快適な部屋作りは部屋サイズの把握と、適した家具のサイズ選びをルールに沿ってレイアウトを組むことです。
食事や休息、団欒など、毎日の生活が快適になるための配置方法や家具のサイズ知識や、お部屋全体に開放感を与えてくれる、低い家具を使ったロースタイルな暮らしと日本古来の床生活をご説明します。
部屋を広く見せたい、床生活が好き、という方はロースタイルのインテリアコーディネートを取り入れてみましょう。一般的な高さを持つ家具と比較した場合に、低い家具は動線を取りやすく部屋を開放的に見せることが出来ます。
高さが低めの家具(=ロースタイル家具)を使うと部屋を開放的に見せることが可能です。実際にはどのくらい視覚的に違うのか?同じインテリア空間で家具の高さを比較することで部屋への圧迫感などが大きく異なって見える点に注目してみてください。
ハイバックソファやハイバックチェアのダイニングなど高めの家具中心のインテリアコーディネートです。ロースタイルと比較すると圧迫感は生まれますが、背面の高さがある分だけ座り心地の面ではくつろぎやすくなっています。
【主なアイテム】
テンハイバックソファ2P+カウチ、エクステンションダイニング1450+レザーハイバックチェア、etc・・・
ローソファやローダイニングなど低めの家具を中心としたロースタイルなインテリアコーディネートです。テレビ台の高さも低めに抑えて、ダイニング用のチェアも片側をベンチタイプ(背無し)にすることで、部屋全体が圧迫感の無い開放的なイメージとなります。
【主なアイテム】
ケイローソファ2.5P(ヒヤシンス)、ガラステレビボード1600 Hv01、ローダイニング1500+ダイニングベンチv01(背なし)、etc・・・
モダンベッドなど、スタンダードな高さの家具を中心にインテリアコーディネートしています。ロースタイルと比較すると高さを感じますが、ベッドに腰掛けた際に高さが有った方が良い場合や下部の収納が必要であればハイスタイルもいいでしょう。
【主なアイテム】
モダンベッドv01(D)、ハンガーラック、ルーバーキャビネットRv02、レザースツール、etc・・・
コト・ローベッドを中心にインテリアコーディネートしたロースタイルのベッドルームです。一番面積を取るベッドフレームの高さを抑えて、周辺の家具も低めで統一したため、比較的限られた空間のベッドルームでも開放的なイメージで演出可能です。
【主なアイテム】
コト・ローベッドv01(D)、キューブテレビボードv03、2ユニットキューブv01(GB)+2ユニットキューブv04(GB)、etc・・・
一般的な高さの家具と、低めの家具とでは動線の取り方にも違いが出ます。限られた空間にもロースタイルは最適で、寝室などは特に狭いスペースをいかに広く見せるという点が重要になるため、大きな面積を占めるベッド選びで見え方が大きく変わります。リビングダイニングとベッドルームを例に動線の違いを見てみましょう。
一般的なソファの高さ(H700前後)の場合、背もたれが高いので動線を少し広めに取らないといけません。逆に低めのソファ(H500前後)の場合は、背もたれ近くが通りやすくなり少し狭い動線でも問題有りません。
[ 一般的な高さの家具 ]
[ 低めの家具 ]
一般的なベッドの高さ(マットレスまで45~50cm)の場合、家具や壁との間は少し広めが理想ですが、低めのベッド(マットレスまで30cm前後)の場合は、少し狭くても歩くことが可能となります。
[ 一般的な高さの家具 ]
[ 低めの家具 ]
ロースタイルなインテリアの利点は、低めの家具を取り入れて床に近い暮らしでくつろぐ、開放的に見せるということが考えられます。低い座面と背もたれで奥行きは広め、少し固めの座面でくつろぎやすい、まるで床生活のような感覚を実現したa.flatのオリジナルソファ「ケイ・ローソファ」 を例に、床に近いソファでの暮らしをご紹介します。
「床に近い暮らしという、日本人らしい生活スタイルを受け継ぐ」ことで、ロータイプのソファにたどり着きました。今までのローソファにはない座り心地の良さと機能性を追求。座面の奥行きが広いからこそ、色々な使い方ができるケイ・ローソファ。ゆったり座れる通常使用のソファとしてはもちろん、広い座面の簡易ベッドとしてもお使いただけます。素材はラタン(籐)とヒヤシンス(水草)をご用意しております。
1.5P / 2P / 2.5P / 3P / コーナー / カウチ / オットマンなど様々なサイズをご用意。アームが着脱式のため、用途に合わせて拡張することも可能。
ソファでくつろぐ場合、色々な格好でくつろがれると思いますが、ケイ・ローソファの場合は下記のようなくつろぎ方が可能です。1.通常のソファ座り / 2.広々あぐら座り / 3.簡易ベッド使用(バッククッションを外す)というお好みの3パターンで過ごせます。
1.通常のソファ座り
2.広々あぐら座り
3.簡易ベッド使用
ケイ・ローソファ2.5P:W1850 / D890 H580 SH330
10畳以下のコンパクトなリビングダイニングの場合、ソファとダイニングテーブルを同時に設置すると窮屈気味になります。そこで思い切ってダイニングを置かないという選択も有ります。高さの低いケイ・ローソファを使うことで、床で食事をしながらソファの上でくつろぐことや、お茶をするという暮らし方も可能です。間取りに限りがある場合はぜひお試しください。
【主なアイテム】
ケイ・ローソファ 3P 両アーム (ラタン)、座椅子、ラウンド・ローテーブル 900(円形)、キューブ・テレビボード(GB)、etc・・・
ケイ・ローソファ同様に、「床に近い暮らし」をコンセプトにしたロータイプのソファです。 素材感を生かしたナチュラルテイストのソファでアーム部分にはラタンを使用。アジアなイメージを感じつつ、爽やかなインテリア空間つくりが出来ます。 奥行きが広く座面までは低いため、座るだけでは無く、あぐらをかいたり、横にもなりやすいくつろぎ度の高いローソファです。
1.5P / 2P / 2.5P / 3P / コーナー / カウチ / オットマンなど様々なサイズをご用意。アームが着脱式のため、用途に合わせて拡張することも可能。
ソファでくつろぐ場合、色々な格好でくつろがれると思いますが、ココ・ローソファの場合は下記のようなくつろぎ方が可能です。1.通常のソファ座り / 2.ソファの上で床座 / 3.簡易ベッド使用(バッククッションを外す)というお好みの3パターンで過ごせます。
1.通常のソファ座り
2.ソファの上で床座
3.簡易ベッド使用
ココ・ローソファ2.5P:W1850 D885 H580 SH330
コンパクトなLDにココ・ローソファ2.5Pを中心に配置したインテリアコーディネートです。ダイニングで食事をした後はゆったりとしたローソファでくつろぐことが出来ます。コンパクトなお部屋の場合、面積を占めるソファをロータイプにすることで部屋の印象が大きく変わります。部屋を広く開放的に見せたい場合にお勧めのインテリアコーディネートです。
【主なアイテム】
ココ・ローソファ 2.5P、ココ・ローテーブル無垢 875、ココ・テレビボード 1500、ココ・ダイニングテーブル 1500、ココ・ダイニングアームチェア (MSハノイグリーン)、ラグ モルビド1400×2000mm (ベージュ) [15mm]、etc・・・
日本人が古来より好んできた床生活は現代でも定着しています。畳やラグの上でゴロゴロする暮らしも捨てがたく、新築のマンションでも和室が含まれるケースが多く、一人暮らしでもソファを置かずに座椅子やクッションで過ごすケースも多いです。
今では当たり前の床生活は、なぜ日本人に根付いたのでしょう。床生活は日本文化の象徴と思う方も多いようですが、その歴史を知ることで床生活の良さを更に知ってもらえるかと思います。
人類の暮らしに板床が登場したのは今から1万年も前のことです。横穴、縦穴住居と変遷を得て高床式倉庫が登場しました。しかし当初は居住のためでは無く、食料保存の倉庫でした。住居としては適しておらず、竪穴の方が夏は涼しく冬は温かだったからです。
そして年月が流れ、平安時代になると板床の上におく重要なモノが現れます。板床で過ごすには断熱性のある敷物が必要となり、その中で世界に類を見ない日本固有の文化 「畳」 が生まれました。最初は敷物としてですが、室町時代になるとサイズも規格化されて部屋全体に畳が敷かれる様式に移り変わります。ここから日本人の生活様式は大きく変化を向かえ、畳床は部屋という「寝食」の場として、板床は歩く「廊下」として使い分けられていきます。日々の暮らし、祭事、礼儀作法、様々な習慣が畳床を元に培われます。家の中では外履物を脱いで暮らすという生活習慣を一つ取っても、現代においては畳の上ではスリッパを脱ぐというスタイルとして古来から続いていると言えます。
その後、茶道の拡大に伴って正座と共に更に普及。江戸時代に入ると、畳そのものが重要な建築物の要素として見なされ、城や屋敷の改修工事を司る役職として畳奉行が任命される例も有りました。明治時代になると文明開化の到来で西洋式の生活が日本にも取り入れられていくことになります。いわゆるダイニングテーブルなどを利用した板床の上の椅子座の生活、加えて土足です。土足までは定着しないものの、居住空間として畳床と板床が同居する日本独特の住居スタイルが発展しました。
日本人の永い歴史の中で培われて来たインテリアスタイルとして、ソファを取り入れたロースタイルには現代的な魅力があり、古き良き床生活も王道のロースタイルとしてお勧めです。
部屋が開放的に見えるロースタイルインテリアコーディネートの様々な実例を見てみましょう。ローソファやローダイニング、ローベッドなどの高さを押さえた低めの家具を取り入れることがポイントです。
一般的な高さの家具よりも少し低めの設定、デザインを取り入れたロースタイル家具シリーズです。必ずしも全てを低めの家具で揃えなくても、部屋のポイントに取り入れるだけでもインテリア全体の見え方が変わってきます。
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