン塗装している表面素材についてご紹介いたします。家具の塗装の中で本物の木材として使用されているのは無垢材と突板材でしょう。無垢材は丸太から切り出したもので、板をつなぎ合わせた横はぎ材が一般的。突板は丸太から薄くスライスして合板や繊維板に貼り付けた素材のことをいいます。

無垢材は丸太から切り出したそのままの木材で、一枚板のものはすごく貴重で高価。市場では板を横につなぎ合わせた横はぎ(幅はぎ)材のものが主流。

突板は薄いシート状となっているため無垢材のように質量はありませんが、表面は木そのものなので素材感をしっかり感じることができます。

ウレタン塗装した家具の修理

ウレタン塗装は厚くて硬い塗膜に覆われているため、キズがつきにくく水分にも強い塗装です。日頃のお手入れは柔らかい布で乾拭きするだけと簡単ですが、その反面、一度キズがついてしまうと簡単に補修することができず、専門業者に依頼して塗装し直さなければばらない場合もあります。

些細なキズがついた場合の家具メンテナンス

表面にできた小さな傷であれば、補修マーカーを塗るだけで目立ちにくくできることもあります。へこみ傷の場合も、補修剤(ワックスなど)を充填して目立ちにくくすることも可能です。

最近はホームセンターでの補修キットの品ぞろえが豊富ですので、簡単で目立たなくなる商品で試してみてはいかがでしょうか。

塗装の塗り替えが必要なほどウレタン塗装が剝がれてしまった時は?

日常的なお手入れが簡単なウレタン塗装ですが、使用頻度や年月の経過とともに塗装膜が剥がれたりする場合もあります。では、もしもダイニングテーブルの天板塗装が剥がれてしまった場合はどうするのでしょうか?a.flatは天板だけでも販売が可能ですが、ご家族との思い出のあるテーブルを再塗装できればコスト的にも抑えられる場合があります。

ダイニングテーブル天板再塗装のながれ

例えば無垢材ダイニングテーブルの天板の場合、お客様宅でテーブルの分解・梱包後に天板のみ引き取りし、後日修理に掛かるお見積り料金をご提示。

修理料金にご納得された場合は修理完了まで1ヶ月程度。お納めは配送・組立てまで承ります。
※お引き取り後、見積りのみの場合は分解・梱包・組立・配送送料(往復)のご請求になります。

ウレタン塗装の塗り替え・メンテナンス料金について

ダイニングテーブル天板の塗り替え・再塗装を承れるケースはa.flat商品であること。商品をご購入されたお客様には長く最適な状態でご使用していただきたいという思いから、リーズナブルな料金をご提示していますが、損傷状態によりどうしても作業負荷が異なってしまいます。正確な修理料金のご提示は、ダイニングテーブル天板の状態確認後のお見積りになることをご了承ください。

ダイニングテーブル天板塗り直し(再塗装)参考価格

モク・テーブル 1500用天板の場合 ※表面・木口のみ、裏面の塗装は行いません
作業内容:研磨、下地着色、サンディングシーラー(目止め)、塗装(中/上塗り)
概算料金:68,000~78,000円(税込価格、分解・梱包・組立・配送料金別途)

※メンテナンス、修理対応に関しては、a.flatの各店舗にて直接ご購入された商品、各店舗にて購入履歴が確認できる商品のみの対応とさせて頂きます。
※上記価格はすべて2023年3月時点の価格となります
お問い合わせはこちら>>>

新品のモク・テーブル 1500用天板価格との比較

上記、モク・テーブルの他にもダイニングテーブル天板だけの販売にも対応しています。
お問い合わせ頂ければ、お見積りなどご案内差し上げます。

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ヒヤシンス、ラタン家具における塗装の修理

手間が掛からないウレタン塗装と比べると、天然素材であるヒヤシンスやラタン家具はどうなのでしょうか?やはり天然素材であるが故にメンテナンス頻度は多いようです。しかしながらメンテナンス方法も確立していますので、心配ご無用です。

ヒヤシンス、ラタンに些細なキズがついた場合のメンテナンス

ウォーターヒヤシンスにキズがついた時は、a.flatオリジナル補修マーカーをご利用ください。ウォーターヒヤシンスはもともと色の濃淡や陰影があるので、それだけでほとんど目立たなくなります。

塗装色にあわせて「ナチュラル」と「ダークグレー」の2色をご用意しています。

塗装の塗り替えが必要なほど水性塗料が剝がれてしまった時は?

ヒヤシンスやラタン商品も使用期間が長くなれば色落ちや塗装ハゲが発生する場合があります。そんな場合でもa.flatは再塗装を行い、以前のヒヤシンスやラタンの輝きを取り戻すサービスを提供しております。
※使用状況により、再塗装した商品の若干色ムラが残る場合がございます

ヒヤシンス、ラタンの再塗装・メンテナンス料金について

実際に引き取りメンテナンスを依頼した場合の料金はどの程度なのか?

a.flatでソファをご購入されたお客様には長く最適な状態でソファを使用していただきたいという思いから、リーズナブルなメンテナス料金を設定しております。修理事例をご紹介いたします。

ソファ再塗装参考価格
シン・ソファ(ラタン)2.5人掛けの場合の再塗装
作業内容:クリーニング、研磨、塗装、トップコーティング 
概算料金:23,100~26,400円(税込価格、分解・梱包・組立・配送料金別途)

※メンテナンス、修理対応に関しては、a.flatの各店舗にて直接ご購入された商品、各店舗にて購入履歴が確認できる商品のみの対応とさせて頂きます。
※上記価格はすべて2023年3月時点の価格となります
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    a.flatラタン・ウォーターヒヤシンスソファのメンテナンスサービスのご紹介です。高いメンテナス性を誇るa.flatのラタン・ウォーターヒヤシンスソファは、中材クッションの交換、ソファ本体構造の修理、クリーニングや再塗装などのメンテナンスに対応しております。長く寄り添い、寛ぎの時間を演出してくれる大事なソファだがらこそ、メンテナンス性の高さが重要になります。

まとめ

今回ご紹介した家具塗装のコラムはいかがでしたか?あらためて「塗装」をクローズアップすると、歴史と奥深さを感じずにはいられません。「塗装」は家具あっての塗装なのか、塗装あっての家具なのか?と言っても良いくらいの存在感があります。

a.flatの商品を見渡してみてもウレタン塗装や水性塗料、粉体塗装まで幅広い塗装方法に支えられているのがあらためて分かりました。今後もa.flatはお客様の大事な家具を末永く使って頂けるようなサポートを続けていきたいと願っております。


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