おしゃれなベッドメイキングで海外ホテル風の寝室をつくるコツ

寝室はスペースが限られるため、必然的に部屋のメインはベッドになります。そのためベッドメイキングでベッドを整えるだけで寝室全体が自然とおしゃれに見えるようになるのです。つまり寝室はリビングなど他の部屋と比べて、簡単にそして気軽にインテリアを楽しむことが出来るということが言えます。

朝起きて寝具を整え、ベッドメイキングをすることで気持ちよく1日をスタートすることできます。それを毎日の習慣にすることで自己管理能力の向上も期待できます。そして夜寝る際にベッドが整っていることで幸福感を感じることができるでしょう。このようにベッドメイキングは生活の質の向上に大きな影響を与えます。

マットレスや敷布団は寝心地や身体への負担に大きく影響を与えるため寝具の中でも重要なアイテムとなります。ベッドメイキングにおいてはカバーで覆われてしまうので、見た目の部分ではあまり大きな影響はありません。そのため自分にあった硬さや構造のマットレスを選ぶことに専念しましょう。

マットレストッパーは、マットレスと併用する寝具です。使用中のマットレスの寝心地が悪いと感じる場合に取り入れるケースが多いでしょう。マットレストッパーの有無によって、上から被せるシーツのマチサイズが変わってくる場合もあるので注意が必要です。

ベッドパッドは主にマットレスの汚れを防ぐ役目があります。マットレスは洗濯ができないので、吸湿性に優れ、洗濯ができるベッドパッドを敷くことでマットレスを長持ちさせることができます。マットレストッパーほどではありませんが、シーツのサイズに多少影響があるので注意しましょう。

人間は寝ている間に体温が下がるため、睡眠時は温度や湿度をコントロールしてくれる掛け布団が重要な役割を果たします。掛け布団には重さが異なる掛け布団と肌掛け布団があり、基本的に掛け布団は夏以外の3シーズン、肌掛け布団は冬以外の3シーズンに使うイメージです。また、掛け布団はコンフォーターケース(布団カバー)を被せて使うのが一般的となります。

毛布は掛け布団をサポートする寝具。冬の寒い時期に掛け布団の上から毛布を掛けると保温効果が増します。一方タオルケットは吸湿性・放湿性の高い寝具で、夏場の暑い時期に活躍するアイテム。このように季節によって寝具を使い分けることは、より快適な睡眠を作り出してくれるでしょう。これらのアイテムは基本的にカバーを被せずそのままの状態で使用するため、肌触りや洗濯しやすい素材かどうかという点もポイントになります。

枕はマットレス、敷き布団と頭の間の隙間を埋めるための寝具。人は寝ている時、頭に体重の約8%の負荷がかかるといわれており、しっかり負荷を軽減して理想的な寝姿勢を再現してくれる枕を選ぶことが重要です。また、枕を清潔に保つためには枕カバーの併用が必須です。自分好みの素材を選ぶことで寝心地が向上し、質の良い睡眠を得ることができるでしょう。

マットレスや敷布団のカバーであるシーツは、マットレスに汚れが付着するのを防ぐ役割があり、定期的に洗濯することで清潔感を保ちます。様々な形状のものがありますが、周囲にゴムが通っており、マットレスに被せて使えるようになっているボックスシーツは、装着が簡単でずれにくいなど利便性が高いこともあって最も普及しています。

コンフォーターケースとも呼ばれる、掛け布団に被せるカバー。シーツ同様、布団に汚れや寝汗が付くのを防ぐためのものですが、触り心地が良い素材や、埃やダニ対策などの機能性に優れたものまで様々な素材のものがあります。また季節によっては洗濯頻度が高くなるため、着脱が簡単にできるものを選びましょう。

枕カバーはピローケースとも呼ばれています。シーツや布団カバーと同じ素材で合わせて、触り心地や見た目を統一するのが基本的なパターン。枕はマットレスや布団に比べると様々なサイズが出回っているため、枕の形とサイズに合うものを選びましょう。

ベッドスプレッドやベッドカバーは、布団の上に掛けて布団のズレを防止したり、布団に埃がつかないようにするためのファブリック。また最も目につきやすいので、おしゃれなベッドメイキングには欠かすことのできないアイテムとなっています。自分好みの色や柄を取り入れることで、簡単にお気に入りの寝室を演出することができるでしょう。

ベッドスローとは、ベッドカバーの足元部分にかけられている細長い布のこと。室内でも靴を履いている欧米のライフスタイルにおいて、靴を履いたままベッドに寝転がってもいいようにかけられたのが始まりです。ベッドカバーよりも気軽に取り入れることができ、簡単にホテル風の演出ができるアイテムと言えるでしょう。

ベッドでクッションを使う場合、ヘッドボードに寄りかかる際など緩衝材としての役割が挙げられます。しかしそれよりも装飾的な要素が強く、海外ホテルに見られるおしゃれなベッドメイキングでは必ずと言ってもよいほど枕元にたっぷりのクッションがデコレーションされています。ベッドスプレッドとのカラーコーディネートにより、華やかで洗練された寝室を演出することができるでしょう。

まるでリゾートホテルのような非日常を感じさせるベッドルーム。ベッドメイキングは、透き通った海を連想させるような深い青緑に白い花柄を添えて、落ち着いた中にも華やかさと爽やかさをプラスしています。

高さを抑えたローベッドによって開放感と抜け感が生み出されたベッドルーム。そこに大胆な花柄をあしらったベッドスプレッドをコーディネート。深いターコイズブルーに包まれた空間は、まるでリゾートにいるかのような非日常感を演出しています。

水平線を想わせる線状のベッドスプレッドに、エメラルドグリーンやターコイズブルーを組み合わせた、ハワイの海を連想させる爽やかなベッドメイキング。洗練された雰囲気の中にカジュアルさも感じられ、日中も過ごしたくなるような心地よいベッドルームに仕上がりました。

落ち着いたブルーのベッドスプレッドを主役に、色鮮やかなターコイズブルーを重ねたリラックスムード漂うベッドルーム。統一感のある色合いの壁面装飾を飾ったことで、書斎としても使用する空間ですが、事務的な雰囲気になりすぎず、おしゃれなコーディネートに仕上がりました。

ぬくもりを感じる無垢材のベッドフレームと、グリーンのベッドメイキングの組み合わせが森林のようなみずみずしさを感じさせるベッドルーム。色味の異なる緑を組み合わせて作るグラデーションカラーが、癒しの空気感を演出しています。

癒しのムード漂う8畳の書斎兼ベッドルーム。
ベッドメイキングで採用した青みの入った絶妙なグリーンは、見ているだけで心を落ち着かせてくれるカラーです。アクセントに花柄のベッドスローを取り入れ、シンプルな中にも沖縄のような南国のイメージもプラスしています。

若草のような優しい色合いのグリーンのベッドスプレッドを主役にした寝室。ベッドスローに取り入れたプルメリアの小花柄が、さらに可憐でナチュラルな雰囲気を引き立てます。また、淡い色で寂しくならないよう、壁に統一感のあるファブリックパネルを飾った点もポイントです。

ヤシの木をモチーフにした柄をベッドスローとアートパネルで取り入れ、爽やかなリゾートの雰囲気を演出したベッドルーム。アクセントクロスがグリーンのため、無地ではなく柄の分量を多めにすることで、お部屋に立体感を加えました。

リビングの続き間にあるベッドルームのため、グレーでまとめたリビング家具とも相性良いパープルを基調にコーディネート。アクセントにしたプルメリア柄のスローやクッションが、深い紫色に映えて、シックな中にも爽やかさも感じられる仕上がりとなっています。

バリの自然や花をテーマにしたベッドルーム。グリーン・パープル・オレンジの3色を組み合わせたベッドメイキングで、アジア特有のエキゾチックな雰囲気を演出しています。ベッドメイキングを引き立たせるため、カーテンやラグは落ち着いたカラーをチョイスしました。

9畳のゆとりある主寝室の主役はクイーンサイズのローベッド。ベッドメイキングは高級な印象を与えるパープルに、グレーや幾何学風の花柄を組み合わせています。全体的にモダンなシティホテル風のコーディネートに仕上がりました。

ハワイの感動的なサンセットからインスピレーションを得たベッドメイキング。ハワイを象徴するハイビスカスの花が、美しい紫や赤色のグラデーションで染上げる絶景を表現。温もりが感じられつつも、エキゾチックな雰囲気のベッドルームに仕上がりました。

バリのリゾートホテルをイメージしたベッドルーム。ベッドメイキングにオレンジやレッドなどの鮮やかなカラーと花柄を取り入れ、バリの豊穣な自然や南国の楽園ムードを表現しました。日々の生活に非日常感をプラスできるのがリゾートテイストの魅力です。

こちらの寝室のベッドメイキングは、サンセットの風景をイメージしたコーラルをメインカラーにし、全体的にぬくもりや安らぎを感じるコーディネートになっています。ポイントにダークブラウン色を加え、寝室らしい落ち着いた雰囲気に仕上げました。

ダークブラウンに深みのあるグリーンをアクセントに加えた、スタイリッシュな雰囲気の寝室。ベッドメイキングだけでなく、壁面装飾やカーテンともカラーを合わせることにより、モデルルームのような洗練されたイメージを演出しています。

部屋全体をブラウンカラーでまとめたナチュラルテイストの6畳ワンルーム。布団カバーからベッドスプレッドまで、ベッドメイキングの全ての要素の色味を統一。ベッドメイキングによってインテリアのテーマカラーをしっかり表現した実例です。

少しグレーがかったベージュとアイボリーを重ねたシンプルなコーディネート。明るい色合いは清潔感があり、ホテルのような洗練された印象を生み出してくれます。また、窓の装飾にカーテンではなくブラインドを用いたことで、すっきりとした雰囲気に。

グレーカラーのベッドメイキングと和紙でできた照明を使って旅館のような和モダンテイストを演出したベッドルーム。グレーはモノトーンならではの洗練されたイメージと、温もり感を同時に演出できるカラーのため、静かな時を過ごす寝室にはぴったりのカラーと言えます。

全体的にシンプルにまとめられた空間に、柄の入ったベッドスプレッドをコーディネートすることで、より洗練されたおしゃれな部屋になっています。モノトーンでまとめるとどこか冷たい印象になりがちですが、柄や有彩色をアクセントに加えると無機質なイメージを緩和させることができます。