毎日の暮らしに寛ぎとゆとりを与えてくれるソファ。頻繁に買い替えるような家具ではないため、お使いのソファの寿命がいつまでなのかは気になるところです。そして、お気に入りのソファであればあるほど長く使い続けたいものですね。今回のコラムでは、大切な寛ぎの時間を過ごすための寿命の長いソファの選び方や、寿命の長くなるソファの使い方をご紹介します。
ソファの一般的な寿命について
お使いのソファ、もしくはこれから購入を検討しているソファの寿命がどのくらいあるのかは大変気になるポイントです。ただし、ソファの寿命はその素材や設置環境・使い方によっても変わってくるので、一概に「ソファの寿命は何年です」と言うことはできません。また一口に寿命と言っても、ソファ自体のそもそもの寿命と、ソファ以外の要因による寿命があります。それらを踏まえ、ここでは一般的に言われるソファの寿命について簡単にご案内します。
ソファ自体の一般的な寿命
ソファの寿命は何によって決まってくるのでしょうか。ソファの構造を大別すると、土台となるフレーム部分、座ったり寄り掛かったりするクッション部分、それらを覆うカバー部分とに分けることができます。つまり、一般的にはこれらの寿命がソファ自体の寿命となってくるのです。
ソファに関わる3つの寿命
ソファフレームの寿命
ソファクッションの寿命
ソファカバーの寿命
それではそれぞれの寿命について具体的に見ていきましょう。
1.ソファフレームの寿命
ソファの土台となるフレームが破損してしまっては、もはやソファとしての機能は果たせません。ソファフレームの破損はソファの寿命と言えます。一般的に5~10年が寿命と言われますが、高品質なものは数十年と長持ちするものもあります。
脚が折れるなどの目に見える破損もありますが、ソファフレーム自体は外から見えないことも多いため、内部の破損には気が付きにくいこともあります。立ち座りの際に軋む音がするようになったり、背もたれやアームに寄り掛かるとグラグラするようになったりしている時は、内部で何らかの破損や異常が起きている可能性があります。
2.ソファクッションの寿命
多くのソファクッションにはウレタンが使用されているため、いつかはクッションがへたって座り心地が悪くなってしまいます。一般的に5年前後が寿命と言われますが、座り心地が悪くなったと感じた時はすでに寿命を迎えていると判断できます。
ソファにおいてクッションの座り心地は見た目のデザイン以上に重要なポイントにもなります。クッションの寿命がきてしまうと、座り心地が悪くなるだけでなく腰や膝に負担がかかり、健康に影響を及ぼすこともあります。
3.ソファカバーの寿命
ソファカバーに使われる主な素材には、天然皮革・合成皮革・ファブリックの3種類があります。それぞれ特徴が異なるため寿命も変わってきます。
ソファカバーの素材そのものの特徴や、どのような使い方をしているかというのは当然ですが、外してお手入れすることができるかどうかでも、ソファカバーの寿命が変わってくることがあります。ソファ全体を覆うフルカバーリングソファより、クッションのみがカバーに覆われたタイプの方がよりお手入れしやすくなっています。
【ソファカバーの素材別の一般的な寿命】
ソファ以外の要因による寿命
ソファ自体には何かしらの問題がなくても、ソファ以外の要因によってソファが使用できなくなってしまうこともあります。例えば引っ越しや家族構成の変化など、ライフスタイルや好みが変わったことでソファが使えなくなってしまうというのも、ある意味でソファの寿命と言えるでしょう。
ライフスタイルの変化にソファが合わなくなった
新しいソファを使いたくなった
お使いのソファに寿命がきてしまったら
寿命のきたソファの処分方法
寿命のきたソファを処分するには、大まかに次の5つの方法があります。それぞれにメリット・デメリットはありますが、いずれにしてもソファを処分することには少なからず手間がかかります。
【ソファの主な処分方法】
購入店の引き取りサービスを利用する
自治体の回収に依頼する
不用品回収業者に依頼する
リサイクルショップに買い取ってもらう
ネットオークションやフリマアプリに出品する
1.購入店の引き取りサービスを利用する
ソファを新しく買い替える場合は、購入店の引き取りサービスを利用するのがお手軽です。自分でソファを処分する手配をする必要がなく手間が掛かりません。また、新しいソファとの入れ替えになるため、ソファの処分が同時にできることもメリットです。費用やサービス内容は購入店により異なるためためスタッフに確認しましょう。
2.自治体の回収に依頼する
3.不用品回収業者に依頼する
4.リサイクルショップに買い取ってもらう
5.ネットオークションやフリマアプリに出品する
買い替えや処分は大変なため寿命の長いソファ選びが大事
ソファの買い替えや処分は想像以上に大変な場合もあります。そのため、はじめに寿命の長い耐久性のあるソファを選ぶことが大切です。ソファを選ぶ際には実際に座って座り心地を確かめたり、分からないことや疑問があれば店舗のスタッフに相談し、納得した上で購入するのが安心です。
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寿命が長いソファの選び方
寿命の長いソファを選ぶポイントとはどのようなものでしょう。まずはソファフレームの品質の高さや耐久性、続いて拡張性や組み替えなどの機能面、そしてクッションやカバーの付け替えが可能なことと、メンテナンスなどのアフターサービスが充実していることが挙げられます。
【寿命の長いソファとは】
ソファフレームが高品質で耐久性がある
座り心地が悪くなってもソファクッションを新しく替えられる
ソファカバーが傷んでも新しく付け替えられる
ライフステージが変わっても拡張・組み替えできる
メンテナンスなどのアフターサービスが充実している
1.ソファフレームが高品質で耐久性がある
寿命が長いということは、それだけ耐久性があり品質が高いということになります。厳選した素材で頑丈なフレームに組み上げられています。さらに、組立式ソファであれば破損したパーツのみをメンテナンスしたり付け替えたりできるため、長く使い続けられる可能性が増します。
2.座り心地が悪くなってもソファクッションを新しく替えられる
どんなソファでもいつかはソファクッションの座り心地が悪くなってしまいます。クッションを新しく替えられるソファなら、また快適な座り心地を取り戻すことができて寿命も長くなります。セパレートタイプであれば、メンテナンスに出さずに自分で簡単にクッションの交換ができます。
3.ソファカバーが傷んでも新しく付け替えられる
ソファカバーが取り外せることはとても大切です。洗濯やクリーニングなどのお手入れができるだけでなく、色や素材の異なるソファカバーに替えてコーディネートを楽しむこともできます。どちらもソファの寿命を長くする重要な要素です。全体を覆うカバーリングタイプより、クッションにのみカバーを付けるタイプの方が付け替えも簡単です。
4.ライフステージが変わっても拡張・組み替えできる
家族が増えても拡張してサイズアップしたり、間取りが変わっても組み替えて使うことができるソファは、買い替える必要のない寿命の長いソファです。ライフステージの変化が見込まれるなら、あらかじめ拡張・組み替えの可能なソファを選ぶのがおすすめです。
5.メンテナンスなどのアフターサービスが充実している
万が一の場合にメンテナンスすることができなければ、そこがソファの寿命となってしまいます。修理を含めたメンテナンスやパーツ交換などのアフターサービスが充実していることは、寿命の長いソファ選びの必須項目となります。
寿命の長いソファで暮らせるa.flatのおすすめソファ
これまでご案内してきた寿命の長いソファの特徴とその選び方を踏まえ、ここからは寿命が長くなる使い方のできるa.flatのおすすめソファをご紹介します。
耐久性のある高品質なソファフレーム
寿命の長いソファのフレームは、高品質で耐久性のあることが必須となります。a.flatのソファは無垢材を贅沢に使用した頑丈なつくりになっています。何度も検証を重ね、使用する部品や組立方法にもこだわっています。
編み込みソファの内側を支える丈夫なフレーム
編み込みソファは、外見からだけではどのような構造のソファフレームなのか分かりません。中にはラタンやヒヤシンスのみで作られていると思い耐久性に不安を感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、a.flatの編み込みソファは無垢材を使用してフレームを組み上げた安心して使える寿命の長いソファとなっています。
ペットがいる場合は無垢材ソファもおすすめ
編み込みソファに比べ、無垢材ソファはペットによる傷も付きにくくなります。また、小さな傷であれば補修マーカーで色を補って目立ちにくくすることもできるため、手軽に補修することができるのも無垢材ソファの魅力です。
着脱式アームは傷付いても簡単に交換できる
【その他のアーム着脱式ソファ】
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クッションがへたりにくく交換もできるソファ
多くのソファにクッション材として使用されているウレタンは、その特性上いつかはへたって座り心地が悪くなってしまいます。しかし、a.flatのソファはへたりにくいクッション構造を採用したり、万一へたっても新しいクッションに交換することで新品同様の座り心地を取り戻すことができます。
へたりにくい多層構造のクッション中材
a.flatのソファは、密度の異なるウレタンを何層にも重ねた多重構造のクッション中材を採用しています。何度も検証を重ねて、それぞれのソファの特徴に合わせた座り心地と耐久性を追求し、へたりにくい寿命の長いソファクッションとなっています。
へたっても買い替えられるクッション
どんなにへたりにくいクッションでも、やはり長期間ご使用いただいているとへたってくる場合もあります。そんな時でも、クッションを新しくして新品と同じ座り心地を取り戻すことが可能です。座面だけ、背面だけのご注文も承っておりますので、クッションの状態に合わせて必要な箇所のクッションを交換していただけます。
機能的なセパレートタイプのクッション
a.flatのソファクッションは機能的なセパレートタイプになっています。ソファと一体型ではないため、自分で簡単に新しいクッションに交換することができます。また、へたり具合に応じて左右の位置を入れ替えたり、座面や背面だけを新しくすることも可能です。
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気軽に付け替えられるカバーリングタイプのソファ
a.flatのソファはカバーリングタイプのソファカバーを採用していますが、ソファ全体を覆うフルカバーではなく、クッションのみを包み込むタイプのため、手軽にソファカバーを付け替えることができます。
傷んだソファカバーを付け替える
模様替えに合わせてソファカバーを付け替えられる
a.flatのソファはカバーを付け替えてお使いいただくことができるため、季節や気分でカラーコーディネートを替えて新鮮な気持ちでソファを使い続けることができます。長くお使いいただいたソファもカラーコーディネートを変えるだけでまったく異なる印象になります。
【カラーコーディネートの一例】
ソファカバーの寿命は素材で変わる
防水加工や撥水加工が施された生地でできたソファカバーは、汚れを防いだり、汚れても簡単に拭き掃除ができるためお手入れも手軽です。そうした素材のソファカバーを選ぶことによって、こまめにお手入れができるようになり、結果的にソファカバーの寿命を長くすることもできます。
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ライフスタイルに合わせて拡張・組み替えられるソファ
a.flatソファの特長の一つに拡張性・可変性の良さがあります。家族構成の変化があったり引っ越しでお部屋が広くなったとしても、ソファを買い替えることなくパーツを追加したり組み替えることでソファを長くお使いいただくことができます。それもソファの寿命を長くすることができる要因のひとつになっています。
パーツを追加してソファを拡張する
まずはソファを拡張する例をご紹介します。広いお部屋にお引っ越ししたり、家族が増えてこれまでのソファが小さくなったとしても、大きなソファに買い替えることなく、お部屋の大きさや必要に応じてソファパーツを追加して拡張することができます。これまでお使いのソファを処分する必要がないどころか、これからも長く活躍させることが可能です。
間取りや生活導線に合わせてソファを組み替える
カウチソファのような形状の場合、新しいお部屋の間取りによってはこれまでと使い勝手が変わってしまうことがありますが、a.flatのソファは組み替えることができるので、生活導線を遮ることなく間取りに合わせてお使いいただけます。
【ソファを拡張・組み替えた一例】
3年保証の付いたa.flatソファ
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ソファの寿命を延ばす使い方・コツ
日々のお手入れでソファの寿命を長くする
ソファを長く使うためには日々のお手入れが欠かせません。正しいお手入れをきちんとしていれば、ソファ本来の寿命よりももっと長くお使いいただけることもあります。また、ソファの設置場所や使い方によっても寿命の長さに影響が出ることがあります。
直射日光・エアコンを避けて設置する
窓際にソファを設置する場合は、ソファに直射日光が当たらないようにご注意ください。直射日光が当たると、紫外線の影響を受けてソファやカバーの素材が劣化したり変色する可能性があります。レースカーテンなどを使用するのがおすすめです。
同じ場所に長く座り続けない
素材に応じたソファカバーのお手入れをする
ソファカバーが汚れてしまった場合は、生地の種類に対応したクリーナーを使用して汚れを拭き取ります。クリーナーによって生地に影響が出ないか、事前に目立たない箇所で試しておくのがおすすめです。
中材のお手入れをこまめに行う
a.flatのすべてのソファは、クッションがソファフレームから独立したセパレートタイプを採用しています。一体型ではないからこそ、へたりの軽減に重要なクッションのお手入れのためが簡単に行えるようになっています。
クッションのお手入れは、ポンポンと軽くたたいて十分に空気を含ませるようにしましょう。風通しして湿気を抜くことも大切です。こんなお手入れができるのもセパレートタイプの利点です。一体型のクッションでは、これほど簡単にお手入れをすることはできません。
組立式ソファは定期的にネジを確認する
組立式ソファの場合は定期的にネジが緩んでいないか確認しましょう。ネジが緩んだまま使用すると、ソファの破損や歪みの原因にもなりますのでご注意ください。また、ソファから軋む音が鳴る場合も、一度組立ネジを緩めてから再度締め直すと解消する場合もありますので、軋み音が気になる場合はぜひ一度お試しください。
メンテナンスしてソファの寿命を長くする
古くなったり壊れたりしたら新しいソファに買い替えるのも、確かに一つの方法かも知れません。しかしメンテナンスができるのであれば、使い慣れたお気に入りのソファをまた使い続けることができます。これからの永い人生をともに過ごせる家具になるために、a.flatでは家具のメンテナンスにも力を入れています。
パーツ単位でメンテナンスや買い替えができる
ラタンやヒヤシンスの色味が薄くなっても再塗装できる
ラタンやヒヤシンス素材のソファは、長くお使いいただいて色褪せてしまっても、a.flatサービスセンターにお預かりして塗装メンテナンスを行うことができます。また、折れてしまったラタンや表面が剥がれてしまったヒヤシンスの簡単な補修も可能です。適切にメンテナンスすればソファの寿命も長くなり、より長く使い続けることができます。
紛失した部品の注文ができる
a.flatは家具の部品もしっかり管理しています。例えば引っ越しの際に部品を紛失してしまっても、部品のみの注文も承っているため安心です。家具を長く使い続けることができるよう、a.flat部品のご要望にもお応えできる体制を整えています。(一部商品を除く。お取り寄せが必要な部品など、お時間をいただく場合がございます。)
まとめ
今回のコラムはいかがでしたか。ソファは頻繁に買い替えるような家具ではないため、できるだけ長く使いたいものです。寿命の長いソファを探すポイントや寿命の長くなるソファの使い方を参考に、是非a.flatのソファをご検討いただければ幸いです。
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a.flatのソファ作り~丹念な作業により価値を宿す~
a.flatのソファ作り~丹念な作業により価値を宿す~のページです。2001年、ラタンやウォーターヒヤシンスが栽培されるタイ・スパンブリ地区にてa.flatソファのモノづくりがスタートしました。かつて、たった3人の職人の手によって作られていたソファも今では100人を超える職人により、ひとつひとつ丹念な作業で作られています。産業の発展や雇用の創出を通じて、地域社会に貢献することがa.flatの誇りでもあります。