ベッドの高さのおすすめは？最適な高さで快適に暮らす～30cm・ 40cm・50cm・60cm～

ベッドの高さはいくつか種類がありますが、それぞれ良し悪しがあります。ベッドのある快適な寝室を作る上で、まずはベッドの一般的な高さの種類や、高さで変わるポイントを確認しておきましょう。

高さ30cm前後=低いベッド

高さ40cm前後=平均的な高さのベッド

高さ50cm前後=高いベッド

高さ30cm前後の低いベッドの使用イメージ

高さ50cm前後の高いベッドの使用イメージ

低いベッド
（×）立ち座りしにくい
（〇）ベッドの出入りしやすい

平均的な高さのベッド
（〇）立ち座りしやすい
（〇）ベッドの出入りしやすい

高いベッド
（〇）立ち座りしやすい
（△）ベッドの出入りしにくい

ここからはベッドの高さで異なる特徴を具体的にご紹介していきます。代表的な3つの高さによって、メリットやデメリットが大きく変わるため、ご自身やお二人にとって相性のよい高さを見つけてください。（写真左は高さ27cmのコト・ローベッド。右は高さ50cmのラック・ベッド）

床からマットレス上までの高さが30cm前後であれば、低めのベッドに分類されます。ローベッドとも呼ばれる開放感抜群のタイプで、床に近いタイプならではの特徴も兼ね備えたベッドです。

■ 寝室に開放感が生まれ空間が広く見えやすい
■ 生活動線が狭くても歩きやすい

■ ワンルームでは床に近い暮らしを楽しめる
■ 座椅子や座卓との相性がよい

■ おしゃれな旅館風の寝室が作りやすい
■ 和モダンな雰囲気にもよく馴染む

■ お子様と安心してお休みになれる
■ 小型犬も上に乗りやすく一緒に暮らせる

床からマットレス上までの高さが40cm前後の時は、平均的な高さのベッドに分類されます。この高さはベッドのヘッドボード有無でも見え方が変わるので、無い場合はローベッドとしても十分使えるでしょう。

■ 平均的な高さのため幅広い年齢層が使える
■ チェアの座面高さに近いため立ち座りしやすい

■ 圧迫感が出にくい
※ヘッドボードのデザイン次第では変わる

床からマットレス上までの高さが50cm前後有る時は、高めのベッドに分類されます。マットレスの厚みによっては60cm近くなることも有りますので、体格や見え方などに応じて高さを組む必要性があります。

存在感があるためホテルライクな寝室が作れる

ベッド下を収納スペースとして使えることが多い

ベッド下にゆとりがあるため清掃しやすい

床から離れているため寒さを感じにくい

ワンルームなど床座りする際にもたれかかりやすい

高さがあるため低いベッドよりも腰掛けやすい

ベッドの高さについてイメージが湧きにくい方は、これからご紹介するベッド実例を参考にしてみましょう。開放的な低いベッド、存在感のある高いベッドはそれぞれ特徴が異なります。自分にとって理想的なイメージや使い勝手のよいベッドを選ぶことが、快適で居心地の良いベッドルームに繋がるはずです。

コンパクトな寝室6畳に低いベッドを取り入れた実例。窓際に爽やかな抜け感があるため、風が通り抜けるようなレイアウトで、ロースタイルの暮らしを楽しめる空間が実現しました。

コンパクトな寝室6畳に低いベッドを取り入れた実例。低いベッドで寝心地の良さも求める場合、落とし込み方式ベッドを使いましょう。厚さ20cm以上のマットレスを合わせても開放感抜群です。

贅沢なワンルーム12畳に低いベッドを取り入れた実例。広いワンルームはソファも置ける余裕があるため、ベッドとの相性が大事です。ロータイプの家具で揃えれば、海のような開放的な空間が叶います。

コンパクトな寝室6畳に平均的な高さのベッドを取り入れた実例。ヘッドボード無しのデザインは腰窓の前にも配置しやすく、屋外の景色を楽しみたい方におすすめのレイアウトです。

タワーマンションの寝室9畳に平均的な高さのベッドを取り入れた実例。高層階ならではの情景が寝室にも広がっているため、高さを抑えたベッドを選ぶことで寝室に入った際の抜け感が確保されています。

少し広めの寝室8畳に平均的な高さのツインベッドを取り入れた実例。ベッド2台置きの場合、8畳以上の寝室でも圧迫感が出やすくなりますが、ヘッドボードレスの高さを抑えたベッドで開放感を意識しました。

高級ホテル風のワンルーム7畳に高いベッドを取り入れた実例。洗練感のあるホテルに泊まる楽しみに、特別感のあるベッドでお休みできる点がありますが、こちらの実例は自宅でホテルライクな空間を再現しました。

コンパクトな5畳寝室に高いベッドを取り入れた実例。ベッド上に広い腰窓＋ブラインドがあるため、丁度よい高さのベッドを配置しました。腰窓との高さを整えることで、心地よい日差しや風を感じる寝室に。

広々としたワンルーム風1LDKに便利な収納付きの高いベッドを取り入れた実例。二人でも暮らせるように高いベッドのメリットを活かして収納付きを選ばれたり、周辺にも統一感のある収納家具を置いています。

4.5畳の狭い寝室をおしゃれに演出した実例。高さのあるベッドをレイアウトしていますが、内装材やインテリアにこだわって、限られた空間をホテルのように魅せる寝室としてコーディネートしました。

リゾートホテルのような寝室10畳に高いベッドを取り入れた実例。海外ホテルのような非日常感のあるレイアウトを、無垢材の高いベッドとフットベンチで実現。ベッド足元にゆとりがある寝室におすすめです。

ベッドの高さを実際に決定される前に、確認しておきたいポイントをまとめました。ご自身が住まれる部屋の環境や、暮らしの変化、マットレス厚みの違いなどを把握しておきましょう。

コンパクトなワンルーム8畳の例。クローゼットが小さいため、収納力が不足しがちです。

この例では開放感を重視の低いベッドを取り入れましが、お客様によっては収納が不足の可能性も。

こちらも同様のワンルーム8畳の例。クローゼットだけで足りるかどうか考えてみましょう。

こちらの例では収納付きベッドを選択。物が多い方は開放感よりも、収納力を取るのが正解です。

主にご結婚や二人暮らしを始めた方は、ライフステージの変化を気にしながら家具選びをされることが多いのではないでしょうか？ベッドなどの大型家具は買い替えなどがコストや手間もかかるため、長い目で見たベッド選びをおすすめします。大事な確認ポイントは、お子様との暮らしを想定するかどうかです。

ベッドの高さは、「ベッドフレームのマットレス設置面までの高さ＋マットレスの厚み」で変わります。お気に入りのベッドフレームとマットレスを別の店舗で買った場合など、届いてみたら高過ぎた or 低過ぎた、ということがないようにマットレスの厚みに気を付けましょう。

■ Case-1：ベッドの高さ28cm

チーク・ローベッドv03の高さ=20cm
ウレタンマットレスの厚み=8cm

■ Case-2：ベッドの高さ40cm

チーク・ローベッドv03の高さ=20cm
ポケットコイルマットレスの厚み=20cm

■ Case-3：ベッドの高さ43cm

チーク・ローベッドv03の高さ=20cm
プレミアムポケットコイルマットレスの厚み=23cm

■ Case-4：ベッドの高さ48cm

チーク・ローベッドv03の高さ=20cm
プラチナダブルスプリングマットレスの厚み=28cm

■ 厚み28cmのマットレスと合わせた例
⇒ ベッドの高さ53cm

■ 厚み8cmのマットレスと合わせた例
⇒ ベッドの高さ35cm

ベッドは寝心地や立ち座りなどの感触に関わる部分もあるため、可能であれば店舗でお試し頂くのがおすすめです。実際にベッドの高さをご覧頂き、寝たり座ったりすることで、実際にご利用を始めてからの失敗を減らすことができるでしょう。

a.flatの各店舗には低いベッドから高いベッドまで、全て展示されています。

他の家具やインテリアと一緒に展示されているので実際の高さを実感しやすいでしょう。

a.flat 目黒通り本店

東京都目黒区中根1-14-15
カーザエルミタッジオ1F・2F

a.flat 新宿店

東京都新宿区新宿2-12-8
ACNビル 2F

a.flat 大阪梅田店

大阪府大阪市北区大深町3-1
グランフロント大阪北館5F