和室は日本の住宅において、今もなおくつろぎの空間として重宝されています。洋室の作りが主流となった今でも、お家の一部に和室が設けられているケースも少なくありません。このコラムでは、くつろぎ空間としてだけでなく、和室の様々な使い方や、レイアウト方法をご紹介します。
和室の間取りパターンとレイアウト・使い方とは?
和室は日本の住宅において伝統的な空間であり、その使い方は多岐にわたります。まずは、和室を取り入れた間取りのパターンや和室の活用方法を見ていきましょう。
一般的に多い和室の間取りパターン
一般的な和室の広さとしては6畳、4.5畳、8畳の和室が多いです。和室がどのような間取りに設置されているかによって、和室の使い方や空間の見え方が異なってきます。
リビング内に和室がある間取り
リビング内に和室が設けられている間取りでは、リビングと和室が一体となって広々とした開放感を生み出しつつ、和室が持つ落ち着いた空間を家族の憩いの場として活用することができます。
リビング横に和室がある続き間の間取り
リビングの横に位置する続き間として設けられることも多く、引き戸や襖の区切り方次第で、リビングを広く使ったり、プライベートな空間としても利用できる柔軟性が魅力です。
来客にも便利な独立した間取り
リビングや他の部屋と独立して配置されている和室は、プライバシーを保ちつつ、ゲストを迎え入れる客間に最適です。このような間取りでは、来客があるときだけでなく、日常的にもリラックスできる場所として活用することができます。
多様に使える和室のレイアウト活用方法
和室は、洋室とはまた一角違った場所として、多目的に活用できるのが魅力です。家族の団らんの場としてはもちろん、来客時には心地よいおもてなしの場にもなります。
■客間として使う
和室は客間に最適。床の間に季節の花を飾り、畳の上に座布団や座椅子を置くことで、日本の伝統的なおもてなしの空間を演出できます。
■寝室として使う
畳の上に布団を敷いたり、ローベッドを置いて寝室として使うのもおすすめです。和室の静けさは、質の高い睡眠を促進するでしょう。
■仕事部屋として使う
和室の静けさは、仕事に没頭するための環境を提供してくれるでしょう。畳に直接座るのはもちろん、必要に応じて低めの椅子を用いることも可能です。
用途別に見る和室のレイアウトのポイント
様々な使い方ができる和室ですが、その用途によって家具選び、レイアウトは大きく異なります。次は、部屋の用途に合わせた部屋づくりのポイントを紹介します。
客間で使う和室のレイアウト
和室を客間として使用する際は、来客を迎える空間としての機能と心地よさが重要です。空間を有効に使いつつ、来客がリラックスできるような配慮を心がけましょう。
和室を客間として使用する際は、家具を最小限に抑え、空間に余白を持たせることがポイントです。来客が心地よく過ごせるように、座布団や茶器を用意し、おもてなしの心を表現すると良いでしょう。
照明や飾り棚でおしゃれに演出する
和室の客間は、落ち着いた雰囲気作りも重要です。柔らかな光でリラックスできる間接照明や、飾り棚を設置して季節の花や美術品を飾り、心安らぐ客間を演出しましょう。
リビングの延長として使う和室のレイアウト
和室をリビングの延長として活用する際は、空間の一体感を大切にしましょう。和室とリビングを仕切らない家具配置や、家具やインテリアに統一感を持たせ、和室特有の落ち着いた雰囲気を保ちつつ、リビングと調和するようなレイアウトを心がけると良いでしょう。
リビングとの繋がりを意識した家具配置
たとえば、リビングのソファと同じライン上に和室の座椅子やローテーブルを配置すると、視覚的にも繋がりが生まれます。また、色合いや素材感をリビングの家具と合わせることで、和室がリビングの一部のような雰囲気を醸し出すことが可能です。
生活動線の確保に注意する
リビングと一体感を出すためには、移動がスムーズに行えるように家具の配置に気をつけましょう。座卓や収納棚を置く場合は、リビングからの通り道を避けてレイアウトするのがポイントです。
寝室で使う和室のレイアウト
和室を寝室として使う場合、心地よい眠りを誘うためのレイアウトが重要です。和室特有の静けさと、シンプルな美しさを活かしたレイアウトで、質の高い睡眠空間を実現しましょう。
扉の手前はスペースを確保する
和室を寝室として使う際は、扉の手前にスペースを確保し、布団やベッドを置くスペースは部屋の中央や窓から離れた場所に設けると、落ち着いた睡眠環境を整えることができます。
左右対称を心がけると高級感がでる
寝室としての和室レイアウトでは、左右対称にこだわることで落ち着いた高級感を演出できます。たとえば、布団やベッドのサイドにテーブルや照明を置くことでホテルの様な空間に見せることも可能です。
仕事部屋で使う和室のレイアウト
和室を仕事部屋として使う際は、落ち着いた雰囲気を活かしつつ機能性を重視したレイアウトがポイントです。和室の静かな環境は集中力を高めるのに適しており、仕事効率も上がります。
他の空間との区切りをつける
仕事場として集中したい和室では、他の空間との区切りを明確にすることが大切です。独立した和室は仕事場に最適ですし、リビング横でも障子や布で仕切りを設けると良いでしょう。
床座か椅子使いか考える
床座の場合は、低い机と座布団が必要ですが、長時間の作業には座椅子やクッションを用いると良いでしょう。椅子使用の場合は、和室の雰囲気を生かした質感やデザイン選びがポイントですね。
子供部屋で使う和室のレイアウト
和室を子供部屋として使う場合、安全かつ機能的な空間作りが重要です。畳はフローリングに比べクッション性がありますが、小さい子供の場合は柔らかいマットを敷いたり、おもちゃや教材がすっきりと片付けられるよう収納棚の工夫も大切です。
幼児期は遊び場として家具は少なめに
幼児期は広々とした空間が遊び場として理想的です。家具は必要最低限に抑え、安全で柔らかい素材のものを選びましょう。畳の上で直接遊べるように、収納は壁面を活用すると良いでしょう。
学童期の子供は、勉強机を配置し、学用品や本を整理できる収納棚を設けることで、子供が自分のスペースで集中して学習できる環境を作り出せます。壁面を利用して絵本やおもちゃを収納する棚を取り付ければ、遊びと学びの場が一体となった子供部屋になります。
畳にラグやカーペットを敷いて洋風に見せる
【畳数別】参考になる和室のレイアウト実例
これまでの和室のレイアウト方法を踏まえ、畳数別に様々な和室のインテリア実例を紹介します。レイアウトや小物使い、カラーコーディネートなどおしゃれな和室作りの参考にしてみてはいかがでしょうか。
【4.5畳】和室のレイアウト
リビングとのコーディネートを意識した和室
リビングと隣接するこの和室では、家具は落ち着いたダークブラウンにしながらも、グリーンのクッションでリビングとの統一感を演出しています。客間のスペースとしてお客様をおもてなしできる空間です。
円卓と座椅子2脚を置くことで小スペースでもしっかりと見栄えする空間に。収納棚にもなる飾り棚で、スペースの有効活用と空間をおしゃれに見える工夫がされています。
リビングに置き畳で作った和室スペース
リビングの一角に置き畳を敷いて和室のスペースを作った実例。扉や襖がないため開放感があり、リビングのソファで過ごす人ともコミュニケーションをとりながら寛げる空間です。
ラグを敷いて洋室使いした和室
もともと和室である空間に、ラグを敷いて洋室のように見せた実例。和のエッセンスが残る襖に、木材の収納棚や和紙の照明と編み込み素材のチェアがリゾート感も感じる、和モダンなリラックス空間です。
畳や建具にこだわった寝室使いの和室
こだわりのリフォームでリビング横を和室にした実例。ブルーとベージュで作った市松柄の畳や、縦ラインがおしゃれなルーバーの引き戸がモダンでおしゃれな和室です。
和室の寝室には、布団で寝る感覚に近いローベッドがおすすめです。ヘッドボードや羽根型フレームのものを選べば、高級旅館のような落ち着いた雰囲気を演出できます。
リビング横のフリースペースの和室
リビングに隣接する和室をフリースペースとして活用した実例。扉を開けておけば、自然に足も踏み入れやすく、リビングとはまた違う寛ぎを味わえたり、小さいお子様の遊び場としても最適です。
【6畳】和室のレイアウト
リビングとの繋がりを意識した続き間の和室
海が見える大きな窓が魅力の開放的なリビングに繋がる和室。扉を開けて、ソファを空間の仕切りにすることで、ほどよく空間をくぎりつつ爽やかな風が通る開放感を感じることができます。
リビング、和室、洋室が続く間取り。扉を開ければすべての部屋が繋がり開放感あふれるお家です。真ん中に位置する和室は、できる限り家具を減らし、導線や目線が抜ける場所を意識してレイアウトしています。
収納やインテリアにこだわった客間の和室
6畳の少しゆとりがある和室。座椅子や円卓に加え、幅広く置いた段差違いの収納を置くことで空間に抑揚がつき、飾り棚にもなっておしゃれにコーディネートされた和室です。
小上がりで特別感のある和室
リビング横に小上がりで設けられた和室は、テレビやエアコンも設置され、この一部屋でゆったりと過ごせるスペースになっています。格子の引き戸やグリーンの畳、木材の天井などしっかりと作りこまれた和室に、ダークブラウンの家具が空間を引き締め、高級感のある印象になっています。
【8畳】和室のレイアウト
グレーで統一したリビングと一体感のある和室
壁や畳全体をグレーで統一した和室。壁面のデザインやインテリアにもこだわり、とてもモダンでスタイリッシュにコーディネートされ、リビングとも統一感があります。
リビングゾーンにはダイニングは置かず、和室に大きなローテーブルを置くことで食事スペースに。その分、リビングが広くなり3人掛けのカウチソファでゆったりと寛げます。
和室で食事をとる場合は、座椅子がおすすめです。床座が楽になるのはもちろん、天然素材を用いたおしゃれなデザインを選べば和室のインテリア性も高まります。
沖縄の民泊に設けた寛ぎの和室
民泊の広いリビングダイニングスペース横に設けられた和室。壁やカーテンのパープルが空間のテーマカラーなり、リビングのソファもにもパープルを取り入れることで1フロアー全体でコーディネトしています。
少し小上がりになった和室は大勢が集うリビングからほっとひととき寛げる場所。家具は最小限にし、沖縄の緩やかな空気感の中で寝転んでも寛げるゆとりあるレイアウトです。
和室をおしゃれなレイアウトに見せるコツ
和室をおしゃれに見せるコツは、伝統と現代の要素をバランス良く取り入れることです。素材とデザインの組み合わせや、照明・壁掛けといったインテリアアイテムをうまく取り入れましょう。
和室をおしゃれにレイアウトできる家具選び
和室をおしゃれに見せるためには、家具選びが重要です。和室のサイズに合わせたアイテム選びはもちろん、畳に優しい素材の家具を選ぶことで、和室の雰囲気を損なわず、長く愛用できます。
モダンなデザインを選ぶ
素材は天然素材でありながらも、モダンなデザインを選ぶこともポイントです。直線的なデザインの家具や、和紙を使った照明などを取り入れることで、和室の落ち着いた雰囲気を保ちつつ、現代的なセンスをプラスすることができます。
見せる・隠す収納を上手く活用する
オープンシェルフや飾り棚にはお気に入りの陶器や書籍をディスプレイし、散らかりがちな小物は、籠や木箱に収めて隠す収納として活用し、見せる・隠す収納をバランスよく取り入れると良いでしょう。スッキリとした空間を保ちつつ和室の落ち着いた美しさを引き立てることができます。
ロータイプの家具で和室を広く見せる
床座で過ごす和室には、視線が遮られずに空間が広がって見えるロータイプの家具がおすすめです。例えば、座卓やローソファ、床に直接置くことができるクッションなどを選ぶと良いでしょう。
インテリア小物のレイアウトで和室の雰囲気を高める
和室の魅力を引き立てるには、インテリア小物の選び方と配置もポイントです。照明や壁面装飾を和室の広さやリビングとのバランスに合わせてうまく取り入れることで、ぐっとおしゃれな空間になります。
間接照明を取り入れる
和室の雰囲気を高めるためには、間接照明が効果的です。柔らかな光は畳や木の温もりを引き立て、落ち着いた空間を演出します。壁に取り付ける照明や、床に置くスタンドタイプなど、和室のサイズに合わせて選ぶと良いでしょう。照明一つで和室の印象は大きく変わるため、選び方にはこだわりたいものです。
和室にレイアウトしやすいおすすめの家具・インテリア
ここからは、和室を素敵にレイアウトするおすすめの家具やインテリアアイテムを紹介します。客間、寝室、リビングと用途別の家具を参考にしてください。
客間の和室におすすめの家具
客間としての和室には、来客をもてなすための機能的かつ美しい家具が求められます。低めの座卓や座りやすい座椅子、収納力のある美しい木製の収納など、訪れる人々に安らぎを提供する空間づくりをしましょう。
モダンな和室に見えるおしゃれなローテーブル
ローテーブルは和室の床の間や掛け軸と調和し、来客時にはお茶やお菓子を置くのにも欠かせません。木材の温もりを感じる素材に、ガラスやアイアンを組み合わせたデザインは、和室の伝統的な美しさを保ちつつ現代的な感覚を取り入れることができます。
~木製やガラス・アイアンを使用したローテーブル~
49,940円(税込)
49,830円(税込)
48,796円(税込)
45,320円(税込)
床座を快適にする座椅子
座椅子は和室の畳に直接置いて使用することができ、背もたれがあるため長時間座っていても疲れにくいのが特徴です。和室の雰囲気を損なわず、かつ快適さを提供する座椅子は、客間の和室に最適な家具の一つと言えるでしょう。
背もたれの上と下で曲面に緩急をつけることで、背中や腰のあたりをしっかりとホールドしてくれ、座面は適度な弾力で長く座っても疲れにくい仕様です。
背もたれのラタンは職人が一つ一つ丁寧に編み込みました。人の温もりやアジアン素材ならではの風合いが感じられます。
飾り棚にもなるキューブ型収納
枠と同素材のウッド・ドロワーは、格子とフレームのリバーシブル仕様。前後を入れ替えるだけで、お部屋の雰囲気に合わせてデザインが変更可能です。
ラタン一本一本を職人が手作業で編み込むことで生まれるフォルム。素材の持つ繊細さと人の手の温もりが、自然と人の心を落ち着かせます。
~組み合わせ自在なキューブ収納シリーズ~
21,142円(税込)
36,322円(税込)
51,810円(税込)
52,635円(税込)
来客が多い場合は広い天板のテーブルがおすすめ
客間やダイニングテーブルとして使用する場合、使用人数が多いと予想されるならば、広い天板を持つテーブルを選びましょう。a.flatでは120cmと150cm幅の2タイプ2色のローテーブルを展開しています。脚を外付け・内付けで選ぶこともでき、テーブルの配置によって調整できる点も便利です。
寝室の和室におすすめの家具
和室を寝室として使用する際には、落ち着いた雰囲気を重視した家具選びが大切です。低めのベッドフレームで、質の高い睡眠を得るためのレイアウトを心がけましょう。
高級感のあるフレームがおしゃれなローベッド
美しいルーバーデザインのヘッドボードと、マットレスを落とし込めるフレーム構造が魅力のベッド。まるでリゾートホテルにいるかのような気分にさせてくれる、デザイン性にこだわったローベッドです。
美しい直線と緩やかな曲線で描いた、立体感と陰影を感じるルーバーデザインのヘッドボード。上質なイメージを生む存在感が魅力です。
~ヘッドボードの有無が選べるコト・ローベッド~
138,138円(税込)
119,515円(税込)
シンプルですっきりと見えるローベッド
脚付より高さが100mm低い「脚無タイプ」も選択可能。空間により開放感を与え、布団のように畳に近い寝心地を味わえます。
~ヘッドボードの高さが選べるチーク・ローベッド~
ベッドスプレッド・スローでおしゃれに演出する
ベッドスプレッドは本来、寝具を埃から守るといった役目がありますが、生活感のあるシーツなどを隠せることから、ベッドメイキングにも適し、高級感のある寝室としてインテリアコーディネートができます。
和室のベッドは通気性があるものを選ぶ
和室を寝室として利用する際は、通気性に優れたすのこベッドがおすすめです。すのこベッドは、畳の上に直接置くことができ、湿気を逃がしやすい構造でカビの発生を防ぎます。
リビングの和室におすすめの家具
リビングとしての和室では、ソファを取り入れるのもひとつ。和室に取り入れやすいソファや、何かと物が多くなるリビングに不可欠な収納棚を紹介します。
和室と相性の良いローソファ
和室には落ち着いた雰囲気を演出するローソファがおすすめです。床からの高さが低いため、畳との調和が取れ、和室の空間を広く見せることができます。素材には和室の雰囲気に合うフレームや、ナチュラルなファブリックを選ぶと良いでしょう。
~フレーム素材や形が豊富なローソファ~
畳に置きやすい脚無しのキャビネット
畳のことを考えると、家具はなるべく脚が太いものや脚無しを選ぶのがおすすめです。畳への負荷が軽減されるほか、高さも低くなるのでより和室の雰囲気になじみやすいでしょう。
~幅・引き出しタイプが選べるキャビネット~
69,850円(税込)
72,490円(税込)
109,142円(税込)
116,072円(税込)
圧迫感を与えないロータイプのテレビボード
キューブシリーズはテレビボードと収納棚を自由に組み合わせることができます。テレビを囲うコの字型に組み合わせたり、長さを広げることも可能です。
横のラインがおしゃれなルーバーテレビボード。ダークブラウンの重厚感ある色合いが、和室に高級感を演出します。
~サイズ幅が選べるロータイプのテレビボード~
49,500円(税込)
76,417円(税込)
88,110円(税込)
161,502円(税込)
和室をおしゃれに見せるインテリアアイテム
次は、和室をおしゃれに演出するインテリアアイテムを紹介します。素材にこだわったアイテムで和室を彩りましょう。
和紙や天然素材を使った照明
和紙や天然素材を使った照明は、柔らかく温かみのある光を放ち、和室の落ち着いた空間にぴったりです。例えば、竹や木製のフレームに和紙を張ったランプシェードは、光を通すことで美しい陰影を作り出し、和室の趣を深めます。
49,720円(税込)
17,380円(税込)
19,800円(税込)
44,704円(税込)
素材や色が豊富な壁面装飾
和室の魅力を引き立てる壁面装飾は、素材や色選び次第で、お部屋の雰囲気を一新させる効果があります。和紙や木材を使ったパネルなど、壁面を活用して、和室に彩りと和の趣を加えることができます。
和室と相性の良い高岡銅器
15,400円(税込)
18,700円(税込)
22,000円(税込)
3,960円(税込)
和室のレイアウトと一緒に考えたいカラーコーディネート
和室作りは、家具やインテリアのレイアウトと同時にカラーコーディネートも一緒に考えましょう。テーマカラーやテイストを決めておくことで、まとまりのあるおしゃれな和室に仕上がります。
リビングと和室のレイアウトを意識してカラーコーディネートする
リビングと隣接する和室では、リビングとの調和を考えたカラーコーディネートが大切です。畳や内装に合わせたり、クッションなどのファブリックで色合わせするのも素敵です。
クッションやファブリックの色を合わせる
クッションやカーテンなどのファブリック製品の色をリビングと和室で統一することで、空間全体に統一感を持たせることができます。たとえば、リビングに使っているブルーやグリーンのアクセントカラーを和室の座布団や壁面に取り入れることで、自然と空間がつながり、和室がより魅力的な空間に変わります。
和室とリビングの家具の色を合わせる
和室とリビングは異なる空間でも、家具の色合いを統一することで家全体の調和を生み出します。和室の家具は落ち着いた木目調を選び、リビングのソファやテーブルも同じ色味でコーディネートすると、スムーズに空間がつながります。
畳や内装の色とファブリックを合わせる
リビングと和室が隣接している場合は、両方の空間で色味を統一することで、お部屋全体のバランスが取れ、より広がりを感じさせることができます。和室特有の温かみと落ち着きを大切にしながら、色の組み合わせで新たな魅力を引き出しましょう。
和室のレイアウトに合わせやすいカラーコーディネート
モノトーンで作る和モダンテイストの和室
和室にモノトーンのカラーコーディネートを取り入れることで、和モダンな空間を演出することができます。白や黒、グレーを基調とした色使いは、洗練された雰囲気を醸し出し、畳や木の温もりとのコントラストが美しいバランスを生み出します。
白・ベージュで北欧をミックスしたジャパンディテイストの和室
グリーンで作る癒し空間の和室
グリーンを基調としたカラーコーディネートは、自然と調和しやすく、癒しの空間を作り出すのに最適です。淡い緑の畳や、植物の緑を取り入れたり、グリーンの小物を配することで、和室の静けさと安らぎを一層引き立てることができます。
ダークブラウンで作る高級感のある和室
理想的な和室のレイアウトを3Dでシミュレーションする
a.flatでは3Dコーディネートシステムを使ってご自宅の間取りや色をリアルに再現することができます。和室の畳や建具の色も選べるので、自分好みのおしゃれな和室をイメージしてみましょう。
3Dで理想の和室をレイアウトする
3Dコーディネートシステムでは家具のレイアウトやファブリックのカバーを簡単に変更することができます。リビングと和室の統一感を意識した家具やクッション選びはもちろん、和室の雰囲気を高める照明や壁面装飾など細かなインテリアアイテムをコーディネートすることも可能です。
3Dコーディネートサービスの流れ
【4】3D画面で立体的なイメージを確認する
部屋のレイアウトが終わったら3Dで確認。実際に室内にいるような目線から見ることも可能です。
おしゃれな和室作りが相談できるa.flatの店舗一覧
まとめ:上手な和室のレイアウトで快適に過ごす
和室はレイアウト次第で客間や寝室、子供の遊び場など多目的に活用できます。畳の質感や香り、洋室にはない落ち着いた空気感を活かしながら、和室の限られた空間を最大限に活用し、快適な生活を実現しましょう。